移民の問題

今日は学校で新聞をもらえる日。社会面の表紙は逮捕された高校生の写真だった。ワトソンビレ(サンタクルーズ市内より少し南に下がったところ)の高校で新しい移民法に関する抵抗があり、それに関して5人の高校生が捕まったという内容(だと思う)。
実は先週の金曜日、3人のメキシコ人がクラスにやって来た。内容は「ワトソンビレで日曜日に新しい移民法に対するデモを行うから是非参加して欲しい」というものだった。
テレビを見ていると先週末からそのニュースが大部分を占めている。
確かに、不法に入国した人にとっては、この法案が通ってしまうと国に強制的に返されてしまう。不法なんだから仕方ない、というのが当たり前の考えだが、アメリカではそう言ながら「安い賃金で働いてくれるならOK」らしい。
この法案が通って困るのは低賃金で働いている不法滞在者。でも、彼らだけではない。彼らを使っているアメリカ人も働き手がいなくなって困る。多くの不法滞在者は安くて汚くつらい仕事をしてくれている。「さあ、不法滞在者はいなくなりました。仕事が無いみなさん、この仕事をして下さい。」と政府が言ってその仕事を始めるアメリカ人は何人いるだろう。
ルールはやっぱり大切、でも、さあそうなったらどうするか。
この法案、これからどうなるんだろう?
日本には基本的に移民は少ないけど、でもこれからは、対岸の火事ではないのかな。