日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

初めての北海道旅行/4日目/森町・七飯町・函館市

最終日です。帰らねばなりません。「ぐるり北海道フリーきっぷ」ですから帰りも電車。もちろん北斗星で・・・と言いたいところですが、都合により特急&新幹線を乗り継いで帰ります。

7:00 札幌駅出発

朝一番の函館行き特急スーパー北斗に乗車。
駅弁食べたら眠くなってきました。連日早朝より始動していましたから、さすがに疲れていたようです(-_-)゜zzz…

10:14 森駅出発

9:30過ぎに森駅に到着。ホームに降り立つと、向こうに駒ヶ岳がバーン!と。これは気持ちの良い眺めですな。圧倒されます。ちなみに写真を撮るなら跨線橋からがベターかと。


さて、ここで鈍行に乗り換えて1駅戻ります。大きな荷物を預けたかったのですが、コインロッカーは無いとのこと。


乗換列車は9:45に到着しましたが、30分の待ち合わせ。
ようやく出発し、美しい内浦湾を眺めていたらあっという間に目的地に到着。もう少しローカル線の車窓を楽しみたかったナ。

10:18 桂川駅到着

「えらいところに来てしまった(^^;;;」
ホームに降り立って、真っ先に思ったのがそれ。無人駅で、他に乗降客がいなかったのは勿論のこと、周囲から隔絶されているような、そんな駅の雰囲気に暫く言葉を失いました( ゚д゚)
しかし北海道ではこのくらいは珍しくなく、もっと凄い秘境駅があるみたい。それらに比べればここは眼下に漁港や集落*1が見えるのでまだまだと言ったところでしょうか。それでも今回は主要観光地ばかり廻っていましたから、少しでも秘境駅気分を味わえたのは貴重な体験。
とはいえ、何とも言えぬ不安と大きな荷物を抱えて目的地へと向かうこととなりましたとさ(^^;

10:30 鷲ノ木浜(旧幕軍上陸地)

駅を出て、海沿いの道を西北へ歩いて500mほど進むと、桂川の橋のたもとに標柱が立っていました。
「旧幕軍榎本武揚土方歳三之鷲ノ木上陸地」とあります。この地に上陸した旧幕軍は土方歳三大鳥圭介に率いられ函館へと進軍。榎本武揚は軍艦で向かっています。
標柱を見るためだけに、わざわざここまで来たのではありません。バックに聳える駒ヶ岳の雄姿があればこそ。晴れてくれて良かった。来た甲斐がありましたよ♪(^-^*)

10:50 鷲ノ木史跡公園

函館本線の線路を越え、国道5号を東南に進むと看板が見えてきます。
しかし特に見るべきものはなく、「箱館戦争榎本軍鷲ノ木上陸地跡」の石碑があるくらい。近所の犬が吠えてくるし*2、なんだかなあもう。

11:56 桂川駅出発

国道5号から駅への道は何だか私有地みたいなんですが(^^; そもそも道と呼べるようなものでなく、踏み固めてあるだけの獣道。しかも案内も何もないので、地図の位置から見当をつけて進んだら到着したという結果論。
ま、とにかく無事戻ってこられて良かった。やはり大きな荷物を抱えての散策は大変なのです。しかし早く戻ってきすぎて50分待ち。駅舎代わりの小屋があって助かりました。

12:15 森駅出発

10分近く遅れた特急北斗に乗り換え。1区間だし、指定席を取るのも面倒なので自由席へ。しっかり空席確保。

12:35 大沼公園駅到着

観光案内所でパンフを入手し、それから駅前の食堂で昼食。

13:20 大沼公園

国定公園。今度は駒ヶ岳を南から!


駅前のレンタサイクルを利用して、大沼湖畔を一周することにしました。始めはそのつもりではなかったのですが、1周14kmで約70分とあり、時間的にちょうど良さそうなので予定変更。料金は1日1000円。安い2時間プランなんかがあれば良かったんですけど、まあ仕方ないですね。
早速自転車を駆って、駒ヶ岳のビューポイントへまっしぐら! 駒ヶ岳の雄姿よりまず大沼が凍っていたことに吃驚。もう3月も後半だっていうのに・・・凄いぞ北海道。



湖畔に出られる場所が少ないので、駒ヶ岳ビューポイントも多くありませんが、あんまり多いとその分だけ写真撮ることになり進むのが遅くなりそうなので、返って良かったのかもしれません。少数精鋭というか何というか。
大沼湖の北側に回ると駒ヶ岳は見えなくなるので、ここは一気に駆け抜けます。


小沼湖。月見橋の近くから撮影。コチラは凍っていません。何故?



大沼公園駅近くまで戻ってきました。自転車を降りて散策路を歩きます。この辺りは小島が連なっていて、大名庭園的な雰囲気があります。
それにしても、サイクリングコースとは違い、散策路には観光客が結構来ているのですが、どうもその大半は東アジア系外国人のようです。函館山小樽運河など他の主要観光地にもいましたけど、ここの比率は段違い。何でだろ? 向こうの人たちに人気となる理由でもあるんでしょうか。少し気になります。それはともかく、自転車で散策路に乗り込んでくるのは止めて(-"-;) ママチャリでデコボコ道を走るのは無謀というもの。立ち往生続出は絵にならない。


最後にもう一度駒ヶ岳を仰ぎ見てからお別れ。

15:18 大沼公園駅出発

特急スーパー北斗に乗車。ギリギリ間に合いました。次の特急北斗(1時間後)でも良かったのですけど、函館での乗換時間が僅かなもので・・・余裕があるに越したことはないですから。

15:37 函館駅到着

時間に余裕はたっぷりあるので、力を振り絞り、最後のお勤めへと向かいます。

15:55 土方歳三最期の地

初日に行きそびれた場所。若松緑地内に供養碑が整備されています。
駅からは歩いて10分ちょっと。ですが荷物を抱えたままなので往復は結構大変。ガッツで乗り切りました(^^;

16:51 函館駅出発

お土産と駅弁を購入して特急白鳥指定席に乗車。お土産といえば、白い恋人が完売となっていました。偽装事件後、過熱した人気はまだまだ衰えていないようです。
その後、八戸で20:00の東京行き最終便はやてに乗り継いで帰還となりました。帰宅は23:00を過ぎ。さすがに疲れました(^。^;) ま、ハードスケジュールなのはいつものことなんですけど(笑)



というわけで、北海道初上陸の旅はこれにて終了です。初日を除けば天候にも恵まれて、まあその初日は函館山で凍えそうになりましたけど、しっかり夜景を撮影出来ましたし、念願の北斗星とついでにはまなすにも乗れて、順調かつ充実した旅となりました。
函館にやや悔いを残しましたが、それもGWにリベンジする予定なので問題なし( ̄ー ̄)ニヤリ

*1:過疎化が進んでいるのか、ほとんど人の気配を感じられず。

*2:それくらいここに人が来るのが珍しいということでしょう。