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2012-05-22

[][]『サクラダリセット 7』(河野裕角川スニーカー文庫

 だから私たちは、正しいものの間違っているところまで理解するべきなんだろう。

(本書p309より)

 「セカイ系」という取り扱い注意の概念がありますが(苦笑)、”主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと”(参考:セカイ系 - Wikipedia)という定義に倣えば、本書はセカイ系に属する作品として理解することができます。ただ、本書では、咲良田のあり方が決定された上で、最後の最後に「きみとぼく」の問題と向き合うことになります。「きみとぼく」の問題とセカイとが直結しながらも、その関係性はつまるとこと「ぼく」の問題ということに尽きるでしょう。ひとりの少年が我を通すお話です。

 本書序盤での改変された咲良田の世界。浦地の計画によってすべての住人が能力に関する記憶を消されたことによって能力の存在しない世界。とはいえ、それは大局的には浦地の計画というよりは相麻菫の計画というべきでしょう。そこでの相麻菫と浅井ケイとのやりとりと、ただひとり能力の存在する世界と存在しない世界とのふたつの記憶を有する浅井ケイの苦悩と選択に、『涼宮ハルヒの消失』(谷川流/角川スニーカー文庫)の長門とキョンとの関係を想起された方も多いのではないかと思われます。時間と記憶とは密接な関連性を有しているということがいえると同時に、両作品ともに角川スニーカー文庫というレーベルであるという点も含めて、本書はポスト・涼宮ハルヒ作品として理解することもできるでしょう。

 同日に刊行された『ベイビー、グッドモーニング』(河野裕/角川スニーカー文庫)のプロローグに、あまり汚れないけれど掃除をされることもない天井と、よく汚れ毎日のように掃除される床を比べた時、天井の方が幸福だと思いますか?という問い掛けがありますが、本シリーズは”あまり汚れないけれど掃除をされることもない天井”のお話だといえるでしょう。

 シリーズ最終巻ですが、ここだけの話、個人的に本書で一番印象に残ったのは脇役中の脇役である坂上だったりします。「他者の能力を他者にコピーする」という能力からして、坂上は徹底的に脇役体質の登場人物です。ですが、作中での宇川との会話にもあるとおり、宇川自身や浅井ケイ、浦地正宗、そして春埼美空といった、自らの行動に際し勇気が伴わない登場人物が多い本作にあって、彼の普通ともいえる個性は逆に際立っているように思います。「要は、勇気がないんでしょ?」といったフレーズが一時期ネットで流行りましたが、勇気と行動の関係について考えさせられます。坂上以外の登場人物たちも、本書の結末において意味のある存在として現れ、その能力もまた有意なものとして機能します。シリーズ通して見事な構成です。

 記憶保持の能力を持つ少年が抱く未来への希望と、未来視の能力を持つ少女の未来への絶望と、より良い未来のために過去をリセットする能力を持つ少女の成長とが描かれた物語です。オススメです。

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『サクラダリセット 6』(河野裕/角川スニーカー文庫) - 三軒茶屋 別館

2011-12-24

[][]『サクラダリセット 6』(河野裕角川スニーカー文庫

「感情の成り立ちを言葉にしても、その大半は嘘ですよ」

(本書p10より)

 ……愛が……重い! そんなサクラダリセット6巻は、シリーズ完結編の上巻です。

 いや、もとより、記憶を保持できる少年を軸として過去をリセットできる少女と未来視の能力を持つ少女との三角関係という構図のお話でしたから、思いが重いお話ではありました。しかしながら、これは……。

 余談ですが、未来視能力を持ったストーカーってたち悪すぎますね。『未来日記』のヒロインが始末に終えないわけです(苦笑)。

 閑話休題です。いまさらですが、本シリーズは能力者が集う街、咲良田(さくらだ)が舞台の能力を巡るお話です。その能力は、能力者が抱えている矛盾から生まれています。会いたいけど会いたくない。知りたいけど知りたくない。知って欲しいけど知って欲しくない。一見すると強力な能力でも、その根底には弱さがあります。ゆえに、シリーズ序盤がそうでしたが、能力者同士による直接的な戦いを突き詰めると、能力者の内面的な弱さを見つけ出すことが能力攻略の鍵となります。能力バトルの代表作としてジョジョが挙げられますが、その第3部と第4部の違いについて、作者である荒木飛呂彦は次のようなことを述べています。

ジョジョに対して、よくいただく意見に第4部になって『”敵”が弱くなった』というのがある。「答え」は作品の中にあると思って、普通はあまり意見に対し、答えたりしないのであるが、編集部の中からもこういう意見がたまに来るので、しかたなく答えると第4部は「人の心の弱さ」をテーマに描いている。『心の弱い部分』が追いつめられたり、ある方向から見ると『恐ろしさになる』ということをスタンドにしているのだ。

(『ジョジョの奇妙な冒険』第45巻カバー折り返しより)

 つまり、ジョジョで例えるなら本シリーズは第3部ではなく第4部なのです(街を巡る戦い、という意味も含めて)。強いは弱い、弱いは強い、です。だからこそ、自身の弱さを認めた上で能力を行使する能力者はとても強いです。論理の武装を自らの弱さを隠して守るためではなく、相手の弱さを探して攻撃するために使うことができるからです。自らの弱さを誤魔化すことなく、むしろさらけ出しての戦い。それは開き直りとほぼ同義ですが、それゆえに、本作は哲学的な理屈っぽさの戦いにとどまらなくて、生の感情がぶつかり合う泥臭さが伴っています。

 シリーズ完結編上巻である本書では、相麻の協力のもと、いよいよ浦地の計画が本格的に動き出します。これまで打たれていた布石がいっぺんに意味を持ち始めて、それは、物語的には伏線の回収というかたちで読者の前に姿を現します。加えて、ついに明かされる咲良田の秘密と浦地の過去。そして、浦地が抱えている咲良田という場所と能力への思い……。浦地もまた、重すぎる愛を抱えた存在です。同じような背景を持ちながら、いや、だからこそ、ケイと浦地の能力と選択は正反対なものとなっています。それこそが『サクラダリセット』の物語です。

 過去を変えられる力と定められた未来とをいかに収斂させるのか? 能力は正しい力なのか? それとも、間違った力なのか? 単なる能力によるバトルではなく、能力の根幹について、ひいては人間の生き方にまでこだわる哲学的異能バトルの決着やいかに? そして、サブタイ「BOY、GIRL and ‐‐」のあとに続くものは果たして? 傑作の結末を座して待ちたいと思います。

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『サクラダリセット 7』(河野裕/角川スニーカー文庫) - 三軒茶屋 別館

2011-05-21

[][]『サクラダリセット 5』(河野裕角川スニーカー文庫

「管理局にみつからないまま、私を普通の女の子にすることが、貴方にできる?」

(本書p15より)

 未来視の能力を持つ少女、相麻菫。彼女を普通の少女に戻すため、ケイは咲良田の外に移住することを彼女に提案する。だがそれが果たして上手くいくのかはケイにも分からない。確証を得るためにケイは管理局の仕事を引き受ける。それは、9年間眠り続ける少女の「夢の世界」へ入り、「夢の世界」と現実との違いを調査するというものであった。「夢の世界」で相麻菫が外に出た場合をシミュレートしようと目論むケイ。そんな「夢の世界」でケイを出迎えたのは、チルチルと青い鳥、そしてミチルだった……というお話ですが、これだけでは何のことやら分かりませんね(苦笑)。

 今回のストーリーでは、メーテルリンクの『青い鳥』をかなり重要なモチーフとして使用しています。シンプルなことをシンプルに書いているのに、読み解こうとすると途端、それがとても複雑なものに見えてきます。でも複雑になってしまったそれを、もう一度シンプルな形で受け入れる感覚を取り戻さなければ、きちんと理解できない物語――なのだと、私は思っています。

(本書あとがきp413より)

 ただ、『青い鳥』における「青い鳥」とは、本シリーズにおける「マクガフィン」の役割と重なります。そういう意味では、本書単体のモチーフというよりはシリーズ全体のモチーフとして重要であるようにも思います。

 ”探しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中もつくえの中も探したけれど見つからないのに。まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?” ……とは、井上陽水『夢の中へ』の一節です。聞いたことない、という方もおられれば、懐かしいという方もおられるでしょう。本書は、そんな知ってる人には懐かしい(?)要素がいくつか散見されます。

 例えばオビにも引用されている「私を普通の女の子にすることが、貴方にできる?」という言葉はキャンディーズ解散での。「私達、普通の女の子に戻ります」を思い起こさせます。また、シナリオや写本といったギミックについては『新世紀エヴァンゲリオン』のゼーレのシナリオとか死海文書といった単語が、「夢の世界」とモンスターが暴れる様子は『涼宮ハルヒの憂鬱』の閉鎖空間と神人、索引さんの色で感情を見分ける能力――嘘は赤く見えるという能力は『うみねこのなく頃に』の「赤き真実」*1といったものを、それぞれ思い起こされるという方も決して少なくはないでしょう。そもそも、ひとつの街に能力者が集うという本シリーズの設定自体が私的にはジョジョ第4部を想起せずにはいられないわけですが、そんな既知の要素をパロディとしてではなくどこか郷愁を感じさせる物語の雰囲気の中に溶け込ませているのが本作の巧みな点だと思います。

 リセット、未来視、そしてシナリオ。メタゲーム(哲学)とでもいうべき状況を呈してきている状況で「夢の世界」というのは、本作においては風前の灯火とも思える自由意志の存在にとって、儚い最後の砦のようにも思います。「夢の世界」の中では全能の存在として振舞うことのできる能力、片手間で作れてしまう幸福、安易な楽園を生み出す能力「ワンハンド・ヘブン」。それのどこがいけないのか。幸福に嘘とか本当とかあるのか。自分が持っているものは素晴らしいんだと思い込む心理のことを本書では、イソップ童話の『すっぱいブドウ』とは逆さまのスイートレモンと呼ばれ説明されているわけですが、本書のストーリーは相当に苦いです。

 儚いといえば、本書ではリセットによって新たに生み出された可能性よりも、それによって切り捨てられた可能性、失われた可能性のほうに実はかなり筆が割かれています。人の夢と書いて儚い、とはよくしたものです。

 ともすれば観念的になりがちな物語でありながら食べ物の比喩や食事の場面を頻繁に挿入することでキャラクターの実在感が描き出されていたり、頭でっかちな言動が目立ちながらも実は不器用な恋愛ものだったりもしたりと、バランス感覚がいろんな意味で絶妙です。だからこそ、そのバランスがこの先も維持されたままなのか、それともどちらかに傾くのか非常に興味深いです。シリーズ全体のストーリーも大きく動き出しそうな予感がしますし、続きがとても楽しみです。

青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

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2010-12-20

[][]『サクラダリセット 4』(河野裕角川スニーカー文庫

 短編集です。あとがきによれば、どちらかというと設定やキャラクターの補強という意味合いが強い、とのことですが、やはりあとがきにあるとおり、本シリーズはぼんやりしている場面が多くて、だからこそ短編の方がぼんやりした場面を切り取ったお話を描きやすい、という側面はあるのではないかと思います。

ビー玉世界とキャンディーレジスト

 主人公たちが高校1年生になったばかり、入学式の頃のお話です。ビー玉といえばラムネ、というわけではないのでしょうが、ラムネのビー玉には内側からラムネの栓をする役割がありますね。

ある日の春埼さん〜お見舞い編〜

 「どうして皆実さんはケイの携帯の電話番号を知っているのでしょうか?」というところまで考えが及んでたら完璧だと思ったり(笑)。

月の砂を採りに行った少年の話

 長編1と2の間のお話で、猫と意識を共有できる野ノ尾が一人の少年との関係に苦労するお話です。星と星をつないで星座を描くように人と人の間にもつながりを求めてしまうのが人間の面倒臭さなのでしょう。と、あえて悪ぶった表現を用いてみたり。

ある日の春埼さん〜友達作り編〜

 「一度話しただけでは知人だが、何度も繰り返せば友人だ」(本書p186より)。リセットで時間を元に戻せてしまう春埼にとっては、そういう当たり前のことが大事なのでしょう。

Strapping/Goodbye is not an easy to say

「能力なんて関係ない。すべての人の、すべての行動が、未来を変える。リセットだけが未来に干渉すると思っているなら、そんなものは自惚れだ」

(本書p234より)

 長編3のあとに続く過去編です。

 本作ではキットカットですが、本書では他のお話にもチュッパチャップスやアイスやシュークリームといった食べ物がよく出てきます。それは、ともすればぼんやりした場面においてやはりぼんやりしがちな登場人物たちに肉体という輪郭の存在を思い出させる効果を期待してのことだと思います。もっとも、肉体があるからといって、それが生物として存在している証しになるのか、それとも単に血と肉でできている機械にすぎないということになるのかは分かりませんが……。

ホワイトパズル

 サクラダとは関係のないお話、ということではありますが、リセットとは関係のないところで未来を紡いでいる人たちがいる、という意味ではテーマに沿ったお話だといえると思います。

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2010-10-21

[][]『サクラダリセット 3』(河野裕角川スニーカー文庫

老人 そうさ。人間即機械――人間もまた非人格的な機関にすぎん。人間が何かってことは、すべてそのつくりと、そしてまた、遺伝性、生息地、交際関係等々、その上に齎される外的力の結果なんだな。つまり、外的諸力によって動かされ、導かれ、そして強制的に左右されるわけだよ――完全にね。みずから創り出すものなんて、なんにもない。考えること一つにしてからだな。

『人間とは何か』(マーク・トウェイン/岩波文庫)p13より

 『サクラダリセット』3巻は過去編です。”未来視”の能力を持つ相麻菫と、”記憶保持”の能力を持つ浅井ケイと、”リセット”の能力を持つ春埼美空の三人の出会いの物語です。

「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」

「アンドロイド?」

「ええ。人に似せて作られた、人工的な誰か。それはまるで人間そっくり。手を握っても、キスをしても、血液を調べても、人工物とはわからない。他者への共感の度合いを測定して、ようやくそれが人間とは別物なのだと測定できる。何か、そういう小説があったわよね?」

(本書p68より)

 アンドロイドと人間を分かつものは何かという相麻菫の問題提起。当時のケイには分からなくても、”未来視”という相麻菫の能力の存在をすでに知っている読者と未来のケイには、相馬菫が何を思ってそんな問いかけをしたのかは自明です。自らが視る未来のままにしか生きることのできない相馬菫にとって、自由意思の有無は切実な問題です。

 でもそれは何も作り話の中だけに限られた問題ではありません。そもそも私たちに自由意思があるのか。自らの意思で決断した人生を歩むことができるのか。特に進路の決定を迫られる中学や高校といった思春期の頃の少年少女にとって、それは身につまされるテーマのはずで、つまり特別な問題ではありません。そんな深刻なテーマでも、そのときは会話のとりあえずのきっかけ、つまりはマクガフィンに過ぎなくて、でもそれが後になってみるととても大事なものだったことに気づく……。というのはいかにも青春でしょう。

 特殊能力ものではありますが正面きってのバトルが行なわれるわけでもなく頭でっかちで淡々とした会話を軸に物語は進められて、でもそんな距離感が読んでて妙に心地いいです。言い換えれば、中二病との間合いの計り方が絶妙ともいえます。

「好きだという感情は、複雑かな?」

 相麻は首を振る。

「私は、シンプルだと思う。とてもとても、シンプルなものだと思う」

(本書88より)

 そんなシンプルな思いをあえて複雑に語ってみたいときがあって、あるいは複雑に考えたいときがあって、そういうとき読むのに本シリーズはとても面白いんじゃないかと思います。

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人間とは何か (岩波文庫)

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