久しぶりの村上春樹#2

1Q84 BOOK 2をようやく読みきった。

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

村上春樹らしい文面

村上春樹の小説はいつ読んでも、不思議な雰囲気を与えてくれる。私が村上む春樹らしいと思う文面は以下。

  • 登場人物が普通では思いつかないような比喩を使う
  • 登場人物は相手の言葉に対する回答がないときは同じ言葉を繰り返す
  • 非常に短い文

この文面があるからこそ、いつ読んでも同じような不思議な気持ちになれる。20年前にノルウェイの森 上 (講談社文庫)を読んだときの気持ちにタイムスリップできる。

話としての1Q84

非常に難解だ。どう解釈していいものか。
分かっていることは青豆さんはもうこの世にはいないということ。これだけは、最後の天吾の言葉から伝わってきた。
昔、ノルウェーの森のラストに衝撃を受けた。今なら素直に受け入れられる。1Q84も同じようなラストになるだろうと予測していたが、大きく予測を上回られてしまった。
あまりにも難解すぎるから、以下のような本が出てくるのだろう。これらの本には村上春樹の言葉は綴られていないだろうが、他の人がどのように感じたかを知ることはできるのだろう。読むべきか、読まざるべきか。

村上春樹『1Q84』をどう読むか

村上春樹『1Q84』をどう読むか

村上春樹の『1Q84』を読み解く

村上春樹の『1Q84』を読み解く