信州甲州紀行/5日目/松本市・甲府市
午前はレンタサイクルで松本市内を巡り、午後は甲府へ移動して、バスに揺られて市内北部の積翠寺・要害山を訪ねました。
松本城
松本と言ったら何はともあれ松本城。2年ぶりの訪問です。
ただし今回は堀端からの天守群外観撮影のみですが、それでも十二分に楽しめるのが松本城の良いところ。実に美しいです。
今年3月に改修されたばかりの埋橋。天守と組み合わせた構図で撮りたかったのですが、生憎と逆光で・・・。
松本城を後にして、松本市内めぐりへと出発します。
松本は無料レンタサイクルが充実しており、今回宿泊したホテルでも貸出していましたので、それを利用しました。
あがたの森文化会館
旧制松本高校の跡地。
当時の建物が残されています。重要文化財の本館。
こちらが正面玄関ですが、見学入口は別にあります。
こちらも重要文化財の講堂。内部見学は出来ない模様。
本館はコの字型の建物になっています。
見学入口。入場無料です。
復元された校長室。
玄関ホール。2階はワックス中のため見学出来ず・・・。
復元された教室。
木の机って何だかノスタルジック。
弘法山古墳
市街地南部にある東日本最古級という前方後方墳。国指定史跡。
あの山全体が古墳なのかと思いましたが勘違いでした(^^;
古墳への登り口を探して周囲を半周以上してしまいました。
5分ほどで後方墳部が見えてきました。
後方墳の頂上。ここからは松本市街が見渡せます。
天気がイマイチなので写り映えしないのが残念ですが、桜が満開でした。
篠ノ井線・中央本線(松本→甲府)
途中の塩尻駅で停車中に一両編成の可愛い車両と遭遇。
塩尻駅では20分停車していたので、駅弁「とり釜めし」を購入。普通列車のボックス席で食べる駅弁もオツなものですね。車内が空いていればこそですが。
下諏訪で途中下車しようかな・・・などと考えてもいたのですが、甲府直行の普通列車は本数が少ないので、何だか面倒臭くなってしまい、そのまま終点まで。疲れもあったようで、下諏訪を過ぎてからはほとんど寝ておりました(-_-)zzz
積翠寺
武田信玄生誕の地。
高野山成慶院蔵の伝信玄像をモチーフにしたと思われる銅像を祀っていました。
積翠寺あたりからは甲府盆地が一望できます。夜景も綺麗ですよ。
しかし今日は黄砂が東日本にまで飛んできていたそうで、霞んでしまっています。残念。
要害山
躑躅ヶ崎館の詰の城。国指定史跡。
ここが登山口です。
自然豊かな登山道。特に整備されてはいませんが、歩きやすいです。
麓から歩くこと40分で本丸到着。意外と結構な時間がかかりましたけど、時間ほど大変ではありませんでした。
山城にしては広い本丸。何にもありませんが、見学するには動きやすくてよいです。
周囲は土塁に囲まれています。
武田神社(躑躅ヶ崎館跡)
まだまだ時間もあるので寄り道。2年半ぶりです。
ちょうどツツジが咲いていました。
前回は清掃活動中の子供たちがたくさん居て、撮影が思うに任せなかったのですが、今回は順調順調♪
主郭には武田信玄を祀る武田神社(大正時代創建)が鎮座しています。
姫の井戸。武田信玄息女の産湯に使われたとの伝承に因んでいます。
重要文化財の旧睦沢学校校舎(藤村記念館)はここ西曲輪にありましたが、昨年甲府駅北口広場に移築されました。
空き地になったここは今後どうなるのかな?
西曲輪と北側の味噌曲輪を結ぶ土橋。搦め手口にあたります。
こちらは空堀。かなり広く深いです。
堀沿いを時計回りに進んで大手口へ向かうと、こんなんが出来ていました。
発掘調査の結果から復元された大手石塁。武田氏時代は三日月堀に土塁だった大手口が、その後の徳川氏ないし織豊系大名(豊臣秀勝か加藤光泰か浅野父子か)によって石塁に改修されたようです。
周辺は史跡公園として整備中でした。
そしてこちらが大手口。武田神社創建により南側へ神橋が架けられてからは、完全に裏口と化しています。
神橋は甲府駅から延びるメインストリート武田通りに繋がっていますから、表玄関化してしまうのも無理からぬところ。
夕暮れに染まる水堀をカメラに収めて甲府駅前へと戻ります。
山梨交通(武田神社→甲府駅北口)
昨年整備工事が終了してリニューアルされた甲府駅北口。
当然ながらスッキリ綺麗になりました。
そしてこちらが躑躅ヶ崎館跡から移築された藤村記念館。既に本日は閉館時間しているので明朝訪ねます。
またこんなのも。北口整備の際に行われた発掘調査で出土した甲府城清水曲輪の石垣です。
甲府城跡
今日の締めくくりは、やはり2年半ぶりの甲府城。まずは山手御門。
→秋末は山梨にいます/1日目/甲府市・韮崎市 - 日本史日誌
舞鶴陸橋を渡って、甲府駅の南側へ。向こうに稲荷櫓が見えます。
内松陰門から本丸を目指します。
相変わらず巨大な天守台です。
前回と変わった点は、本丸南側に位置する鉄門の復元工事中だったこと。完成後にまた来なければなりませんね。