まあ、昨夜大阪に入ったのですが・・・松本−長野−高崎−新潟−東京−大阪とよく移動した一日でしたなあ・・・
考えれば朝の8時から夜の9時過ぎまで、新潟での2時間の打ち合わせを除けばずっうっと移動していた訳ですわ。11時間移動したらアメリカ(西海岸)行けるんとちゃいますか?

この写真は新潟へ行ってたという証拠のようなモンです・・・ 橋の欄干越しに、重要文化財の万代橋とその向こうにそびえる朱鷺メッセが見えてますね。(って書いたものの万代橋なんて見えてませんなあ・・・)

大阪へナゼ帰ってきたのか・・・
一人暮らしの老母に月一の帰阪を約束しているのですが、今月はこの土日に最近こってる落語をからめて帰ってきたワケです。

 EURO2008 オランダVSフランス


そうそう、
今朝は早朝に一度目覚めてEURO2008のオランダ×フランス戦の後半途中からテレビ観戦しましたよ。
ワールドカップアジア3次予選のタイ戦も今晩あるし、なにかとサッカー魂が揺さぶられる季節となりました。
先におこなわれたオランダ×イタリア戦も観戦していてキレキレのオランダに感動!! もともとオランダファンですので、今日も寝ぼけ眼(まなこ)でテレビをつけたました。
「おっ、2−0でオランダリード!! 前試合欠場のロッペンも元気でフィールドを駆けあがっていますよ!!」
少し目が覚めそうになったところで、アンリが蹴り込みました!!

2−1 !!

ワールドカップ以来ご無沙汰のフランス代表ドメネク監督が喜んでいます!!

この哲学者然とした監督は見ているだけで面白い!! 動作がいちいち面白いんですよね〜。
第一、こんなにサッカー監督らしくない人は珍しい!! リアクションも独特だし、一押しですよ。
このドメネク監督がフランス語でしゃべりまくるだけで「爆笑レッドカーペット」に出ても満点とれるんじゃない?!
ところが、ドメネク監督の喜びもほんのつかの間でしかありませんでした。
観る度に前頭部が薄くなっているロッペンが強引に角度のないところから蹴り込んでゴ〜ル!!

3−1 !!

さらにロスタイムにもファン・ニステルローイが起点となってスナイデルが振り向き様にミドルシュートを放ち、

4−1 !!

いやあ、驚きました!! イタリア相手に3−0、フランス相手に4−1とは・・・ カテナチオ、鉄壁の守備を誇り、そこを突き破っても塗り壁GKブッフォンが立ちはだかってるイタリアと、このところ無失点試合を続けていたフランスから計7点を奪取するとはね!!
グループCはオランダが一位通過を決めて、6月17日にイタリアとフランスがグループリーグ突破をかけて激突することになります。
イタリア×フランスといえば、2006ワールドカップの決勝戦じゃないですか!! こりゃあ、観ないワケにはいきませんなあ・・・

夜のワールドカップアジア3次予選のタイ戦も結構ハラハラしながらの観戦となりました。スタンドにバンコク駐在中の従兄弟家族がいないかなあ・・・と探しながら、「それにしてもタイもなかなか成長しとるゾ」と気を引き締めつつね。
結果的には日本のお家芸ともいえるコーナーキックで2得点、控えにまわった悔しさ爆発の中村憲剛の1発炸裂で3−0といわば完勝したものの、日本代表に一抹の不安を感じたのは私だけではないでしょう・・・。


といったサッカーTV観戦の合間には、やはり落語にお出かけしたのでした。

 アゼリア呉服座寄席 「三喬・染二ふたり会」

家から歩いていける池田市民文化会館で開催されました「アゼリア呉服座寄席 三喬・染二ふたり会」に行ってきました♪

左が林家染二(そめじ)師で、右が笑福亭三喬(さんきょう)師です。お二人共にほぼ私と同年代です。三喬師は学年がご一緒ですなあ・・・
同年代のお二人は今や輝ける中堅でございまして、三喬師は昨年度の天満天神繁昌亭大賞受賞者!! 片や染二師は本年度の同大賞受賞者!!なのでございます。

呉服座(くれはざ)寄席というのは、今は犬山の明治村に移築された呉服座の寄席ということです。
昔、写真左の呉服座が池田の猪名川沿いにあったんですな。この劇場では芝居と共に寄席も興行されていたんだそうです。アゼリア寄席には写真右の「お多福」が輪になった面白い紋の入った旗が翻っていました。係りの人も入り口でこの紋入りの法被姿でお出迎えです。

実は先週日曜日に池田市民文化会館にチケット申し込みの電話をしました。
「チケットありますか?」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。(と言いながらゴソゴソ音がしてかなり待たされる)あ、ありましたよ。最後の一枚!!」
となんとか1枚ゲット・・・しかし、その席はサスガ最後の一枚だけに最後列の一番端の席でした。


林家染二  「湯屋番」

笑福亭三喬 「短 命」

林家染二  「らくだ」

お仲入り

笑福亭三喬  「高津の富」

勘当された若旦那が風呂屋の番台で妄想にふけるという「湯屋番」はにぎやかな染二師のニンにあった噺ながら、美人薄命ではなくて美人の旦那は薄命だ、という三喬師の「短命」はじっくりと腰の入ったしゃべりっぷりで、こりゃ三喬師の方がええなあ・・・と思いかけた途端の染二師の「らくだ」!! ご存知長屋の嫌われ者の「らくだ」が死んで、兄貴分の脳天の熊五郎が通りかかった屑屋を使って葬礼の準備をするというお噺ですが、いやあ染二はん!! スゴいがな―!! 特に後半の屑屋が酔って豹変するくだりは身を乗り出す素晴らしさでした。是非、通しで聴いてみたいもんです。
(近々、大阪では染二師の「らくだ」通しの会があるみたいですよ♪)

中入り後には三喬師の「高津の富」富くじがあたるという楽しい噺ですな。あたったら半分やるといわれていた宿屋のあるじが、客人が一等の1,000両あったったとしり・・・
「うれしいなあ♪ よ−し、大きな料理旅館に建替えるぞぉ!! 料理で勝負や、鮎の使いまわしなんかせえへんぞお!!」
船場吉兆ネタで爆笑をさそっていました。
三喬師は「短命」でも婿が次々死ぬ理由を「硫化水素ですか?」などと時事ネタのくすぐりをたくさん使って笑わせてくれます。
ご両人共に、東京に来られたら是非行きたい噺家さんですね。

 池田市鉢塚

終了後は老母の買い物にお付き合い、鉢塚でユニクロやジャパンをのぞきました。家から鉢塚に抜けるには、公団の緑ヶ丘団地を抜けるのが一番なのですが大工事中ということで大回りせねばなりません。
帰りは厄神さんを通って水月公園にまわりバス道に出ることになりましたが、学生時代からの懐かしい風景が残っておりました♪

途端にタイムスリップしてしまうような光景でした。
懐かしい人もいますでしょ!! 下の銀のトタンで覆った茅葺屋根の民家も健在でした。