恋☆カナ辻三蔵の「ウィークエンダーダービー卿CT(中山日曜11R)徹底予想!
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 過去5年のダービー卿CT(中山日曜11R)で東風S組が3勝2着1回。今年は特別登録の段階で東風S組が12頭登録。結局、8頭が出走してきたが、1着キングストレイル、3着マイネルレコルトといった上位勢が揃って回避。キングストレイルが背中に疲れが出て、3着マイネルレコルトは中1週の反動を考慮したものだった。東風Sは1〜14着まで0秒6差でひしめき合った大激戦。上位を争った馬にはかなりのダメージが残っていた。
 2着インセンティブガイは昨年(1着)に続き、連対したが、その前は6走連続、二桁着順だった。昨年も東風Sを勝った後、1番人気に推されたダービー卿は11着に惨敗。東風Sで激走した反動がついて回る。
 本命は東風Sで13着に大敗したコイウタ。しかし、奥平師は「一発、狙っているよ」とニヤリ。東風Sは師が「余裕を持たせた作り」と言うようにダービー卿CTを睨んだ仕上げ。3月1日から坂路で時計を出し始め、速い追い切りは2本。直前追い切りで4F51秒2を出したが、久々でテンションが高く、抑え気味の調整だった。そのせいか、馬場入場では気持ちが昂ぶり、返し馬で松岡騎手が持っていかれた。レースでは行きたがるのを松岡騎手がそのまま行かせて好位を追走。「気が良すぎて前に行かせた」と松岡騎手がレース後、話したように「試し乗り」だった。久々の分、14着だったが、着差はわずか0秒6差。直線では松岡騎手が無理をしなかったように次走を見据えた乗り方だった。奥平師は「松岡にはヴィクトリアマイルまで頼むぞと言ってある。ジョッキーも考えて先行したが、やはり脚を溜める競馬が合う。松岡も感触を掴んだだろうし、次走は勝ちに行く競馬をする」と手応えを感じている。
 前走が試走なら今回が本番。今週の坂路では引っ張り切れない手応えで4F50秒3(1F12秒7)の好時計をマーク。昨秋、オーロカップで2着したときも馬なりで4F50秒4(1F12秒6)を出していたようにケイコと実戦が結びつくタイプ。ひと叩きして、気持ちが前向きになってきた。
 「状態は良くなってきたし、ハンデは前走より2キロ軽い53キロ。3番枠なら馬群の内で脚を溜められるだけに決め手が生かせる。オーロカップぐらい走れば、チャンスはあるよ」と師の言葉にも熱が入る。昨秋、オーロカップで連対したときが今回と同じ53キロ。メンバー2番目の末脚(上がり3F34秒5)で追い込み、3着マイネサマンサ(中山牝馬S1着)、11着ダンスインザモアに先着している。後方から差す競馬なら決め手は通用する。
 今回は単騎逃げ有望のニシノデューが大外枠。ハナを切るのにかなり脚を使う。最内1番枠を引いた東風Sが前半5F57秒2なら、ペースは更に速くなる。馬群の内で脚を溜めるコイウタには絶好の展開だ。
 先月、前川清オーナーが奥平厩舎を訪れたが、今月に入って前川オーナーが所有する尾形厩舎のツーオブキングが脚部不安で長期休養。「先週はウチのポケットビスケットが負けただけに、今週はコイウタでオーナーを喜ばせたい」と奥平師も力が入っている。コイはきっと叶う。
[ダービー卿CT予想]
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