小林一茶風日記

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2007-11-30

『脳研究最前線 上・下 上:脳の認知進化 下:脳の疾患と数理』

理化学研究所 脳科学総合研究センター

講談社ブルーバックス

上:ISBN978-4-06-257570-6

下:ISBN978-4-06-257571-3

脳科学に関して色々なことが書かれたアンソロジー

理化学研究所脳科学総合研究センターの創立10周年記念出版、ということで、一言でいって、企業レポート、といった感じの本か。つまり、業務で読まねばならないのなら、許せる範囲だが、趣味で読むにはちょっと苦しい、というところ。

アンソロジーなので全部が全部そうだというのではないが、基本的には、一般の読者に読んでもらおう、という契機がない。脳科学について余り知らない人は、本書を読んでもよく分からない部分が多々あると思う。

脳科学についてある程度知っている人が、新しい研究動向を知るためには、それなりのレポート、というところなのだろうか。脳科学についてよく知っている人ならば、最新の研究も知っているのではないか、というのが、苦しいところだが。

あくまで、そういった類の企業レポートでも良い、という人向け。広く一般向けという本ではないだろう。

以下メモ

・大脳基底核は、補足運動野(自発的な運動の場合)や運動前野(刺激に誘発された運動の場合)で生成された運動パターンの中から不適切なものを除く機能を持っていると考えられており、小脳は、実際に行われた運動と目標との差を検出して修正する。

トレーニングをつむと、最初は運動前野で作られていた運動パターンが、補足運動野で作られるようになるらしい。

・発生初期の脳の神経回路は魚類でも哺乳類でも大きな違いはないので、爬虫類脳の上に哺乳類脳が付け加えられたというような脳進化の見方は間違っている。

価値観によって行動が規定される行動プログラムは、皮質・基底核・視床の神経細胞ループ状に繋がった回路に記憶される。草原型ハタネズミのオスはただ一頭のメスと関係を持つが、皮質・基底核・視床ループにそのメスの匂いが記憶されるためらしい。メスの匂いは、バソプレッシンを神経伝達物質とする神経細胞によって内側扁桃体からループの一部である腹側淡蒼球に伝わるが、草原型ハタネズミでは、他の型のハタネズミと比べて腹側淡蒼球のバソプレッシン受容体が強く発現している。

・多くの動物にとって、状況と行為は不可分のものであり、そこには主体を析出する契機は存在しない。ヒトの祖先が道具を手にした時、道具と、道具を動かす手が客体化され、手を動かす主体を想定せざるを得なくなったと考えられる。

飼育種であるジュウシマツの歌は、その野生種であるコシジロキンパラの歌よりも複雑である。野生種は、種としての特徴を残す必要と、捕食圧から、歌の構造が単純なものに留まるが、メスはより複雑な歌を唄うオスを好む。

MT野の神経細胞は、視野の一部の視覚刺激の動きの方向に選択的に反応し、MST野の細胞は視野全体が動いた時に反応する。MST野の細胞がMT野細胞から入力を集める時、視野の別々の位置の同じ運動方向に反応する細胞を集めれば、視野全体の直線運動に反応する細胞ができ、放射状に広がった方向に反応する細胞を集めれば、拡大に反応する細胞、同心円の接戦方向に反応する細胞を集めれば、視野の回転に反応する細胞ができるだろう。

・抑制性ニューロン間には、膜電位が直接結び付く電気シナプスがあり、ニューロンの同期発火に関与していると考えられる。

・受精卵では殆どのDNAがメチル化されていない。その後の発達の段階でメチル化され、その細胞の特徴や、環境との相互作用が記憶されるのではないかと考えられている。

2007-11-29

人間の味覚

というのは、堅いものにはそれ程甘さを感じず、しっとりと熟した柔らかいものに強い甘みを感じるらしい。ほんとかどうかは知らないが。

糖度が同じでも、青い実には甘みを感じず、熟した果実に甘みを感じるのはそのためだとか。

なるほど。これを表して、キスの原理と名付けたい。

しかしとすると、フニャチンの方が良いということも。

2007-11-26

インド的思惟

では、障害を負った人は前世の報いを受けているのだ、という発想が自然に出てくるような気がするが、日本の仏教にはそういう発想はなかったのだろうか。

仮にもしあるとして、現代の日本において障害者の社会進出が進まないのだとすれば、そこには、そういう思惟が横たわっているから、ということがあるだろうか。

2007-11-23

休日に夕方のニュース

を見ていたら、今のはワイドショー並みの酷いものになってるんだな。

被害者家族だと思ったら犯人扱いされていた。

な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…。

ロス疑惑だとか松本サリン事件だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。

2007-11-22

男女が別れることを、

別々の人生を歩む、という風に現すのは、詩的な表現ではある。

しかしどうも、男性シンガーの歌詞や男性向けの物語でそういう表現は余り使われないような気がするのだが、気がするだけなのか、それとも何かのジェンダーバイアスがあるのだろうか。

別れゼリフに「これからは別々の人生を歩いて行こう」と言っちゃうような男は、気障過ぎて男性向けのマンガでは使い難いだろう。

そこにジェンダーバイアスがあるのなら、男性が女性と後腐れなく綺麗に別れたい時、こういう風にいってみると効果がある、だろうか。

(男性から別れを切り出す場合、「もう友達に戻ろう」とか、未練を残す表現が好まれるような気がするのは、男は常に精子をばらまくことを考え、少しでもその可能性を残そうとするという竹内久美子的解釈)

諸君等の健闘を祈る。

2007-11-20

『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。』

島村英紀

講談社文庫

ISBN978-4-06-275867-3

著者が逮捕・起訴された時のことを綴った体験記。

自身が経験した拘置所での拘留生活を冷静に描いたルポルタージュ的な作品で、拘置所の生活等が細かく書いてあるので(むろん著者が体験した範囲でだけだが。著者は警察にではなく地検に逮捕され、また接見禁止だったので、独房に入れられて、他の収容者とのかかわりは殆どない。接見禁止の場合は、新聞雑誌差し入れや自費購入も禁止されるらしい)、拘置所での生活に興味があるのならば、興味深く読めるのではないだろうか。

拘置所の間取りや食事の内容等が延々と書いてあって、やや細かすぎるきらいはあるし、当時のメモをそのまま組み込んでいるのか、重複もいくつかあったりするのだが、冷静で細かく書かれていて、良い本だと思う。

タイトルにはなぜ逮捕されとなっているが、逮捕された事件の話はそれ程なく、拘置所での暮らし振りを細かく描いた本。

そういうことに興味があるならば、購読しても良い本だろう。

以下メモ。

・拘置所の中ではすべて番号で管理される。

・調書は何通も作る。裁判で証拠採用されるのは調書の一部という訳にはいかないから、どのように分けて作るのかが、検事の大事な仕事になる。

・土日は弁護士でも面会できないので、その時を狙って厳しい取り調べがある。

・船の飲料水にはタンクの壁のセメントが溶け込んでいるので、船乗りには歯の悪い人が多い。

保釈中の裁判は、別にどこに出頭するでもなく、傍聴人と一緒に裁判所に入り、傍聴人と一緒に帰れる。

2007-11-17

『議論のルールブック』

岩田宗之 著

新潮新書

ISBN978-4-10-610236-3

議論に関していろいろと書かれた本。

全体的に、のっぺりとしていてテーマや流れはなく、ほぼ雑学本、と考えておくような本か。

ウェブの文章を元にしている、ということで、ウェブというのは好きな時に好きなだけ文章を足していけるので、こういう流れのないものになりがちだよなあ、というような本ではある。

ルールとして体系立ててまとめられているのでもないし、個々のテーマが興味深い事例になっているのでもないし、私としては、悪いということはないがそう特別なこともない本だった。

悪いということはないので、こんなものといえばこんなものかもしれず、楽しめる人もいるだろうが。

積極的に薦めるのではないが、興味があれば読んでみても、という本だろう。

2007-11-15

『犬の頭がグングンよくなる育て方 あなたの愛犬は素晴らしい能力を持っている!』

三浦健太 著

HP文庫

ISBN978-4-569-66919-9

犬のシツケに関して書かれた本。

シツケのテクニックが書かれた単純な実用書というよりは、シツケに対しての心構えや理念が説かれたもので、私としてはそれなりに納得のできる理念だったので、良い本ではないかとしておきたい(私は犬を飼ったことがないので、当たっているかどうかは分からないが)。

その理念を簡単にまとめれば、昔のように犬を道具として使っていた時代に開発された犬に何かをさせるための訓練ではなく、今の時代は、犬を家族の一員として迎え、社会の中で適応させていくことが求められている、飼い主がリーダーシップをとって犬の健康や安全を守り、犬に愛情を注いでいけば、犬は飼い主(リーダー)の喜ぶことを行い、飼い主(リーダー)が不快に思うことはしなくなる、というところか。

こうした理念が良いと思うのであれば、読んでみても良い本。

散歩とか飼い主さんとかの丁寧語が少し妙な印象も与えるが、割と内容もあって良い本だと思う。

興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・愛犬同伴方式のシツケ教室を開催しても、他人や他の犬を吠えたり噛んだりするような本当に問題のある犬を飼っている人は参加しづらい。

・犬は、猫科の動物程の攻撃力はなく、獲物を取るには相手が弱るまで長期に渡って付け狙っていたと考えられ、粘り強く諦めの悪いリーダーを尊敬する。

・犬は自分の安全を守るために強いリーダーの下につき、強い犬には恥も外聞もなく服従する。守られていれば、下位であることへの劣等感もないようだ。飼い主(リーダー)が真に犬を守り、愛情を持って育てていれば、食事を先に与えるくらいのことでは飼い主のリーダーシップは揺るがない。

・犬に何か動作を覚えさせる場合、できないからといって決して叱らず、少しでもできた時にすぐ褒めるようにする。犬に迷惑な行動をやめさせる場合は、目を見てしっかり叱り、やめたり逡巡した時にはすぐに褒める。叱るのは褒めるのとセットにしないと、犬は何に対して叱られているのか分からない。褒める時は、背中を軽く撫でおろして、感謝の意を伝えるようにする。また、叱る時には名前を呼ばないようにして、名前を呼ぶのは褒める時だけにしておくと良い。

・留守がちで寂しいだろうと二頭目の犬を飼うのは、犬から見れば飼い主の愛情が半分になることになりかねない。二頭目の犬を飼う場合、すべてにおいて先にいた犬を優先し、群れの順序をリーダー(飼い主)が守らせるようにする。

2007-11-12

『ヤクザ極道学 現代人の裏教養

北芝健

だいわ文庫

ISBN978-4-479-30132-5

ヤクザについて書かれた雑学本。

良くある読み捨てコンビニ文庫のありがちな雑学本なので、どんな本かは想像しやすいと思う。

そういうもので良ければ読んでみても、という本。

個人的には特にといえるような内容はなかったが、読み捨てコンビニ文庫で良ければ、こんなものだろう。

メモ1点。

拳銃を所持しているヤクザに入手先を尋ねていくと、最後は死んだ人間に突き当たる。

2007-11-09

『ナツコ 沖縄密貿易の女王』

奥野修司 著

文春文庫

ISBN978-4-16-771747-6

密貿易の大立者を軸に、密貿易が盛んだった敗戦直後の沖縄の世相状況を描いた本。

当時を知る人物に取材して、その大立者、金城夏子の生涯を追い、彼女が生きた時代を浮かび上がらせたノンフィクションで、ややまとまりがないので、一冊の本としては必ずしも良い出来だとは思わないが、素材そのものが珍しいし面白いので、興味があるならば読んでみても良い本か。

全体的に、やや方向性もなく、何でも詰め込み過ぎであり、もう少し絞れるように思うし、ライターとしては、文章が後一歩、という感じもしないでもないが(一例だけ挙げておくと、「当時は潮風で板戸や柱はささくれ立った家並みが、いかにも漁師の町といった風情を漂わせていた」とか)、絞ったからといって必ず面白くなるというものでもない訳だから、ノンフィクションとしては、こんなもの、といった本ではないだろうか。

後は素材勝負ということになるが、ごく近い時代の一応は日本の話でありながら、余り知られていないことで面白く、素材の面白さも十分に伝えられているだろうから、その点では、良い本ではないかと思う。

ややまとまりはないが、割と面白いノンフィクション。

興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

メモ1点。

・アメリカ軍が沖縄に基地を建設するにあたって、インフレを防ぐために沖縄で流通していたB円を日本円に対して高く設定した結果、日本から割安の製品が流入して、沖縄経済は生産に不向きとなり、基地依存型の経済となった。

2007-11-08

今週号のある雑誌に載っていたグラビア

女の子は、私にとって、結構可愛いけど別に好きになる程可愛い訳じゃない、という感じの女性だった。

それを見て感じたのだが、グラビアアイドルとしてはそういうのが結構良いポジションだ、ということはないのだろうか。

心置きなくオナニーに没頭できそうな感じ。

胸があるだけでアイドルとしてそれはないだろうという顔のグラビアアイドルは、誰とはいわないものの結構いるように思ってきたのだが、あれはそういうことだったのだろうか。

2007-11-06

東京オリンピックに対する言説

といえば、敗戦後復興や驚異の高度成長の総仕上げを謳うものが殆どで、失敗だとしたり批判するような文脈のものは寡聞にして聞いたことがない。

(せいぜい、マイナースポーツの遠い外国同士の試合の観戦に割り当てで駆り出された、というくらいか)

東京へのオリンピック招致に対する反対運動は、余り盛り上がっていないように見受けられるが、そこには、前回の東京オリンピックが、多くの日本人にとって成功だと思えるものだったから、ということがあるのだろうか。

2007-11-05

武士から王へ お上物語

本郷和人

ちくま新書

ISBN978-4-480-06388-5

中世日本における王権の進展振りを中軸に書かれた史論。

正面から歴史の流れを見据えようと、割と大上段に振りかぶった史論、あるいは少なくともその試みで、私はこういったものが大好きなので、面白く読めた。

こういう史論が好きな人には、良い本ではないだろうか。網野史学のファンとか。網野善彦の余り良い読者ではなかった私がいうのだから、違っているかもしれないが。

ある種の試みだから、批判すべき点は多分多くあるのだろうが、現状では十分に面白い本だと思う。

批判としては、やや政治史(マルクス主義でいえば上部構造)に目線が寄り過ぎのような気がする。13世紀前半に貨幣経済が進展して、農地、農村を基盤にした御家人や鎌倉幕府が巧く立ち行かなくなった、とは書かれていても、貨幣経済が進展したのは何故か、ということまでは殆ど視点が及んでいない、とか。宋銭が大量に輸入されることによって貨幣経済が浸透した、とは書かれているが(よく知らないが私の勘では普通、歴史の論理としては、順序が逆なのではないだろうか)。顕密体制についても、これらの仏教が朝廷を鎮護するものだったとされるだけで、古代日本の氏社会に適応したものだという視点はないようだ。

もう一ついえば、中世は現実の実効支配(当知行)がものをいう時代だったのに、権門体制論等は現実を見ていない、と著者は批判しているが、権門体制論がその程度の批判で崩れるような間抜けな学説だということは、私は知らないものの多分、余り期待できないのではないだろうか。

二度目の木津川口の戦いで九鬼嘉隆が勝利した、とかも書かれているが、しかし現時点の試論としてはこんなものなのだろう。

中世日本史論として、面白いので、興味があるならば読んでみて良い本だと思う。

興味があるのならば、購読しても良い本だろう。

以下メモ

・皇統が二つに別れることは、幕府にとってはもちろん都合が良かっただろう。

安達泰盛は御家人以外の庶民も被支配民として統治に繰り入れようとしていたが、貨幣経済の発達で御家人が貧窮化する中、鎌倉幕府の基盤である御家人の利益を第一に考える勢力に敗れた。

きらびやかに着飾るバサラ大名は、発達した貨幣経済の申し子であり、それ故に、貨幣社会で権力を握り、天皇制荘園制を忌避する新しい政治思想の土壌となった。

・中世において進展した王権は、支配と従属の縦関係の頂点にいることを目指す。中世の村落では横の繋がりも強く、横に繋がった人々が平等に神や仏と縦の関係を結ぶ一向宗キリスト教が広まったが、それは頂点を目指す王権とは相容れなかった。

2007-11-02

『戦国軍師の合戦術

小和田哲男

新潮文庫

ISBN978-4-10-128852-9

戦国時代の呪術民俗に関して書かれた本。

呪文おみくじ等、戦国期における呪術的民俗の事例があれこれと集められたもので、大体のところ、それらについての雑学本、と考えておくような本か。

そう特別でもないが、雑学本としては別に普通にありそうな雑学本。

やや軍記物に頼り過ぎ、という気もするが、雑学本で良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

連歌会を開き、その連歌を神前に奉納して出陣すれば、勝利を得られる、という信仰があった。

・軍扇を普段と表裏逆に持つと、悪日を吉日にできるという作法があった。

・軍議で結論が出ない場合等におみくじを引いて決めることは、神意を聴くことなので、全員を納得させる効果があったものと考えられる。

くじ引きで選ばれた将軍も、そう馬鹿にはできないのかもしれない)

石垣に使う石が採石場から運ぶ途中で落ちてしまった場合、城を築くのに「落ちる」はタブーなので、落ちた石はそのまま捨て置かれた。

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