ゾンビ、カンフー、ロックンロール このページをアンテナに追加

2017-06-19

史実に忍び寄るマヌケパトリオット・デイ史実に忍び寄るマヌケ『パトリオット・デイ』を含むブックマーク

私たち日常をそのまま切り取り映画にしてみたとする。すると特に気にも留めていないどうでも良い事柄が、実はマヌケであったと気づくだろう。

街を走る右翼がノビノビになったカセットでビロビロとした奇妙な軍歌を流していたり。軍歌だと思っていたらジャイアントロボテーマ曲だったり。

ハンズフリー携帯電話で話ながら歩いている人も耳にささったイヤホンが見えなければ(見えるまでは)狂人にしか見えない。

身なりは変では無いのに周囲の人を怒鳴りつけながら歩く女性

道を横断するゴキブリ気づき変に甲高い声を出してしまサラリーマン

目の前をブンブンと飛び回る小蝿をはらっている人や、クモの糸がフワッと顔にかかった人も遠目からは突然オカシナ行動をしている人にしか見えない。

映画パトリオット・デイ』は2013年にボストンマラソンを襲った爆弾テロの事件発生から犯人逮捕までを描く、サスペンス映画だと言えるだろう。

しかし、実際に起こった史実をそのまま映画化しているのか、妙なリアリティを持つ人物がふと現れて消えていく。

「ここはアタシの場所からね! 動く気は無いよ!」という、限りなくオッサンに見えるオバさん。

激しい銃撃戦になんとか加勢しようとトンカチを投げる人。

監督ピーター・バーグの本作における勝利は、これら普段生活に紛れ込むマヌケ面白さを発見したことであろう。

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2017-06-03

棒切れの話『アシュラ棒切れの話『アシュラ』を含むブックマーク

あだ名残酷なのは、時にその人物ネガティブな部分を如実に言い表してしまうことだ。

「棒切れ」。木にくっついていれば、視界の外から突然現れてビックリさせるし、折れて道ばたに転がっていれば何の役にもたたないが、誰かをブッ叩こうという時には便利だ。しかし、ささくれが手に刺さって多少不愉快な思いもする。

アシュラ』に登場する「棒切れ」はジャンキー穀潰しだ。

汚いアパートの角から突然現れる。市長に不利な証言をしようという証人を陥れて海外に送り出し、その報酬を手にするや、その場の空気もわきまえず一発キメてぶっ倒れている。刑事殺害の罪をなすりつけようとしたら、薬が切れて正気に戻り慌てて保身に走る。

そんな男を表わすのに「棒切れ」以上の言葉があるだろうか?

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2017-01-23

沈黙サイレンスー』の愛 『沈黙 ーサイレンスー』の愛を含むブックマーク

沈黙サイレンスー』鑑賞。

劇中で何度も繰り返される「愛」は私達が恋人家族、伴侶に対して思う「愛」と全く同じものだ。妻や夫、パートナー恋人自分の子供や両親、親戚へ向ける愛情楽しいデートに晴れやかでウキウキとした気持ちになり、家族の死には涙を流す「愛」を宗教信者自分の信じる神へと寄せる。

と、考えれば「布教」という行為自体傲慢に思えてくる。

たとえば。「オマエも私が愛する恋人を私が愛するように愛せ!」と迫ってくるのはスワッピング目的セックス愛好家くらいなものだろう。

では、映画好きが他人自分の好きな映画自分が愛するように愛せ、と迫るのはどうだろう?

セックス愛好家ほどでは無いが、本質的には同じ、傲慢愛情表現に思える。

私も過去にそういう傲慢愛情強要をした。あれは傲慢だった。ハハハ

私の傲慢さは、拒絶され続け「もういいや……」という境地に辿り着いた。しかし、それでも愛の発露は止められない。その結果、こうしてブログなぞという1円にもなりゃしない場所で、仕事をサボって愛を溢れさせているワケである

で、あれば。『沈黙サイレンスー』のアンドリュー・ガーフィールドや、先んじてリアム・ニーソンがたどり着いた境地は、私よりもさらに先にある幸せではないだろうか?

から他人に愛が伝わるとは思っていない。もはや諦めの境地にはいるが、自分の愛は止められない。しかし、自分けが自分の中だけで愛を育み、愛に生きる。誰にも伝えず「沈黙」したままで。

私がついブログにこうして映画への愛をしたためてしまう、その先に『沈黙サイレンスー』の“黙する愛”があるのかもしれない。

今はまだ、そこに到達したくないけど。

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2016-08-31

2016年8月に見た映画 2016年8月に見た映画を含むブックマーク

どーも! エンタメ味音痴でぇ〜〜す!

よろしくぅ〜〜→ https://filmaga.filmarks.com/articles/809/

『アンフレンデッド』

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5人の高校生がネットいじめが元で自殺した少女のアカウントから執拗な脅しを受けるサスペンスホラー。全編、主人公少女が使うPCのモニターのみで進行していく。スカイプにフェイスブックにメールにITUNE選曲までが恐怖演出に組み込まれているのが見どころ。途中、ITに強いオタク(でぶ)がウィルス除去ソフトを全員にダウンロードさせ、一時的にではあるが“幽霊アカウント”を追い出す。アメリカ幽霊はとことん物理攻撃に弱い。

『ハイ・ライズ』

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JGバラードの同名原作小説映画化。タワー・マンションの階層がそのまま階級の格差になっていき、停電によって下層の暴動が起こって文化レベルも変わっていく。原作はほぼ原始人みたいになって「せんたっきってなんだっけ……」みたいになるのだが、映画では中世くらいの文化レベルに。ミニマム・トゥ・マキシマムで小さな社会を描きながら世界全体を象徴させようということなんだと思う。たぶん。しらないけど。

『國士参上!!〜昭和最強高校伝』 1話/2話

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国士舘大学付属高校卒業生による学閥映画。『パッチギ! LOVE & PEACE』で「国“土”館高校」として悪役に回らされたことが気に入らずに作ったということだ。しかし、元不良によるイイ湯加減の思い出話から一歩も出ていない。劇場には国士舘エンブレムを付けたジャケット着用のOBたちが勤める案内係と、カタギには見えない観客たちが「おお!久しぶり!」などと挨拶をしていたので、学園祭ででもやってくれという思いを抱かざるをえなかった。

X-MEN:アポカリプス

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『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』から続く仕切りなおしで、80年代にシリーズ人気を不動のものとしたメイン・メンバーがようやく出揃った感のある最新作。分子構造を操れるという、およそ考えうる限り最強のパワーを持ったミュータント「アポカリプス」と、ストーム、サイロック、エンジェルアークエンジェル)、マグニートの「フォー・ホースメン」vsX-メンの戦い。ド派手なパワーが激突する2時間半の長丁場をかっさらうのはクイック・シルバーである。X-マンション爆破の危機を、終始フザケながら救う様子こそ、本作一番の見どころだろう。

ゴーストバスターズ

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メンバーを女性シフトした新生ゴーストバスターズヒロインは、クリス・ヘムズワース

コチラ見てみてねー>https://filmaga.filmarks.com/articles/842

ソング・オブ・ラホール

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パキスタン。イスラム原理主義の台頭によりコーランで「好ましくない」とされている音楽が衰退し、音楽家消滅危機に陥ってしまう。そこで、パキスタン特有楽器を使いジャズ演奏世界アピールを始める。効果はテキメン、アメリカリンカーンジャズセンターよりセッションコンサートの誘いを受ける。本作は、そのコンサート当日までのてんやわんやを追っていく。見た人全員が胃をキリキリと痛めたであろう、シタール奏者をめぐるドタバタが、もう! ほんとに! ねえ! それに引き換え、呑気で太くで本番に強いタブラパーカッション)奏者じーさん3人組のグルーブ感には尻が自然と揺れる。

ジャングル・ブック

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ディズニーアニメ版ベースにした実写リメイク。変更はそれほどドラスティックものでは無いが、見事に根幹的なテーマは塗りつぶされて、似てはいるけれど全く違う代物に成っている。

イレブンミニッツ

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スコリモフスキ新作。さまざまな人々の11分間を解体し、構築しなおし、積み上げて、壊す。観ている途中から絶対にイヤな終わり方だろうなぁと思わせる臭気が芬々と漂い、不穏さをおなかいっぱいに味わうこととなる。

『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』

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まり、「亀が人状になって、しかもニンジャでニューヨークの下水に住んで、悪のニンジャ宇宙人、サイやイノシシの怪人と戦う」映画なワケで、そこにリアリティなんて微塵も必要無い。ワイヤーフレームで敵の要塞を表した画像にピピピっと分析する風な音が鳴り「クランゲ」と出たなら、それは「クランゲと要塞テクノドームである。これこそマンガ映画化の正しい姿だ。

ライトオフ

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電気を消した暗がりの中だけは自由に動ける幽霊。という明確な設定があるために、「おばけ怖い」から「おばけ倒しちゃる!」へシフトし、ホラーアクション映画になっているのが大変素晴らしい。

『A Flying Jatt』

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聖なる樹の精霊が乗り移った小学校の体育先生が、スーパーパワーを発揮して悪者と戦うインドのスーパーヒーロー映画敵役にリクタス・エレクタスことネイサン・ジョーンズが出演。インド映画上映グループ“SPACE BOX”さんによる英語字幕上映。“ぶつ”“おなら”などのフィジカルギャグに来場したインドちびっこ大爆笑! ヒロインのジャクリーンフェルナンデスにお父さん大興奮! で、劇場が揺れに揺れる大変素晴らしい映画。もうね。おならブーで劇場ドッカン! とか幸せ過ぎでしょう! おなら二発目がブヒョーみたいな若干ウェットなのとか笑い過ぎで死ぬかと思った。

スター・ウォーズ クローン・ウォーズ ロスト・ミッション』(全13話)

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打ち切りが決まる前の時点で、すでに作られていた13エピソードを収録したBD。「オーダー66」をめぐる陰謀や、銀行が共和国連合にカラ手形出してすっとぼけたり、といったツラくて暗い話と、ジャージャー・ビンクスのロマンスという誰も望んでいないエピソードが続く。

『ズーランダーNo.2』

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前作も銀座シネパトスでのアリバイ公開のみだったと思うが、続編はすでにソフト・スルーという憂き目に会っている。しかし「ズーランダーの続編!」で思い浮かべる作品に対する期待値は上回っている。ベネディクトカンバーバッジの「オール」最高。

『ヘルケバブ』

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トルコのホラー。山奥の廃警察署に巣くう謎の邪教集団に襲われるオッサン、という話。前半のフリがタルいが、不気味集団が登場してからの後半、一気にテンションが上がる。特に拷問センスの良さが光っている。パースペクティブの狂った個性的身長の邪教リーダーは暗い画面に映える。

『笛を吹く男』

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童話ハーメルンの笛吹き男」を、二次大戦終戦直後の韓国山間部の農村に置き換えて翻案した作品。もともと気分の良い話では無いのに加え、実写の人間が演じることでイヤさ倍増。最高にイヤな気持ちにさせてくれる。

『グッドナイトマミー』

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包帯ぐるぐる巻きで帰ってきたお母さんに困惑する双子兄弟。ドイツの農村部のじっとりした湿度をカラカラに乾いた視点で見せていくのがオシャレなミステリーホラー

バズビー・バークリーの集まれ!仲間たち』

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1930年代から40年代にかけてミュージカルの振り付け師として活躍したバズビー・バークレーの1943年の監督作。しつこいくらいのアクション繋ぎで続いていくミュージカルが楽しい

『Raman Raghav 2.0

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70年代にインドで実在した40人以上殺した連続殺人鬼に着想を得て作られたミステリーホラー。人を殺すことにあまり頓着しないサイコパスと、警察官じゃなければやくざにしか成りようが無い不良警官、という見たことのある設定だが終盤で一気に跳ねる。歪さゆえに孤独であった2人が出会い、歪さゆえに共鳴する。コミック版『殺し屋1』オチを思わせる異形の魂の焦がれるような出会いが傍目には地獄という素晴らしさ。

『Phobia』

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広場恐怖症の画家が移り住んだアパート怪奇現象に襲われるホラーなんだけど、芯になる部分で、とあるサブジャンルが通っている。これをバラすとネタバレになってしまうので、みんなIFFJで字幕上映を観よう! 面白かったよ!

『Ungli』

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不正がはびこるインドで、賄賂要求する役人政治家にこっぴどいイタズラを仕掛ける「中指ギャング団」の活躍と彼らを追う警察のアクション映画。制作者(や、インド人)はよっぽど公務員の不正に腹立っているのだなぁ。もう役人政治家滅多クソに嫌な目に会う。この光景にインドの観客は溜飲を下すのであろう。日本リメイクを切に願う。

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2016-08-01

2016年7月に見た映画 2016年7月に見た映画を含むブックマーク

邦画ががんばってる月間。国際Dシネマ映画祭ロケーション、混み具合、映画のチョイスが好み。あと、在日インド人の方たち用の映画上映に初めておじゃました。30分前に劇場についたら施設の人が「まだ主催者の人、来てないんですよ〜」と洗礼を受けたのだった。

『日本で一番悪い奴ら』

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『凶悪』の白石和彌監督新作。日本警察最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」を元にした映画。スコセッシの『グッドフェローズ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などが引き合いに出されているのも納得のアッパー系な犯罪映画。やはり人間に生まれてきたからには一度くらい、開放的で爛れたセックスに溺れ、高級酒をシャワーの様に浴びながら、手裏剣の様にお金をシュシュシュっと撒きたいものだ。

葛城事件

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死にたいけれど怖くて自殺が出来ないから死刑にしてもらおうという犯罪者が生まれる過程を描く。宅間守酒鬼薔薇、秋葉原の通り魔事件などがイメージの原泉であろう。『羊たちの沈黙』以降、「頭が良くて人を殺すことも良心の呵責なく行えるサイコパス」という殺人鬼像が人気だが、そういった風潮に対して「そんなカッコイイもんじゃねえぞ!」というワケ知りオッサン的な説教はやはりグッタリする。しかし「ニートでマザコンで声優志望だけど、特に何か活動をしているワケでは無い」という殺人鬼像は哀しく切ない。そして何よりも滑稽。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』

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整合性が取れていて突飛さが無い夢の話くらいつまらないものも無い。新キャラ「時間」のサシャ・バロン・コーエンも無駄使い感が強い。ジョニー・デップエキセントリック芝居は、もはや「ジョニデ風」としか表現しようの無い、ジョニデジョニデっぽい感じで出ているだけに見える。ただ、アン・ハサウェイが手をひらひらさせる過剰に優雅な様子だけは相変わらず面白い

ウォークラフト

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おっきいわんわ。RTSゲーム映画化アメリカでは惨敗だが中国で大ヒットだそうな。剣と魔法の世界でオーク軍と戦う人間/ドワーフエルフ連合軍という話。なに一つとして目新しさの無い、しかし古典にも成り切れない、普通に作ったバーモントカレーの様な映画。「豚肉が角煮みたいにデカいしホロホロ」とか「5年煮込み続けた超熟成」みたいな突出さが一切無い。ただ、突出さの無い普通のカレーが食べたい時だってあるワケで、時と場合によっては安定感のある映画だとも言える。

ブルックリン

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ジュブナイル版の『キャロル』みたいな映画。アイルランドの田舎町からニューヨークへ出稼ぎに来た少女の成長話。特別に目覚しい出来事は起きないものの、ゆったりと振動するような繊細な心の揺れが優しく切ない。ヤサセツ。終わり方もトゲがありつつ健やかで、鑑賞時間を気持ち良く過ごせる。

インデペンデンス・デイ リサージェンス』

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前作から20年の時を経て、色々とデカくなって帰ってきたものの、オツムの程度がそのままという浅知恵加減に加え、高度な知能を持っている意識生命体もバカという、異様にガタイだけはイイけど低偏差値な高校同士のケンカみたいな話になっている。アンジェラ・ベイビーが割とメインな役どころでの出演で終始目じりは下がりっぱなしではあった。

死霊館 エンフィールド事件』

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ジェームズ・ワン監督とパトリック・ウィルソンのおばけシリーズ、ヴェラ・ファミーガが出てる方。アミティビルをネタフリに使い切ってしまう贅沢さで、実録心霊モノの大ネタ、エンフィールドのポルターガイストを調査する。延々と誰かが居たり居なかったりし続けて2時間13分を駆け抜けるホラーライド。劇場で隣にギャル2人組みが座り丁度良い加減でビビッドに反応したりツッコミ入れたりするのが聞こえながらのギャル4DX鑑賞。暗がりの気配に誘われて起きてしまった末っ子に「ドア閉めて寝ろ!」ってツッコンでて「サムライマジでチョーそうおもう〜!」と賛同しながら楽しく観た。ギャルかわいい。

ファインディング・ドリー

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おすなはくしゅくしゅしてすきー。記憶障害を持つドリーが小さな頃に生き別れた両親を探す旅に出る。記憶が保てないので後悔をすることの無いドリーは、無鉄砲で場当たり的だが行動に移すまでが早い。という設定はアクション映画において非常に有利に働く。アクションに継ぐアクション、危機また危機。しかし、ピクサーはちっちゃい子供をスゴく恐ろしい存在として描くよね。

『シング・ストリート 未来へのうた』

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アイルランドのダブリン。不仲な両親の元、金欠で荒れた公立校へ転入させられた少年が気になる女の子のためにバンドを組む。80年代以降のMTV世代は音楽とはビジュアルを伴って、ようやく成立するものなんだよね。主人公のお兄さんのジャック・ブラック感がハンパなく、心の師匠として活躍する。ロックは魂だ!

『HIGH & LOW THE MOVIE』

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EXILEフランチャイズの不良映画。紹介記事書いてます。

>> https://filmaga.filmarks.com/articles/809

『ロスト・バケーション

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ジャウム・コレット=セラ新作。メキシコの隠れ家的ビーチでのサーフィン中に獰猛な人食いサメに襲われ、からがら岸から200メートルほどの岩場にたどり着くが、サメは狙いを定めて周回しているし、人はあんまりいない。満ち潮になれば岩場は沈む。どうする!? という話。序盤に張り巡らせたフリを回収しながら、最後の最後にデッカイ嘘をついて狂喜させてくれるジャウム節としか言い様の無い、スッポ抜け展開にもんどりうつ。さいこー!

ヤングアダルト・ニューヨーク』

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中年のアイデンティティ・クライシス。40半ばになると若い子らがわざわざレコードで音楽聴いたり、80年代的な洋服を着ている様子に、なんとなく不気味な思いを抱いてしまうのだが、そんな心象が克明に描かれる。80年代に青春時代を過ごした私(や同年代)にとって、80年代とは「忌むべき過去」になっていて、そりゃあ多少のノスタルジーはあるけど、一度は「ダサい!」と捨てた文化でもある。それを拾って集められて「クールだよね!」って言われても「そうなの?」と聞き返してしまう。サルエル・パンツってMCハマーだぜ!? って言ったところでMCハマーのダサさの説明からしなきゃいけないワケだし。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

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二次大戦終戦後、アメリカとソ連のにらみ合いと代理戦争、いわゆる「冷戦時代」にアメリカ国内で暗躍していると言われた共産党員狩り「赤狩り」の犠牲になった脚本家ダルトン・トランボの闘争。とは言ってもイデオロギーを声高にがなったり、押し付けたりするわけでは無い。「世の中の人々が仕事に応じて、それ相応に平たく幸せでいたいよね。」という考え方をしただけで迫害される時代に、超天才がどう立ち振る舞ったかが描かれる。不遇の時代にあったトランボを匿名で起用したRKOピクチャーのプロデューサー、フランク・キングジョン・グッドマンさいこー!)の広島死闘編の千葉ちゃんじみた啖呵がシビれる。

シン・ゴジラ

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賛否両論あるようだが、おおむね「賛」側が多いような気がする。ファンダメンタル的な「ゴジラとはこういうものだ!」という確固としたゴジラ像を持っている人にとっては、「否」なのは理解できる。うんうん。違う! けど、映画としてこれだけ面白く創りあげられてしまった以上、やはりこれは天晴れ! と言ってあげたい。

ターザン REBORN

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CG技術でアップデートされた、今日的な普通にターザン映画。大変面白いです。アレキサンダー・スカルスガルドのエロ線(足のつけ根から腰の方へ伸びる筋肉の谷間の線)が深くて鋭角でズボンからハイレグビキニ状に上へ伸びているのが、過剰にエロいマーゴット・ロビーが活発なジェーンにピッタリで微笑ましい。

『DOPE/ドープ!!』

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90年代のヒップホップに傾倒する、治安の悪い地区の公立高校の優等生が偶然居合わせギャングの麻薬取引現場の混乱で、大量のMDMA(エクスタシー)を押し付けられてしまう。という話。主人公が傾倒する90年代ヒップホップ(ATCQやディガブル・プラネッツ、ブラック・シープ)が、そもそもオラオラ系のヒップホップに対するカウンターとして生まれているというのが有機的に繋がっていくのが見事。

『Sultan』

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『ダバング 大胆不敵』のサルマーン・カーンが毎年ラマダン明け(イード)に公開する新作、今年の1本。惚れた彼女のためにレスリングを始めた男が、メキメキと頭角を現し頂点を極めるも慢心から彼女にフラれてドン底に落ち、そこからまた這い上がる。『ロッキー』で言うと「1」と「2」が合体した様な映画が、多彩なミュージカル・ナンバーに彩られて約3時間にまとまっている。つまんないハズ無いでしょ!?

『ニュー・クラスメイト

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毎年、埼玉のスキップシティで開催されているデジタル撮影の映画を集めた「Dシネマ映画祭」長編コンペ作品でインド、ヒンディ語映画。映画大国なので、スター主演の派手な大作ばかりでは当然無く、ささやかな作品もある。これは「ささやか」な方。勉強がんばっても、どうせどうにもならないとペシミスティックになっている娘を奮起させるため、娘のクラスに編入したお母さんの奮闘。校長先生が朝礼でブラブラしている生徒をたしなめるジェスチャーエスカレートしていく様子で爆笑。健やかで楽しい作品。

ファミリー・ジャンブル』

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「Dシネマ映画祭」長編コンペ作品でイタリアの映画。同級生がみんな離婚家庭で、お父さん、お母さんそれそれからプレゼント貰ったり、それぞれとバケーション旅行に連れて行ってもらってるのが羨ましい円満夫婦の息子が両親を離婚させようとするコメディ。馬の興奮剤を父親と取引先の美人に盛るという手法がイタリアン(なのか?)。とはいえ、清々しい話に着地する楽しい映画。

『アンダー・ヘブン』

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「Dシネマ映画祭」長編コンペ作品で、カザフスタンと中国に挟まれた中央アジアのキルギスの映画。旧約聖書カインアベル」を元にした兄弟の嫉妬話。人生初のキルギス映画なんだが、これが見事に低予算邦画みたいな、解り易い暗喩や象徴表現のオンパレード。しかし、唐突にギャグをブッコむのが面白い。太ったギャングのボスが、そうとは悟られない様に「私はオペラ歌手なんですよ。〜〜(ひとしきり歌う)〜〜ほらね?」とか。

ドクトル・ジバゴ

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デビッド・リーン監督作。4Kリマスター版での上映。長い映画は映画館に自分を追い込まないと最後まで見ないので、この上映機会に見てみた。初見。ロシア革命に翻弄される若き医師と2人の女性を追う壮大な物語。当たり前の様に面白かったので意を決して観ておけて良かった。朝の映画館は老人率高くて、この上映はより長く時間が潰せるからか、満席での鑑賞。龍角散っぽい香りが劇場に満ちていた。

ドラゴンへの道』『燃えよドラゴンディレクターズ・カット)』『死亡遊戯

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新宿ピカデリー8周年という、微妙な経年を記念した特集上映でブルース・リー主演作『怒りの鉄拳』以外4本の上映で、「危機一髪」以外の3本を見てきた。ピカデリーでも大きめの2番スクリーンの上映で、特にリーのクローズアップから始まる『ドラゴンへの道』はいきなり心拍数が上がる。別に初めてというワケでもないし、何度も何度も観ているもの(今回は英語吹き替え音声だったりバージョンとしては比較的レアだけど)なのだが、しかし、それでも。やはりスクリーン映えするよね。リー。

『鬼談百景』

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『残穢 -住んではいけない部屋-』の実録ホラー作家「私」の元へ届いた様々な幽霊話10話を紹介していくというオムニバス形式のスピンオフ。最初の1本目が中村義洋監督、最後の1本が白石晃士監督。この2本は安定感すらある。間にはさまった8本を新鋭/中堅監督4人(安里真里/内藤瑛亮/大畑創/岩澤宏樹)が担当。この8本はさすがに出来のバラつきあったかも。良かったのは「一緒に見ていた」「空きチャンネル」「尾けてくる」「続きをしよう」「赤い女」。心霊小話は突き放される感じがMっ気を刺激してくれて夏の夜にぴったり。

『アノマリサ

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チャーリー・カウフマン監督最新作はストップモーション人形アニメ。徹底して常套展開を嫌うカウフマンらしい、しかし相変わらず内向きで陰鬱で暗澹たる人生を嘲笑して、さらに鬱になるような気分が描かれる。『脳内ニューヨーク』にもあった、キリが無いパラノイア感が楽しい

ナイト・ビフォア 俺たちメリーハングオーバー

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観ている途中に「何見てるの?」と聞かれ、このタイトルを口に出して答えたのだが途中から自分が全く意味の無い単語の羅列を喋っていることに気付いてふき出してしまった。男同士の友情と、大人への成長を面白おかしく、いつものセス・ローゲン映画。

モンスター 変身する美女』

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のっぴきならない理由でイタリア一人旅をしている青年が魅力的な女性に出会うのだが、数千年生き続けている怪物が変身している姿だった。という異形の愛なお話。恋愛模様もヒネリが効いて楽しいし、怪物造詣が割りと本格的で良い。

『ストーミー・ナイト

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日本語字幕で見れるインド映画シリーズ。そこそこな豪邸で、嵐の中一人留守番をする美女。ニュースでは近隣に出没する連続殺人鬼が報じられる。そんな中で奇妙に人なつっこいオッサンがしつこくドアベルを鳴らしてくるのであった…… というミステリー。このオッサン、しつこさで恐怖を煽るんだけど、本当にしつこくて30分延々とドアの前で何かとドアベルを鳴らすのが最高にイライラする。イライラが募ったところで終盤一気に展開するのが気持ちいい…… か? と問われれば、そーでもねーぞ!こんにゃろー! 90分程度の短い作品だが体感は3時間越え。

『バトル・オブ・モンスターズ

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フィリピンのアクションホラーケンカ別れした彼女を追って田舎町に来たら、吸血鬼軍団が襲ってきた。という話。吸血鬼軍団が普段は屠殺を請け負う部落を形成し、人間社会に馴染んで暮らしている。なので吸血鬼のボスが、白いビニールエプロンにランニング姿の屠場の親方然としているのが楽しい。そこそこテンポが悪い。

ケージ

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ハロウィンの夜、ベビーシッターをしていたら生の豚皮マスクの集団が襲ってくる。という、少なくとも10本は見たような話。後半にサスペンスがぴょんと跳ねて面白くなるまで、本当にいつものいつもの…… という感じでたるかったが、なかなか楽しめた。

インターセプション 盗聴戦』

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アラン・マックの盗聴シリーズ第3弾。貧乏人が持っている土地の権利を買いあさってデカいマンションを建てようという計画に群がる役人、商人、ヤクザの情報戦。なんだが、後半で大アクションなだれ込むのは、本当にサスガとしか言い様が無い。ヤクザの切ない仁義と友情話も相変わらず上手い。写真は賢者タイムのヤクザたちの様子。

『Baaghi』

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トニー・ジャーアクションをパクれる身体能力を持つインド・イケメン、タイガー・シュロフの新作。今度は『ザ・レイド』をパクりやがった。ただ、インド古来の格闘技カラリパヤットをフューチャーしているのは好印象。あんま使ってないけど。ベラベラした鉄板の鞭みたいので実戦が見たいところ。カラリパヤットの師匠が「カンフー? フッ…… インドで格闘技を編み出した達磨和尚が中国に渡って広めたやつな。」ってバカにするのは燃える

『Saala Khadoos』

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インド女子ボクシング・スポ根もの。跳ねっ返りのコーチに見出された魚売りの少女が女子ボクサーとして成長していくお話。少女がコーチに恋心を抱いてしまうのが、この手の話では珍しいかも。スポーツものは定石を外さなければ高確率で面白い映画になるが、本作もキッチリ面白く仕上げてきているのはインド映画の地肩の強さだね。

『Lady Terminator』

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フィリピンの女ターミネーター。『ターミネーター』1作目をほぼパクりながら、死なない設定に魔術の力があるとしたところにスッポ抜け感がある。景気良くバンバンおっぱい出してくるのは大変えらい。

『The Living Corpse』

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パキスタン1967年のドラキュラ映画。クレジットに「ブラム・ストーカーの原作に基づく」と出ている背景で、科学実験の末に吸血鬼になる科学者が出てきて「どこがやねん!」とつっこまずにはいられない。本編は歴史的な価値の方が高いのだろう。特典映像に南アジアにおけるホラー映画スタンスや歴史を紐解くドキュメンタリーが収録してあって、大変勉強になった。

『野獣戦争』

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原題は『Trouble Man』でマービン・ゲイサントラテーマ曲は大ヒットしたが、映画は凡作。粋な探偵ミスターTが自分を罠にハメた犯罪組織に復讐をする、というブラックスプロイテーションお手本みたいな話。ビリヤードがすごい上手くて、デカくてカッコいい車に乗って、いいスーツ着て、イイ女としけこむ探偵。

いろいろな酔拳の亜流

思い立って、酔拳の亜流を集中的に見てみた。あのスタイルを活かして、なおかつ有機的に物語に組み込んだユエン・ウーピンの手腕はやはり一流なのだと思い知る。

『Snake in the Monkey's Shadow』

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酔拳習ってイイ気になってケンカして破門されたら師匠が殺されて、復讐のために猿拳に弟子入りして酔猿拳を編み出す。

『Drunken Arts & Crippled Fist』

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酔拳の亜流。せむしの酔拳師匠に子供のころからカンフーを叩き込まれて育った青年が、町に出て悪者を成敗したものの、さらに強い相手が出てきたので師匠の奥義「せむし酔拳」を習う。

『World Of Drunken Master』

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酔拳の亜流。いつも対立してケンカばかりのコソ泥2人が惚れた彼女を追いかけて共に酔拳の師匠に弟子入り。厳しい修行の末それぞれ立派な使い手となり、協力して悪人を成敗する。

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