apt-cygでLinuxライクにパッケージをインストールしてみる その2

"前の記事"から随分経ちまして、Cygwin近辺もいろいろと環境やら提供パッケージが変わってきているようです。調べたわけではないのでそんな気がするだけですが。
大きな変化として、apt-cygが気付いたら使えなくなっていたというものがありました。コマンドを叩いても

$ apt-cyg update -m http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin
Working directory is /setup
Mirror is http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin
--2014-01-16 15:02:08--  http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin/setup.bz2
ftp.jaist.ac.jp をDNSに問いあわせています... 150.65.7.130
ftp.jaist.ac.jp|150.65.7.130|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 404 Not Found
2014-01-16 15:02:08 エラー 404: Not Found。

--2014-01-16 15:02:08--  http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin/setup.ini
ftp.jaist.ac.jp をDNSに問いあわせています... 150.65.7.130
ftp.jaist.ac.jp|150.65.7.130|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 404 Not Found
2014-01-16 15:02:08 エラー 404: Not Found。

Error updating setup.ini, reverting

の一点張りで、たまにCygwinを起動してはちょこっと作業するだけのライトユーザーにとってはもうわけわからん事態。原因はCygwin本体の64bit対応だったようで、それに合わせてサーバの setup.ini が置いてあるディレクトリが変わっていたみたいです。今まで apt-cyg を使っていた人は

$ apt-cyg update -m http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin/x86/

としておけば大丈夫。多分。

Cygwin64bit環境の場合、おそらく公式の apt-cyg は正常に動作しません。まだCygwinの一部パッケージが32bit用しか用意されていなかったり、setup.iniの構成が変わったりしているので。githubではそれらが修正されたforkプロジェクトがあったりしますが、apt-cygの中の人がgithubに疎いっぽいので、pull requestが承認される日はかなり遠いと見ていい感じです。
…などなど、色々と手間が掛かりそうなので、私はとりあえずミラーサーバのURLを修正して、32bit版の現状維持に努めたいと思います。まる。