小林一茶風日記

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2007-04-30

上野正彦の「死体学」ノート 死体を見れば、事件の真相は必ず見えてくる』

上野正彦 著

HP文庫

ISBN978-4-569-66866-6

元監察医が書いたエッセイ風の読み物。

作りとしては、死体をテーマにした講演を一冊の本にまとめたもの、であるらしいが、変死体の検死を行う監察医が書いたエッセイ、と捉えておくのがまず無難だろうか。

法医学に関する入門読み物的な部分も多いが、犯罪自殺から現代社会を見ようというような部分もあって、割と雑多な感じの本。エッセイなら、ファンが読むような、で済むが、入門読み物をファンが何冊も読んで面白いはずはないだろうから、中途半端といえば中途半端ではある。

講演を元にしているので読みやすくはあり(解剖学的なごちゃごちゃした記述もある)、読み捨てるのならこんなもので悪いとまではいえないだろうか、私にはそう特別な内容があるとも思えなかったし、特に薦める程の本でもないのでは、とは思う。

読み捨てるのならこんなものかもしれないので、それでも読みたければ、というところだろう。

以下メモ

・ポックリ病で亡くなった人の一番の特徴は冠状動脈に動脈硬化が見られない点にあり、今の人は動脈硬化を持っているから、同じような死に方をしても狭心症の発作や心筋梗塞という病名が付いてしまい、ポックリ病で亡くなる人はいなくなったのだろう。

漂流死体は水流によって服が自然に脱げる。

2007-04-29

父親が、

自分の子供が本当は誰の子か、なんていうことを大いに問題にするのは、遺伝子DNA存在を知っている現代人ならではの発想のような、気がしないでもないが、どうなのだろう。

天皇とか王族クラスだと、「叔父子」と呼んだとかいう話もあるが、下のクラスに行くとどうなのか。養子縁組でオールオッケーな日本が特殊なのかもしれないが、ゲルマン法でも妻に子供ができない時は化粧して街角に立たせろ、とか、別にヘブライ人じゃなくてもユダヤ教徒になって問題ない、とか、下々の方は案外そんなものではなかったのだろうか。

2007-04-28

『裁判官の爆笑お言葉集』

長嶺超輝 著

幻冬舎新書

ISBN978-4-344-98030-3

裁判官の語録。

裁判での質問や判決の付言等における裁判官の心情が現れた発言を集め、それに事件の概要等の解説を加えたもの。

別に爆笑とタイトルに付ける程笑える訳ではないが、新聞の社会面を飾るような事件に関することがあれこれと出てくる本なので、それなりには楽しめる本だと思う。

右ページに裁判官の言葉、左ページに解説を書いて、2ページ一組の構成になっているのは、読みやすいとはいえるかもしれないものの、発言が一行という場合もあって、活字中毒としては、中身がスカスカという印象があることは否めないが。

読み物としては、それ以外は別に普通の読み物で、悪いということはない。取り立ててどうこうというような内容はないが、読んでみたいのなら、読んでみても、というところだろう。

メモ1点。

・判決の量刑求刑を上回っても良い。

2007-04-27 可哀想だよズボンのおなら

http://d.hatena.ne.jp/kusamisusa/20070426/p1

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20070426/1177541395

Aと考えている人が、Bと考える人に対して、「Bと考えるならCでなければいけない。なのにお前はCでないではないか」と批判するのは、単純に相手のダブルスタンダードを批判しているだけのように思うが、どうなのだろう。

Bと考えるのならばCでなければならない、という前提に問題があるのか、それとも、ダブルスタンダードを批判すること自体が、相手に対するただの揚げ足取りにしかなっておらず、間違っているのだろうか。

ちなみに、他人に厳しく自分に甘い、という(私もよく採用している)基準は、他人に厳しい、と、自分に甘い、という二つの基準から成り立っているのか、それとも、他人に厳しく自分に甘い、という一貫した一つの基準と看做せるのだろうか。

2007-04-26

『狂った裁判官』

井上薫

幻冬舎新書

ISBN978-4-344-98024-2

退任に追い込まれた裁判官が裁判制度の悪口をいった本。

良くいえば、業界裏話的な部分はあるので、そういうのが読みたいのなら読んでみても良いかもしれないが、一方的な悪口なので、コインの片面しか見ていないだろう、という気はし(例えば、判例主義や裁判員制度に文句をつけているが、イギリスはそれでやっている訳だから(裁判員ではなく陪審員だが)、判例主義や裁判員制度がそれだけで駄目だ、ということはないのだろう)、私には余り良い本だとは思えなかった。

別に薦めるような本ではないと思う。

メモ1点。

・上訴されるのは当事者判決に不満を持っているからだし、上級審で逆転判決が出れば自分の判決が否定されることにもなるので、人事評価の面から、裁判官は上訴を避けようとする。刑事裁判で執行猶予がつけば被告人はまず上告しないので、執行猶予にしたり、上訴しそうな方を勝たせたり、明らかに片方の主張に無理がある場合でも、慎重な審議を重ねているフリをするために長い間結審しなかったり、民事訴訟では、和解が成立すれば上訴がないことからも、和解が勧められる。

2007-04-24

『通信隊戦記 最前線の指揮統帥の道を造る』

久保村正治 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2527-2

通信部隊の下級将校だった人が書いた従軍記。

全体的には、別に普通の、ありそうな戦記だが、とりわけ前半部分に所属部隊の編成等の細かい記述が多くて、若干読み難いような気がした。

それ以外は、特に悪いこともない普通の戦記で、ただの歩兵ではなく通信将校、というところにそれなりのユニークさはあるだろうが、格別に面白い、という程でもないので、読み難いことを加味すれば、無理に薦める程ではない、という感じか。

後は、それでも読みたいのならば読んでみても、というところだろう。

以下メモ

・日中間の戦闘では、食事時間中に暗黙の休戦があった。

・慰安所の利用は、休日外出の時しか利用できない兵隊は昼、営門を自由に通れる将校は夜、という時間分けが不文律としてあった。

・徴発の受領証を、中国人に書いてもらって、偽造した。

2007-04-23

フランス大統領選挙

では新自由主義か福祉国家かという選択が熱いらしいが、どっちかと問われなくても新自由主義者の私が思うに、新自由主義というのは80年代くらいの経済状況に合った政策なのであって、これからの時代には寧ろ福祉国家の方が政策的に適している、ということはないのだろうか。

経済が発展すれば、記号消費の割合が増大すると考えられ、すると記号消費を伴わずに生存するためだけに必要な経済的資源というのは、割合として、今後ますます低下の一途をたどるのではないか。生活に最低限必要な費用をベーシック・インカムとして全国民に支給しよう、という動きもあるらしいが、いつかはともかく未来においては、そういう風になるのではないだろうか。

20世紀の前半に、遅れてきた帝国主義国家が帝国主義に突き進んで失敗したように、21世紀の前半には、遅れてきた新自由主義国家が新自由主義に突き進むのだろうか。

2007-04-21

性犯罪者から子どもを守る メーガン法の可能性』

松井茂記

中公新書

ISBN978-4-12-101888-5

メーガン法について、その内容や合憲性の当否等の法学的な事柄が書かれた本。

推進派の法学者が、メーガン法の紹介やメーガン法を合憲とする論理を記したもので、そういうもので良ければ、読んでみても、という本か。

アメリカにおいて具体的にどのような点で合憲かどうかが争われたのか、を知ることができたので、私としてはそれなりに面白かった。

ちなみに基本的な戦略としては、メーガン法が義務付ける登録や告知は処罰ではない、処罰ではないのだから、憲法が刑罰に関して課している制限は総てクリアできる、という感じか(合衆国最高裁判所でこの筋に沿った判決が出ているらしい)。

(なお、日本における合憲性に関して、著者は、プライバシー権、平等権の侵害については、立法の目的や法律上の手段が合理的ならば認められるので、メーガン法は認められる、としているが、一方で、性犯罪者の再犯率が本当に高いかどうかは議論があってはっきりしておらず、メーガン法はリスクマネジメントの観点から正当化され得る、としているのは、その程度のものを合理的として良いのかどうか、私には分かりかねる)

欠点としては、意見等を紹介するのに、誰がそれをいっているのかを書かないで、ある評者、とのみ記してあることが多いのは、問題があるかもしれない。ある程度法学の基礎知識がないと面白くないだろう、という気もするが、これは、そういう本だから、ということなのだろうか。法学を全く知らない人がメーガン法の紹介というだけで飛び付くと、間違うかもしれない。

全体的には、法学的な事柄が書かれたもので良ければ、特別という程ではないが、そう悪いこともない本。

興味があるのならば、読んでみても、という本だろう。

メモ1点。

・アメリカでは、犯罪を定義し犯罪者に処罰を科す権限は州にあり、また連邦議会は州に法律制定を義務付けることはできないので、連邦メーガン法では、性犯罪者の登録制度や登録情報の公表を行う法律の制定を州に求め、それがなされない場合には連邦からの補助金を削除する規定になっている。

2007-04-19

『武田信玄と勝頼 文書にみる戦国大名の実像』

鴨川達夫 著

岩波新書

ISBN978-4-00-431065-5

武田信玄と武田勝頼が残した文書に関して書かれた本。

大体のところ、武田氏の文書について書かれた好事家向けの歴史読み物、と考えておくのが良いような本か。

文書から戦国武将の人間的な感情を読み取ろうというモチーフはあったのかもしれないが、全体的には特にテーマのない歴史読み物。そう特別でもないが、悪くない本なので、戦国時代に興味のある人なら面白く読めるのではないだろうか。私には結構面白かったし、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

信玄の後半期から勝頼の時代にかけての武田氏の動向に触れた第五章は、文書に関して書かれたという本書の性格とは余り合っていないような気がするので、ばっさり削って他の内容のものにするという手もあったかもしれないが、これはこれで雑録読み物としてはありか。

戦国武将の文書に関して書かれた歴史読み物としては、それなりのものだと思うので、興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・「出馬」は、大名大将クラスの人物が出動する時に使われる言葉であって、それより下のクラスの場合「出陣」という。

・信玄が遠江・三河に攻め込んだのは、自身を餌にして信長を誘い出し、その隙に別働隊が岐阜を衝く作戦だったろう。

(だから、信長としては先ず別働隊を叩くしかなかったはずだ、と著者は述べているが、長篠の合戦の後、半年近くもかかって岩村城を攻略していることから考えれば、別働隊を叩くのは無理であり、信長にすれば岐阜でじっとしていることが結局最善手だったのではないだろうか)

・武田勝頼は信長との和睦の道を探ったが、信玄の出馬を裏切りと感じていた信長は聞く耳を持たなかった。

2007-04-17

前頭葉は脳の社長さん? 意思決定とホムンクルス問題』

坂井克之 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257546-1

前頭前野の機能や意思との関係について書かれた本。

基本的に、一般向けの脳科学の本、と考えて間違いないが、常識をひっくり返すような派手な空中戦を演じたものではなく、地道に研究結果等を報告した本。

地に足のついた、結構良い本ではないだろうか。

所々で内容をまとめてあるので、分かりやすくもあるだろう(しかし論文の書き方とかだと、大抵は、章毎節毎に内容を簡潔にまとめたものを書け、となっていると思うのだが、一般向けの本ではその原則が多くの場合守られないのは、何故だろう。著者の主観的には、既に簡潔にまとめたものが本文、だからなのだろうか)

他に良い点としては、内容とは余り関係のないくだらないギャグがあって、個人的には読み物として読みやすいと思ったが、ただ見方を変えれば、ただのオヤジギャグかもしれない。

全体的には、良い本だと私は思う。興味があるならば、購読しても良いだろう。

以下メモ

・外側前頭前野は作業記憶の保持、底部前頭前野は報酬情報の処理、内側前頭前野は葛藤の調整や、心の理論等の社会的な感情に関係している、と考えられている。

・これらの機能は、その領域がどこからの入力を受け、どこに出力をしているか、ということに多く依存している。外側前頭前野でも、空間情報を処理する頭頂葉と接続している背外側(はいがいそく)前頭前野は、ものがどこにあるかを短期間記憶する時に活動し、物体情報を処理する側頭葉と接続している腹外側前頭前野には、図形や顔を覚えている時に活動する神経がある。底部前頭前野は、味覚や嗅覚を司る感覚領域や扁桃体から入力を受け、底部前頭前野や内側前頭前野が出力する帯状回運動野は、細かな運動制御は行わず、「いけ」とか「やめとけ」とかの簡単な信号を出すらしい。

・意思決定を行う時、神経は、感覚領域→前頭前野→運動領域の順に活動するのではなく、それぞれの活動が同時平行的に増大していく。決定は、特定の領域、特定の神経で起こるのではなく、多くの領域にまたがった複数の神経で同時平行的に起こるらしい。

2007-04-16

林家正蔵は、

重加算税を課せられているということは、悪質だと判断されたのだろうか。

2007-04-15

メモ

個人にせよ企業にせよ、個々の主体は好条件の環境ぬるま湯に浸かるより悪条件の環境に置かれしごかれた方が鍛えられ成長するという思い込みは根強いものがある。

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20070414/1176514274

一般論として、自由経済が(計画経済等よりも)優れている、という考えは、自由経済の経済成長が(計画経済等よりも)大きい、ということを意味しているのであり、それはつまり、自由市場での競争にさらされている方が、競争にさらされていない方よりもよく成長する、ということを意味しているのではないだろうか。

従って、自由経済を是とするならば、好条件の環境でぬるま湯に浸かるよりも悪条件の環境でしごかれた方が鍛えられて成長するという発想は正しいものである、とせねばならないのではないだろうか。

sunafukin99sunafukin99 2007/04/16 07:33 どうもはじめまして。トラバありがとうございます。
私は基本的に自由経済論者なのですが、たとえば一例として一企業が世の中の経済環境が好況か不況かどちらを望むか?ということだと思います。自ら進んで不況を望む企業は存在するでしょうか。個人にとっても同じことです。競争に晒されることと自分にとっての悪条件をわざわざ望むこととは全く別問題だと思うわけで、むしろ競争に勝つためには自分をより有利な条件に持っていこうといろいろ考えるのが自然ですよね。まあニュアンス的にはそういうことです。あと、計画経済等が好条件という発想は少しわからないのですよね。むしろ逆では。個人にとっても企業にとってもできるだけ自由に活動できる範囲を拡大することが経済発展の要なんですが。

sarasatesarasate 2007/04/16 23:43 sunafukin99さん、どうもはじめまして。
そもそも、競争にさらされることはその人にとって悪条件でしょ、というのが最初の指摘なので、別問題だというのは、ちょっとよく分かりませんでした。ちなみに百円ショップは不況の方が好ましいかも。
しかし、独占利益の享受は、その人にとっては望むことであり、独占利潤の分だけ社会全体の生産は減るので、望ましくないことでもある、効率良く働いて労働時間を短縮することは、その人にとって望むことであり、それによって生産資本の使用が減少すれば社会全体の生産を増やすことも可能なので、望ましいことでもある、と考えるならば、単純に好条件悪条件とひとくくりにしてしまうのが駄目なのであって、望ましい好条件と望ましくない好条件があるのかもしれません。
あと、計画経済では、より良いものを生産する必要も多分余りないし、ノルマとして生産したものは基本的にすべて引き取ってもらえるので販売の苦労がない分、楽だと思います。

2007-04-14

『百年前の私たち 雑書から見る男と女

石原千秋

講談社現代新書

ISBN978-4-06-149882-2

明治末から大正にかけての通俗書が語る言説に関して好き勝手に書かれたエッセイ

おおざっぱにいうと、前半が、夏目漱石が直接対象とした読者が当時どのような社会的通念の中に置かれていたか、という話、後半が、女性解放的な立場から、因習的な当時の考えをあざけったもので、この両者の組み合わせみたいな本。

その割りに、立派な本を書き上げた、みたいなあとがきになっていて気持ちが悪いが、著者の主観的にはともかく、実際はそういう本だと思う。

だから、著者と政治的な立ち位置を同じくして夏目漱石の小説にも興味がある、という人には、きっと面白く読めるのだろう。そういうものが良ければ、読んでみても、という本。

私は、漱石の小説に格別の興味はないし、それ程面白くもなかったので多分著者と政治的な立ち位置もどこか異なるのだと思う。

好きな人だけ読んでいて下さい、という本。後はご勝手に、というところだろう。

以下メモ

結核は上等な病としてイメージされていた。

・近代において、性欲は抑圧され、隠されるものとなり、その人の性を語る言説はその人の真実を語る言説となった。

韓流韓流 2007/04/15 02:26 それでもこんな品のないブログしか書けない人が、最後まで読んめたなんてすごいじゃん!

sarasatesarasate 2007/04/15 23:39 ああ、それはちょっと思った。でも、一日半くらいで読んじゃったしなあ。
あとがきを読んで気持ち悪いと思ったら読み終わっていた。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。

2007-04-13

母親は殺した

けど残った子供たちは扱いに困って北朝鮮に連れて行った、というのは、拉致というよりも、映画とかにありそうな微妙に良い話、のような気がしないでもない。母親を殺した時点で良い話ではないが。

母親を殺して子供を拉致した、だとまさに鬼畜の所業になるので、どこかでバイアスがかかっているのだろうか。

2007-04-12

コピー用紙の裏は使うな! コスト削減の真実

村井哲之 著

朝日新書

ISBN978-4-02-273137-1

コスト削減について書かれたビジネス読み物。

大体の感じとしては、企業がコスト削減を進めるにあたっての考え方を説いたもので、一般向けにあれこれの雑学を楽しむような本ではなく、あくまで仕事上で必要のある人が読むようなビジネス本。

タイトルになっている件は、コピー紙の裏まで使って紙代をけちろうとしても、再利用のために管理するコストや、表か裏か分からなくなってしまうコストがそれを上回る程に発生するだろう、というオペレーションリサーチみたいな話だが、余り、そういうものを期待して手に取るような本ではないと思う。

仕事上で必要があってコスト削減を進めるヒントが欲しい人ならば、読んでみても、というところ。

ちなみに、コスト削減を進める考え方としては、コスト削減は経営の場で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ、という感じか。

ビジネス本としては別に普通ありがちなものだと思うので、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

メモ1点。

・コスト削減行動の結果を検証し、評価を行わないと、コスト削減は継続していかない。

2007-04-10

世の中には、

領土問題について書かれた本を4万円位で買わないか、みたいな話があるようだが(その本がbk1においてあるのも驚きだ。税込\48,000らしい)、考えてみれば、実際に右翼が人を殺すこともあった戦前は圧倒的にこういう脅しがやりやすかったに違いない訳で、この手の話が右翼が低調になった戦後に出てきたとも余り考え難く、戦前にはいくらでも転がっていた話ではないのだろうか。なかったら俺がやりたいくらいだ。

右翼と暴力団が不可分である理由が分かった。

そんな愛国心のないことではうちの若いもんがなにするか分かりまへんでぇ。

インテリが作ってヤクザが売る、

といわれる新聞はそういって批判される訳だが、さてそこまで責任を持たなくてはいけないということになると、ポルノなんかはどこで暴力団が絡んでいるか分かったものではないから、おちおちエロサイトを巡回もしていられん、ということになって、私が困るのではないだろうか。どこか明確に線を引けるポイントがあるのだろうか。グラビアアイドルに萌えるのももちろん駄目だな。

そんな愛国心のないことではうちの若いもんが。

組織犯罪が社会に蔓る要因

複雑系的に考えるなら、きっと、脅しに屈する人の割合がある閾値を越えないと、金が入ってこなくて活動が先細る→見せしめも行えない→脅しに屈する人が減る、という循環になり、ある閾値を越えると、金が入ってきて動きが活発になる→脅しに屈しない人間への見せしめが行われる→脅しに屈する人がますます増える、という循環になるに違いない。

そんな愛国心のないことでは。

2007-04-09

パ・リーグ審判、メジャーに挑戦す』

平林岳 著

光文社新書

ISBN978-4-334-03395-8

野球の審判が書いたエッセイ風の読み物。

パリーグ審判員で、現在メジャーリーグを目指してアメリカマイナーリーグで審判をしている人が、審判の仕事振りや野球に関して様々なことを書いたもの。

内容はかなり雑多で、ブログ等にもよくある仕事系の話、と考えて大体間違いないが、雑多ななりに一通りまとまっていること、野球を知っている人には分かりやすく書かれているだろうこと、から、比較的良い本ではないかと思う(取材・構成でクレジットされている原頼一という人が、多分ライターなのだろう)。

興味があるのならば、読んでみても良い本ではないだろうか。

ただ、内容的には、あれこれのことが雑多に書かれているだけで、特に取り立ててどうこう、という程のものは、私にはなかった。仕事話のエッセイなんてそんなものではあるだろうから、そういうもので良ければ、というところ。

それで良ければ、形式的にはよくできていると思うので、興味があるのならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

ストライクゾーンが狭いとボールを選び、広いストライクゾーンの場合バッターがどんどんと球を打ちに行くようになる。試合時間を短くすることの他、バッターの育成のためにも、アメリカでは下のリーグ程ストライクゾーンが(特にアウトコースに)広い。

・マウンドの外に出れば、ピッチャーが指をなめても良い。

・先発投手の交替の可否は、一番近くで第三者的に見ている球審が一番良く分かる。

2007-04-08

石原慎太郎

といえば、青嵐会時代に、(マスコミ経営上当然反対する)広告税構想をぶち上げることで、マスコミに青嵐会を叩かせ、批判されることでかえって注目を集めた、ということをハマコーが確か書いていた。

今年の初め頃は、石原慎太郎はいろいろと叩かれていて、選挙が楽しみだと思っていたのだが、選挙が石原圧勝で終わったことを鑑みるに、あれは本当に叩かれていて、不発に終わったのか、それとも、叩かせることで注目を集めていたのだろうか。

一時期、菅直人が都知事選挙に出るとか出ないとかいう話があったが、結果から見ると、うまく逃げたものだと、そのリアリズムを評価して良いのかもしれない。

2007-04-06

『未完の明治維新』

坂野潤治

ちくま新書

ISBN978-4-480-06353-3

幕末から明治前半にかけての新政権の路線対立を素描した本。

維新史全般ではなく、志士たちの路線対立に的を絞った本で、良くいえば、著者の主張が分かりやすくはあり、悪くいえば、明治維新史全体の流れを知らない人には少し厳しいかもしれない、という本か。

そうしたもので良ければ、読んでみても、というもの。

特別でもないが、悪くもなく。他には特に述べておくようなことはなく、これはこれで、こうした本だ、というべき本なのだろう。

興味があるのなら、読んでみても良い本だと私は考える。

以下メモ

・諸藩主等を集めた会議を開いて、国論を統一し、その力で、外国に対して対等な関係を築いて開国しようというのが、討幕前の公武合体・開国派の志士たちの共通路線だった。討幕によってこの路線そのものに進むことはなかったが、五ヶ条の御誓文に「広ク会議ヲ興シ」とあったり、後の板垣自由党の活動もその延長線上にあった。

・西郷隆盛がもし川村純義や樺山資紀の立場だったらと考えると、西郷挙兵となれば義に篤い西郷なら当然西郷に味方するだろうから、西郷の挙兵は、主観的には勝算がなかった訳ではない。

・明治前半期の志士たちの路線対立には、敵ではなく共に維新を成し遂げた同志としての甘えが見受けられる。

2007-04-05

そういえば、

1980年くらいなら、藤子不二雄の代表作といえば、『オバケのQ太郎』を挙げる人が多かったのではないかと思うが、現代なら、間違いなく『ドラえもん』だろう。

コンビ解消により、『ドラえもん』は今では藤子・F・不二雄名義だが)

この違いが両作品の本質に基づいているのだとしたら、オバケよりもロボットの方が、現代の子供にはリアリティがあるのだろうか、とかいうことを考えたが、80年代を通じてスターダムにのし上がって行った『ドラえもん』と、今現在復刊もなされていないらしい『オバケのQ太郎』とでは、同じ土俵で比較することには無理があるか。

未来の道具を軸に物語が進むので、基本設定をいじることなく話がいくらでも作れる、という違いが原因かもしれないが。

2007-04-04

『郊外の社会学 現代を生きる形』

若林幹夫 著

ちくま新書

ISBN978-4-480-06350-2

郊外に関していくつかのことが書かれた本。

私が受けた印象では、大体のところ、郊外について社会学的に何かいってみました、という感じの本だろうか。あんまりそれ以上のものではないと思う。これといったテーマはないし、著者が本書で何をいいたかったのかは、私にはよく分からなかった。

一つの読み物といえば、読み物ではあるだろうから、郊外に関して書かれた社会学読み物で良ければ、読んでみても、というところか。

何らかのテーマがある訳でもないし、かといって分かりやすい入門書のようなものでもないし、私には余り良い本ではなかった。

2007-04-03

某弁当屋のドラえもんセット

というのは、商売としての目論見がよく分からんな。

子供は余り弁当は買わないし、大人にドラえもんはないだろう、と私なら思ってしまう訳だが、どうなのだろう。

時期的に新しく一人暮らしを始めた大学生くらいがターゲットだとすると、今の大学生はそこまで幼いのか、それとも、料理を作らずに弁当を買って済ませる家庭が多くなっているのだろうか。

4月4日追記:春休み中の子供の昼食、と考えれば、結構需要はありそうだ。その子供が将来リピーターになるための先行投資としては、先は長そうだが)

(更に8月7日追記:夏休みにはポケモンキャンペーンらしいので、これは春休みの子供がターゲットだったのだろう)

2007-04-02

『イタリア・マフィア

シルヴィオ・ピエルサンティ 著 朝田今日子 訳

ちくま新書

ISBN978-4-480-06352-6

シチリア・マフィアに関して書かれた本。

内容としては、70年代から90年代初めにかけてのマフィアと司法当局との攻めぎあいを中軸に、その他、マフィアとバチカンやイタリア政治家との癒着等を描いたもの。

やや陰謀史観的な面はあるが、ヤクザについての本が外国で出るとしたらこんなものになるかもしれないという気はするので、こんなものなのかもしれない。積極的に薦める程ではないが、他に良書がないようなら、というところか。

欠点としては、陰謀史観的な面があることの他、イタリア人の名前が多く出てくるので馴染みにくい感じがあること、日本向けに書かれたものなのかイタリアの本の翻訳なのか分からないが、日本の読者向けには若干説明が足りていない部分があること(イタリアの司法制度や憲兵のこととか。コーザノストラが=マフィアのことなのかどうかも、私には分からなかった)。セブン・シスターズの説明も変だが、これは著者が分かっていないのか、それとも、翻訳者が知らなくてこうなったのだろうか(7人の姉妹と訳してあるのは初めて見た)。

全体としては、特に薦める程の本ではないと思う。ただ、イタリアのマフィアについて書かれた日本語の本はそんなに多くはないだろうから、これで仕方がないと思えば、許容範囲ではあるだろう。

積極的に薦めるのではないが、興味があって読んでみたければ読んでみても、という本だと私は考える。

名無し名無し 2007/04/04 16:04 コーザノストラ=マフィアって最初の方に書いてありますが。

sarasatesarasate 2007/04/12 22:41 コーザノストラが有力なファミリーだという記述しか気がつきませんでした。

2007-04-01

今、日テレで

岩崎宏美が「聖母たちのララバイ」を歌っていたので、メモ

日テレだから良いのだろうか。

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