小栗旬『銀魂』の魅力は「お祭り感」! 菅田将暉と橋本環奈も思わず納得


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小栗旬菅田将暉、橋本環奈

この夏の話題作『銀魂2 掟は破るためにこそある』(福田雄一監督)で主演を務める小栗旬、共演する菅田将暉と橋本環奈が取材に応じた。昨年、公開されたシリーズ第1弾『銀魂』は興収38.4億円を突破し、同年の実写邦画ナンバーワンに! 『銀魂』の魅力を、小栗は「お祭り感」と分析。菅田と橋本も思わず納得の様子だ。原作の人気エピソードである「真選組動乱篇」「将軍接待篇」を融合させた新作の見どころを語ってくれた。

■『銀魂』は日本で映画化するには、最高にいい題材(小栗旬坂田銀時役)

「日本で映画化するには、最高にいい題材だと思うんですよね」と『銀魂』の魅力を語る小栗。「日本だと、ハリウッドみたいに莫大な製作費はかけられないし、そうなると本当の意味で本気で作らないと、(成功は)難しいと思うんですよ。その点、『銀魂』は真面目とおふざけのふり幅があって、たとえCGが少しちゃちく見えても、それすら笑いのツボになってしまう。そういう可能性やエネルギーがありますね。もちろん、現場は真剣だし、結果にも期待している。福田監督を軸とした信頼関係も強いですし、だからこそ『とことん楽しんでやろう』と思えるのが醍醐味。そういうノリって内輪受けに終わりがちですけど、『銀魂』の場合は、原作自体にも飄々とした空気感があるので。これだけ豪華なキャストが集まってくれる点も含めて、ホントにお祭りなんですよ。新作も“すごい出し物”なんで、『夏だ、銀魂だ』って感じで盛り上がってもらえれば」

■小栗さんが“銀さん”として、真ん中にいてくれるのが大きい(菅田将暉/志村新八役)

そんな小栗の言葉に、菅田はこう付け加える。「やっぱり小栗さんが“銀さん”として、真ん中にいてくれるのが大きいですよ」。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『あゝ、荒野』2部作でのストイックな役作りも話題を集めたが「新八を演じるときは、いい緊張を保ちつつ、ダレた生活を送っています(笑)」と、役柄に合わせたアプローチを明かす。「前作はどこか肩に力が入って、仁王立ちな部分もあったんですが、今回は前のめりで肩をブンブン回している感じ。特に身近なふたり(小栗と橋本)が好き勝手やりやがるんで(笑)、ツッコミを入れる立場としては負けていられない。新しく生まれたツッコミワードもあって、新八として確実に進化した姿を見てもらえると思います」

■『なんで私、しゃくれの練習しているの?』って思いました(笑)(橋本環奈/神楽役)

人気キャラクターの神楽を体当たりで熱演し、コメディエンヌとしても一気に名を挙げた橋本。前作では衝撃的な“鼻ほじ”シーンも披露したが、「次は何をしたら、注目してもらえるんですかね?(笑)」と少々困惑気味だ。それでも新作では、男性キャストを圧倒する“しゃくれ顔”で前作のインパクトを軽々と更新している。「福田監督に『もっと、しゃくれて』って言われて、1週間練習しました。『なんで私、しゃくれの練習しているの?』って思いました(笑)」。もちろん、見どころは他にも。「神楽の戦闘スタイルがかなり増えたので、アクションシーンもぜひ見てほしいです」

銀魂2 掟は破るためにこそある』
8月17日(金)より全国公開

取材・文:内田涼