小林一茶風日記

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2017-02-17

『入門! 進化生物学

小原嘉昭 著

中公新書

ISBN978-4-12-102414-5

進化学について書かれた本。

体裁的には進化についての啓蒙概説書だが、啓蒙書というよりは布教書と考えたほうがいいと思う。

進化論の布教書。創造説とかいろいろあるから、かたくなになるものなのかもしれないが、やや原理主義っぽい感じはある。ダーウィン世界一ィィィィ、みたいな。

それに加えて、説明があまりうまくない感じもするので、個人的にはお薦めにするには足りない。染色体の組み換えの話とか、何も知らない人が本書の説明で分かるのだろうか。

よくいえば、布教でよければ、布教というのは初学者向けの総合概説ではあるし、それなりの概説ではあるのかもしれない。

薦めはしないが、それでよければという本だろう。

2017-02-06

ガリバルディ イタリア建国英雄

藤澤房俊 著

中公新書

ISBN978-4-12-102413-8

ガリバルディの伝記。

まり詳細ではないし、踏み込み情熱かそういった何かが足りないような気がするが、伝記は伝記なので、それでよければという本か。

19世紀ヨーロッパの政治状況がある程度分かる人なら、それに翻弄されたイタリア統一やガリバルディの話も面白く読めると思う。

個人的にはもう少し何かあってもという気はするし、19世紀の人なら心情が分かるような史料も何か残っていないのだろうかとは思うが、簡便に史実を知るためになら、これはこれで、という本なのかもしれない。

そうしたものでよければ、読んでみても、という本だろう。

2017-01-27

『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線

理化学研究所 脳科学総合研究センター

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257994-0

理化学研究所で行われている脳科学研究についてのレポート集。

要は、内輪向けの、雑多な、報告書、というところで、褒めるような部分はほぼない。

よくいえば、脳科学についてはある程度知っていて、最新の研究はどんなものか知りたいという向きには、ワンチャンあるかもね、というところ。そうした報告書でよければ、という本か。

こういう本というのは、だいたい当人たちが思っている面白さの十分の一も外部の人間には伝わらないものではある。

科学啓蒙書には書かれるべき時期がある、といってしまえばあまりに建前に過ぎようが、それにしても、ということはある。

報告は報告なのでそれでよければ、とはいえるが、どうしてもという本ではないだろう。

以下メモ

母親が抱っこして移動するときには赤ちゃんはおとなしくなるように進化している。

2017-01-18

物理数学直感方法普及版> 理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬

長沼伸一郎 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257738-0

経済数学の直感的方法がある程度読めたので挑戦してみた本。

ただ、こちらは完全に理工系の大学生あるいはそれ以上の読者向けの本だった。

「直感的」なので読めるか読めないかでいえば読めなくはなかったし、面白くもあったが、実際問題として、ベクトル解析は習ったけどrotの意味が分からない、とかいう人用の本ではあり、rotを知らない人がどうこうという本ではない。

あくまでそれでよければ、という本で、そういう人にはいい本であるのかもしれない。

それでよければ、という本だろう。

2017-01-06

『経済数学直感方法 確率統計編』

長沼伸一郎 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257985-8

ブラック・ショールズ方程式目標にその数学的意味解説した数学読み物。

ランダムな変動が、積み重なって二項分布となり正規分布となる、とか、正規分布の幅を示すのが標準偏差、とか、ブラック・ショールズ方程式はもちろんだがむしろ確率統計に興味がある人全般に向いた読み物だと思う。そうしたものでよければ、という本。

標準偏差が何故わざわざ二乗してルートを取るのかなど、個人的はいろいろ興味深かった。

(二乗することでデータ数の少ない外れ値を相対的に大きくすることができる。最小二乗法の場合も同じ)

厳密さや正確さは多分犠牲になっているのだろうが、数学読み物としては悪くないと思う。

そうしたものでよければ、読んでみてもいい本だろう。

以下メモ

・正規分布曲線を微分したときに傾きのプラスとマイナスが入れ替わる点が標準偏差。

2016-12-28

『世にも奇妙な人体実験の歴史』

トレヴァー・ノートン 著/赤根洋子 訳

文春文庫

ISBN978-4-16-790739-6

歴史上の自己実験について書かれたノンフィクション

疾病の原因物質治療法の他、サメ深海超音速自分の身をさらした様々な人々のことをあれこれと集めたもので、まあそれなりのノンフィクションという本か。興味があるならば、という本。

特別ではないが悪くもなく。

それなりのノンフィクションなので、後は興味があるならという本だろう。

以下メモ

・海で遭難したときにはかえってのどが渇くから海水を飲んじゃ駄目とよく言われるが、真水の手当てがあるなら少しの海水を飲んで水を節約するほうがよい。

2016-12-21

『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』

呉座勇一 著

中公新書

ISBN978-4-12-102401-5

応仁の乱について書かれた本。

興福寺別当職を勤めた二人の僧侶(といっても摂関家子弟)の日記を軸に、応仁の乱前後の動きを追ったもの

歴史ものとしてはまあそれなりのまとめだが、全体的に応仁の乱がどういったものだったかはよく分からない、といった本で、ただし、よく分からないのはこの時代の特徴ではあるのかもしれない。妖怪大決戦になる太平記とか。

なんだかよく分からないうちに戦っていてなんだかよく分からないまま終わりました、という戦いではある。

面白くないわけではないので、歴史が好きな人にはいいだろうが、じゃあ結局分かるのかと聞かれれば、分からない、としか答えようがない。

それでよければ、という本だろう。