辻三蔵の辻説法 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-07-08

sanzo20043212008-07-08

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 鯉心!辻三蔵の「ウィークエンダー」

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 「30代最後の年にファンの方々から大きなプレゼントをいただいた」と嬉しそうに話していた高橋投手。「マツダオールスターゲーム2008」ファン投票の最終結果が7日に発表された。広島東洋カープからはファン投票の先発部門で高橋建投手(39)、二塁で東出輝裕内野手(27)、外野手2位で前田智徳外野手(37)が選出された。さらに選手投票投手部門でコルビー=ルイス投手(28)がトップに名を連ねた。

 特に投手部門1位の高橋投手6月30日発表の中間発表最終回でトップだった岩田稔投手(4位133,797票)に大差をつける168,136票を獲得。エース佐々岡が引退したカープ投手陣を引っ張るベテラン選手の選出に目頭が熱くなった。

 野村謙二郎が引退した後、攻守の要としてチームを牽引する東出輝裕二塁手(27)の選出も嬉しかった。打率2位の.354も素晴らしいが、守備面で投手を支えている。守備範囲の広さとスローイングの正確さは球界ナンバーワンと言ってもいい。失策数(荒木7、守備率.984、東出4、守備率.989)から見ても、今年のゴールデングラブ賞は間違いない。

 そして、やはり、嬉しかったのは外野手2位で前田智徳外野手が選出されたことだ。阪神金本知憲(291,903票)や赤星憲広(281,722票)を抜いて、第2位の得票数(317,170票)は前田に対するプロ野球ファンの期待の大きさに他ならない。前田は「投票していただいたファンにはありがたい気持ち。ただ、試合に出ていない選手が選ばれるのはどうかなと。元気な姿を見せたいが、元気がない」とインタビューで話していた。

 そんなこと言うなよ、前田カープファンはみんな、前田が好きなんだよ。前田が打席に立てば、カープファンは総立ちで拍手する。前田緒方、10年連続、Bクラスカープを見捨てずに、チームを支えてきた2人をカープファンは誇りに思う。だからこそ、試合の終盤で前田緒方が打席に立ったときに歓声が沸く。一振りで勝利を呼び込む力があることをファンは知っている。

 前田がケガもしていないのに試合に出られないのは初めてだろう。忸怩たる思いがあるのは間違いない。しかし、チームは72試合を終わって、33勝35敗4分(.485、借金2)と2位中日に3ゲーム差の4位につけている。昨年は27勝44敗1分(.380、借金17)の最下位だった。元エースと元4番がいた昨年よりも、チーム力は遥かに上がっている。後は前田が例年通り、打てば、クライマックスシリーズに出場できる。

 私は前田が大好きだ。高校2年のときにラジオ前田の初安打を聞いた。高卒ルーキーなのに山崎隆造を差し置いて6番センターで出場。しかもプロ初打席で西村龍次ヤクルト)からタイムリー二塁打を放った。雑音の中、かすかに聞こえるアナウンサーの興奮した声に「すげー、選手が現れた」といっぺんにファンになった。初めて買った『Number』は前田が表紙になっていた93年9月5日号だ。前田掛布の対談を読んだときに「前田はどれだけ凄い選手になるんだろう」と胸が躍った。ウチの嫁さんと結婚するキッカケになったのも前田だ。書けば、話は長くなるが、前田がいなければ、出会うこともなかっただろう。

 私はカープファンであり、前田ファンだ。だからこそ、前田には元気な姿を見せて欲しい。昨年、2000本安打を達成したときに「チームの戦い方を考えると、非常に悔しい思いばっかりです。いいシーズンを送っていないと言う事で責任を感じてます」と話していた。ならば、今年はチームのために、ファンのために打って欲しい。今の成績(52試合、打率.243、4本塁打、23打点)ではスタメンで出場できないのは仕方がない。しかし、チームは前田の力を必要としている。それはファンも同じだ。前田らしさを見せてくれ。

 最後に今年から4番を打つ栗原健太の話を。テレビの解説者はしたり顔で4番のプレッシャーという話をするが、72試合フル出場打率.303(チーム3位)、9本塁打(1位)、38打点(2位)は立派な成績だ。もちろん、東出、アレックスが好調なのでチャンスで打席が巡ってくるし、試合を左右する局面での一打がなかなか出ない苦しみもあるだろう。

 しかし、カープファンは知っている。金本FAで抜けた2003年、4番を任された男が73試合で4番から外されたことを。その男は2003年打率.236、19本塁打、62打点と極度の不振に陥った。翌年の2004年は103試合、打率.263、10本塁打、36打点とレギュラーも剥奪された。それでも翌年、ホームラン王を取ったのは当時、監督だった山本浩二が我慢して使い続けたからだ。

 栗原の不振は1ヶ月で終わっている。栗原の本来の実力(2007年打率.310、25本塁打、92打点)から見れば、物足りない数字かもしれないが、初めての4番のプレッシャーがありながらも3割を打っている。2年間、チームに迷惑をかけた前任者とはポテンシャルが違う。

 ファン投票で初めて1位に選ばれた前任者の得票数(327,691票)は2位栗原(313,936)とはわずか1万4000票だ。記者会見では「環境も変わって、たくさんの声援に感謝している」と話していたが、環境が変わらなくても、栗原はたくさんの声援を受けている。「オールスターでヒットを狙ってもしょうがないので、ホームランだけを狙っていきたい」と話していた前任者。逆上せ上がるのもいい加減にしろ!お前が打てるのは後ろにいる兄貴のおかげだろうが。 

 FA宣言の記者会見のときに「(黒田FA宣言で)どうなるか分からなくなり、不安になった」と情けない声で話していた。不安なのはファン、選手球団も同じだ。チームの危機だからこそ、残留して、カープを引っ張っていくと皆が信じていた。しかし、真っ先に逃げ出した。ファン、チームよりも自分を選んだ。自分一人の力ではカープを優勝できるチームにはできない。だから、優勝できるチームにいく。「カープの4番」としてではなく、「阪神の3番」として、優勝ができるチームに所属する。今までのように勝敗を左右する「4番」の重圧もなければ、守ってくれる兄貴もいる。チームを背負う責任から逃げたのだ。

 栗原はカープファン、チームの期待を背負って、一心不乱にバットを振っている。栗原はチームの危機から逃げなかった。4番の重圧に真っ向から挑んでいる。だからこそ、栗原の真摯な姿勢はプロ野球ファンの共感を生んだ。

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(ムック)『POGの達人』(通称赤本)厩舎レポート大久保洋、奥平、古賀慎、小島茂齋藤誠)、クロスレビュー、山元トレセンレポートを担当。

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