Slow Learner

2008-02-28

井の中の蛙大海を知らず、されど

22:11

とあるエッセイで、あの有名な「井の中の蛙大海を知らず」の後に

続く文があることを知った。

井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」と続くらしい。

インターネットで調べてみると、原典は荘子だそうで、「されど」以降

の文はどうも日本で付け加えられたものらしい。

いつ誰が付け加えたものか知らないが、洒落たことをするな、と。

「井」と「大海」のつながりから、連想されない「空」という要素を

引っ張り出してくる志向性がすばらしい。

この文があることによって、この全体の文の世界はぐんと広がっている。

この井の中の蛙くんの絶望感に光が差す。救いの手が差し伸べられる。

私たち「蛙」は「空の青さを知る」志向性をもつことによって、

いかなるも現実も異なる色の現実として認識することができる。

要はものごとをpositiveに考える、ということか。

「現実」って、英語では positive reality と表現するらしい。


井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」

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