うっかり笑った人だけ面白いネコ漫画 カレー沢薫『クレムリン』

クレムリン(1) (モーニング KC)

　携帯電話をiPhoneに替えたので、せっかくだから電子書籍を試してみようと思い、雑誌モーニング・ツーを購読しはじめました。
●「モーニング・ツー スマートフォン版」AndroidとiPhone/iPadで販売開始！
　一冊190円なので暇つぶしによいなぁ、と通勤時間などにパラパラと読んでいます。
　正直、雑誌向けのサイズで描かれていますのでセリフなど読みづらいところもしばしばありますが、興味持ったマンガは単行本で買えばよいや、と割り切ると、けっこう新しいマンガとの出会いがあって面白いです。*1
　そしてモーニング・ツーを読んで速攻で単行本を買ったのがこの『クレムリン』です。
●クレムリン / カレー沢薫 - モーニング公式サイト - モアイ
　『クレムリン』はカレー沢薫の描く、猫６コママンガです。
　ニートのキャッツ山と彼の３匹の飼い猫（名前は関羽）によるギャグマンガなのですが、「うっかり笑った人だけ面白い」と某４コマのキャッチコピーを思い浮かべてしまうほど、独特のテンポと内容の笑いです。

　「どこがどう面白いのか」というのを説明するのが非常に難しいマンガで、なんとも紹介に困ります（笑）。というわけでまずはこちらで試読をオススメします。*2
●東京都写真美術館
　シュールなのですがシュールすぎず、猫マンガなのですが猫の愛らしさを前面に出してるわけでもなく、とはいって日常の「あるある」でもなく、時事ネタでもなく、と、なんでこのマンガが面白いのかという説明が非常に難しいです。でも何度も読み返してしまう面白さがあります。
　猫マンガだけになんともつかみどころのない紹介になってしまいましたが（←うまいこと言ったつもり）、猫たちの可愛さとシュールな会話を楽しめる人は試しに読んでみて損はないと思うニャ。
●作者のHP「猫痙攣」
●作者のtwitter
●『クレムリン』の公式twitter

*1:『大砲とスタンプ』『少年ノート』『I Care Because You Do』あたりは単行本が出たら買います

*2:東京都写真美術館の広報誌と『クレムリン』のコラボですが、本編もこんなノリです。