高齢者向けシェアハウス

住宅産業新聞社の記事。

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東建コーポレーション、高齢単身者世帯向けシェアハウス型賃貸を本格展開


東建コーポレーション(名古屋市中区、左右田鑑穂社長)は2012年中にも、
高齢者向けにシェアハウス型賃貸住宅を本格展開する。
少子高齢化によって高齢単身者世帯が急増するのを見込んだ。
まずは、経営資源を関東と名古屋に集中させて、
高齢者向けシェアハウス型賃貸住宅市場の新規開拓を行う。
同エリアでビジネスモデルを確立させ、順次、販売エリアを全国に広げる予定だ。

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シェアハウスっていうと、

基本20代30代の単身世帯をターゲットにした物件が現在主流であるが、

こちらは、

シニアの単身者をターゲットにした物件とのこと。

いつかは、どこかがやると漠然と思っていたが、

以外に早く来たな〜と思っちゃいます。

個人的に気になるのが、、、

以下のポイント。

■ポイント1

これは老人ホームとは違うのですか?

おそらく単純にシニアの方々が集まって住みましょう♪

というものではなく、

多様な面でのサポートがあると想定されますが、

そうすると老人ホームと何が違ってくるのか?

そのあたりの線引きをどう引くのか気になります。

■ポイント2

これはビジネスとして、

成り立つのか?成り立つか成り立たないかでいえば、成り立つであろうが、

収益性の高いとはちょっと思えない。

というもの、

たぶんシニア層のシェアハウスは、

20代30代の層のシェアハウスと違って、

運営の手間が非常に掛かるはずである。

そのあたりをどう考えているのかな〜

単純に賃料の跳ねるのか、

それともローコストオペレーションの秘策があるのか。。。

■ポイント3

そもそも、

シニア層にシェアハウスという概念が成り立つのであろうか?

20代や30代であれば、

新しい価値観などを比較的簡単に受け入れることができるが、

シニア層に新しい価値観を受け入れることが出来るのだろうか。。。

当然、受け入れる人はいるが、

それが一つのマーケットとして成り立つくらいの人がいるのだろうか。。。

単純に簡易版老人ホームといった方がすんなり受け入れられるような。

変にシェアハウスとか変な横文字を使わない方がしっくりくるな。

■ポイント4

これ、リーシングはどうするんだろう?

シニア層がネットに強いとも思えないし。

リアル媒体かな?折込チラシ?1件1件訪問営業?

どうするんだろう。

■ポイント5

運営ノウハウはあるのかな?

介護施設や老人ホームの運営を手がけた経験のある業者が

運営するのであれば、

何かしらのノウハウはあると思うけど、

東建コーポレーションがあるとは思えない。

おそらく、運営は別会社だな。

シニア層であれば、

当然、死亡などの事態も想定されるが、

部屋で死亡した場合のリスクとかってないのかな?

部屋で死亡した人に次に、そこの部屋に入ろうとはなかなか思わないよな〜

そういったところなど、

20代30代のシェアハウスとはまったく異なったノウハウが必要ですね。



ちょっと懐疑的なことを多く書いてしまいましたが、

基本的には大賛成なビジネスです。

是非、成功して頂きたい。