『東京都戦災誌』ほか

東京都戦災誌

東京都戦災誌

『東京都戦災誌』(東京都/編/明元社/18900円)
昭和28年、非売品の行政資料として東京都が編集し関係機関に配布された「東京都戦災誌」の新組復刊。太平洋戦争当時、首都東京および日本国政府がいかなる戦時体制をとったか。東京都による大戦の総括、戦時下の国民の生活状況から詳細な空襲被害報告、および罹災者救護措置までが収録され、昭和史研究のゆるぎない基礎文献といえる。【本書の特色】◎広汎多彩な項目で東京都及び政府の戦時行政・経済体制を俯瞰。 東京都による大戦の総括と国家総動員下の戦時体制、国民生活を網羅した。◎詳細な調査による、厖大な「戦災日誌」。 消防庁・警視庁・帝都防空本部による空襲被害報告を、昭和17年4月18日より昭和20年8月15日まで詳細に収録。◎厖大な情報量とそれを補完する豊富な図版を配置。 満洲事変より終戦・戦後復興まで日本がたどった「戦争の時代」を総括。◎新組公刊によりさらに高い資料性。 昭和28年編集時の誤字・脱字を修正、歴史的仮名使いも適宜あらためた。◎オールカラーの附属資料「焼失区域図」3枚も復刻 (区部東・西:各約120×60cm、八王子市:約40×25cm)
 
蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡 (動乱の東国史)

蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡 (動乱の東国史)

『動乱の東国史 3 蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡』(湯浅治久/吉川弘文館/2940円)
蒙古襲来をしのぎ、幕府権力を掌中におさめた北条氏。その栄光と挫折を、発展と荒廃の狭間にあった変わりゆく東国社会から読み解く。
 
南北朝内乱と東国 (動乱の東国史)

南北朝内乱と東国 (動乱の東国史)

『動乱の東国史 4 南北朝内乱と東国』(櫻井彦/吉川弘文館/2940円)
朝廷を二分した南北朝内乱を、人々はなぜ闘い、東国社会に何をもたらしたのか。地域の紛争を描き、『太平記』の時代に迫る。
 
日露戦争史 2

日露戦争史 2

『日露戦争史 2』半藤一利/平凡社/1680円)
戦いは前哨戦を終え、いよいよ激戦に突入!! 二〇三高地の死闘を経て、ついに旅順が陥落するまでの陸海の攻防、国民の反応とその変化を詳細に描く。
 『日本軍の金塊−馬賊王・小日向白朗の戦後秘録−』(関浩三/学研パブリッシング/1890円)
終戦直前に東京湾に沈められたという日本軍の大金塊を、GHQは秘密裏に引き揚げていた。その行方とは? また、佐藤栄作首相の指示による日中国交回復の裏で進行していた日米の密約とは? 戦後の日本国誕生にまつわる衝撃の秘史が今、明かされる!