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産経新聞愛読者倶楽部

   近ごろ変だぞ!産経新聞。 真正保守、民族派、反共愛国の立場から産経新聞の左傾化・低俗化を叱る

2010-11-24

産経新聞が解放出版社から出した左翼本の中身(下)

産経新聞大阪本社版に掲載された「人権考」という連載が解放出版社(部落解放同盟の出版部門)から出版され、その内容が慰安婦強制連行説、謝罪史観、外国人参政権推進、夫婦別姓推進などの左翼アジテーションであるという驚くべき事実について、大阪の読者の方からいただいた投稿を紹介してきたが、今回が衝撃の最終回である(1回目はhttp://d.hatena.ne.jp/sankeiaidokusya/20101118/p1を、2回目はhttp://d.hatena.ne.jp/sankeiaidokusya/20101121/p1をご覧いただきたい)。産経新聞の連載と解放出版社からの出版にかかわった記者たちが今、何をしているかをお伝えする。

 

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f:id:sankeiaidokusya:20101120040554j:image:leftしつこく書きますが、これまで紹介してきた『人権考―心開くとき』(産経新聞大阪本社人権問題取材班編、解放出版社刊)と『しあわせの温度―続・人権考』(産経新聞大阪本社人権問題取材班編、解放出版社刊)の中身は、保守派の新聞だと皆が信じている産経新聞に掲載された記事なのです。

 

10年以上も前の本のことを取り上げようと思ったのは、この記事を書いた記者たちが現在、産経新聞社の中枢にいて産経を左傾化させているのではないかと推測したからなのですが、その通りでした。

 

この2冊の本の元になった連載は誰が企画し、執筆したのか。産経新聞大阪本社人権問題取材班の「班長」である平田篤州・大阪本社社会部次長による『人権考―心開くとき』のあとがきを抜粋します(記者名は太字にしました)。

大阪の玄関口にある駅前ビルの一角にある居酒屋さん。ここで、連載「人権考」のスタートが決まりました。

盃を傾けながら、当時の横田憲一郎・社会部長(現・東京本社文化部長)に、連載のあらましを書いたコンテを見せました。

外国人問題▽子どもの人権▽戦争▽女性▽部落差別問題▽在日韓国・朝鮮人間題▽先住民……。

ずいぶん欲張った内容だということは、その時、心の中で思っていました。どれも、深く重たいテーマです。ひとつに絞って、じつくり取材したほうがよいのではないか。そんな思いがあったのも事実です。が、そんな憂いをかき消すような関心が、どのテーマにもありました。

横田部長、そして同席していた企画担当の鹿間孝一・社会部次長と「長期連載の方向で」と話しあったのでした。

1993年(平成5年)4月初旬。ようやく、そよ風が感じられるようになった、春の夜でした。

     *

実は、この時のコンテはその1年半前に、若い記者たちが作ったものでした。

夏目漱石の若い時の風ぼうはこんなではなかったかと、私が勝手に思っている今西富幸記者、ロックの尾崎豊を思わせる(これも私の思いこみ)辻岡大助記者ら、産経新聞大阪本社編集局の「人権問題取材班」の面々です。

本書は、93年6月16日から11月26日まで計86回にわたり、産経新聞夕刊(一部地域は朝刊)社会面に連載した「人権考」を加筆、修正したものです。横田部長が総括し、わたし以下、取材班の記者を中心にした社会部、文化部、運動部、近畿各支局の若い記者たち17人が執筆にあたりました。

(中略)

94年(平成6年)が明けてから、部落解放研究所(大阪)の大賀正行さんと話す機会がありました。

「国益を考えるのではなく、人類益を考えなくては……。今、『人権』は、世界共通のキーワード。違いを認めあいながら、共に生きる。それが大切だ」

大賀さんは、熱っぼく話しました。

3月中旬、思わぬ知らせが飛び込んできました。「人権考」を取材した本紙の人権問題取材班が、大阪を拠点にしたジャーナリストを顕彰する第1回坂田記念ジャーナリズム賞に選ばれたという知らせです。

担当した記者だけでなく、取材班の前身となった編集局の「民際班」(片山雅文辻野訓司菅沢崇の各記者ら)、さらに人権問題とむかいあって様々な活動を続けている多くの人々の活動を励ましてくれた賞だと思います。

そして審査員の一人ひとりに、大賀さんと同じ思いがあったのだと受け止めました。

     *

若い記者たちが、構想をしたためてから2年。「人権考」が、単行本として出版される運びになりました。取材にあたっては、外国人問題に取り組んでいる崎阪治氏、弁護士の丹羽雅雄氏、部落解放研究所の加藤敏明氏ら多くの方々にご指導をいただきました。

また出版にあたっては解放出版社の川瀬俊治さんに、風来舎の伊原秀夫さんにお世話になりました。

心から感謝いたします。

今、わたしたちは「共に生きる」という理念に立って、いろいろな場面で、「心開くとき」だと思います。

 

1994年3月22日

産経新聞社会部次長 平田篤州

 

奥付にある執筆者一覧は次の通りです。

 

f:id:sankeiaidokusya:20101120040653j:image

『人権考―心開くとき』執筆者一覧――産経新聞大阪本社

同社会部 平田篤州(次長)、今西富幸辻岡大助深石葉子松原英夫小島康弘野瀬吉信

同文化部 河村直哉青木勝洋福島香織

同運動部 小山浩子

同京都支局 阪秀樹岡本尚子

同阪神支局 吉村剛史

同和歌山支局 武部由香里

同津支局 日比哲哉

東京本社 野崎貴宮

 

『しあわせの温度―続・人権考』執筆者一覧――産経新聞大阪本社(執筆時)

同社会部 平田篤州(次長)、小島康弘河地美紀岡本尚子辻岡大助

同広島支局 田野陽子

同奈良支局 武田和代

これらの記者がその後どういうポストに就いたのか、ネットの検索や事情に詳しい人の話からまとめてみました。

 

恐るべき左翼連載を総括した横田憲一郎社会部長は、東京本社に栄転して文化部長の後、論説副委員長、正論調査室長という産経新聞の「主張(社説)」「正論」の責任者を務めました。福島香織記者は北京特派員を経て退社しましたが、一時「産経抄」の執筆メンバーだったそうです。左翼連載にかかわった者が「主張(社説)」「正論」「産経抄」という産経新聞のスタンスの根幹に携わったのです。

 

f:id:sankeiaidokusya:20101120043214j:image:left←連載の中心人物である平田篤州社会部次長は、東京本社の政治部次長兼論説委員や社会部長という産経新聞の中枢に君臨し、フジサンケイビジネスアイ常務・編集局長を経て、現在は産経新聞社の局長級だそうです。昭和26年生まれということですから、全共闘世代の末期です。今もそのままの髪型で、関西テレビ(東京はフジテレビ)日曜夜の「Mr.サンデー」という番組にコメンテーターとして出演しています。

 

「人権問題取材班」の前身「民際班」の一員として名前がある片山雅文記者は大出世を果たし、現在、東京本社編集局長です。松原英夫記者も東京本社で局長クラスだそうです。

 

慰安婦問題など「証言者たち」の章の執筆メンバーである野崎貴宮記者は「戦後史開封」や「あの戦争」の取材班に加わりました。吉村剛史記者は東京本社社会部で宮内庁担当を務めました。

 

一方で、筋を通して(?)退社した記者もいます。辻岡大助記者は朝日新聞に移ったそうです。今西富幸記者と小島康弘記者(ペンネーム城島充)は産経を辞めて下記の活動をしています。

 

ライターズオフィスPolaris http://www.office-polaris.com/profile.html

メンバーの中に、『人権考―心開くとき』のあとがきに出てくる「解放出版社の川瀬俊治さん」がいるのは、非常に分かりやすい構図です。

 

今西富幸記者と小島康弘記者は自らの思想信条に忠実で、立派ではないでしょうか。産経新聞に残った記者たちは、出世のために自分を殺しているのか、それとも産経を一定の方向に持っていこうとしているのでしょうか。大阪本社人権問題取材班だった記者たちが厚遇されているのは、何を意味しているのでしょうか。

 

私の分析に不十分な点があるかもしれません。『人権考―心開くとき』(産経新聞大阪本社人権問題取材班編、解放出版社刊)と『しあわせの温度―続・人権考』(産経新聞大阪本社人権問題取材班編、解放出版社刊)は“部落解放同盟推薦図書”といえる本ですから、特に関西の図書館にはどこにでもありますし、アマゾンでも買えると思います。どうぞ皆さん自身でお読みになって判断してください。

 

この投稿は著作権を放棄しますので、ご自由に転載して議論してください。

 

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