小林一茶風日記

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2007-12-29

旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記

深沢秋男 著

文春新書

ISBN978-4-16-660606-1

ある武家女性の日記を紹介した本。

日記の記述から、天保期の江戸の世相や政治動向等を紹介した本で、良くいえば、そうしたもので良ければ読んでみても、という本、なのかもしれないが、私としては、著者が日記や日記を書いた井関隆子を持ち上げるのがうざい本だった。

日記全部を読めばまた違うのかもしれないが(どうも必ずしもそうは思えないような気もするが)、一部の紹介だけで、これこれこのように素晴らしい、と持ち上げられても、私にはよく分からなかったし、仮に素晴らしいのだとしても、既に亡くなった歴史上の、それ程有名でもない人物を持ち上げてどうなるのか、という感じ。

著者のいう通り素晴らしい日記だ、と同調できる人には面白い本なのかもしれないが、私としては、特に薦める本ではなかった。

2007-12-27

左の脇腹に引きつるような

痛みを感じた後、30分おきにトイレに駆け込んだ。

尿管結石の再発だろうか。

2007-12-26

『旅順と南京 日中五十年戦争の起源

一ノ瀬俊也 著

文春新書

ISBN978-4-16-660605-4

日清戦争における、ある兵士と軍夫の従軍記を紹介した本。

タイトルにもなっているように、日清戦争と後の日中戦争との類似点を見よう、というモチーフのある本ではあるが、基本的な構成としては、同じ師団に属した二人の日記を元に、日清戦争におけるある兵団の軌跡等を描いた戦記物、考えておけば良い本。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。

私は日清戦争の戦記物は読んだことがなかったので、興味深く読むことができた。日清戦争では補給部隊に兵士ではなく金で雇った軍夫を充てていた、というのも知らなかったので、日本軍における輜重蔑視の根がこんなところにあったのか、とか。

現代文への要約・解説と、日記本文の引用、という二重の構成になっているので、ややくどい印象もあるが、それ以外はありがちな戦記、というところだろう。

興味があるのなら、読んでみても良い本だと思う。

以下メモ

・日清戦争で日本の第二軍が旅順を占領した際に引き起こした虐殺事件に対しては、士気の低下を理由に第二軍司令官大山巌以下の処分は行われなかった。

・日清戦争において中国東北部の厳冬を経験したことが、日露戦争前の八甲田山での演習に繋がったのだろう。

2007-12-25

昔は、

クリスマスになると、店の前にクリスマスケーキの入った箱を積み上げ、店員がサンタのコスプレをして売る、という風景が結構あったように思うのだが、ふと気がつくと、最近はそういう風景を余り見ないような気がする。

クリスマスケーキそのものの売り上げが落ちているのかと思ったが、百貨店のケーキの売り上げは上々らしい。否、百貨店等で予約して買うようになったから、そこら辺の店でふらふらと衝動買いすることがなくなったのだろうか。

2007-12-23

マスコミ報道しない問題

は世間的には殆ど存在しない問題な訳で、マスコミ人が抱くそのための全能感は、大きなものがあるのだろう。

それが更に昂進すると、政府は何故俺様の言う様にできないのか、という発想となるに違いなかばい。

2007-12-22

新書で入門 新しい太陽系

渡部潤一

新潮新書

ISBN978-4-10-610238-7

太陽系の天体についての概説書的な読み物。

全体的には、新書レベルでは標準的な概説本、といったもので、興味があれば、読んでみても、という本か。

前半はやや概説書的、堅めで、後半の木星の章辺りから以降は読み物的でくだけた感じになるのは、全体としてのバランスが取れていない気もするし、前半が読み物的でないと入り難いだろうから、一つの欠点といって良いだろうが、太陽の後、内側の惑星から説明していって、最後に、何故冥王星が惑星から外されたのかという話になるのは、モチーフ的に巧くまとまっているので、構成としては相殺でプラスマイナスゼロ

後は、特に述べておくことはない大体標準的な概説本だと考えて良いと思う。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・月は、地球から受ける引力よりも太陽から受ける引力の方が大きい。

金星が地球に接近する時は地球に同じ面を向けており、金星の自転が他の惑星と逆向きなのは、地球重力の影響がある。

・金星の太陽面通過を観測することは、かつては、地球と金星や太陽との距離を測るのに最も良い方法だと考えられていた。

・太陽光で暖められた小惑星赤外線を放射するが、その反作用で軌道がずれていくため(ヤーコフスキー効果)、小惑星の動向を完全に予測することは難しい。

ガニメデカリストにある直線状にならんだクレーターの列は、木星の潮汐力によって分裂した彗星等の破片群が衝突した跡だと考えられる。

土星等の環は、すぐに惑星に落ちてしまい寿命は数千万年くらいとされるので、土星の環は(天文学的に)最近できたとする説が有力である。

2007-12-21

コムギトウモロコシの値段

は上がっているのに、なんでコメの値段は下がるのだろう、と思っていたら、下がっているのは日本の国内価格で、国際価格の方はちゃんと上がっているらしい。

2007-12-19

新書で入門 新しい太陽系

渡部潤一

新潮新書

ISBN978-4-10-610238-7

太陽系の天体についての概説書的な読み物。

全体的には、新書レベルでは標準的な概説本、といったもので、興味があれば、読んでみても、という本か。

前半はやや概説書的、堅めで、後半の木星の章辺りから以降は読み物的でくだけた感じになるのは、全体としてのバランスが取れていない気もするし、前半が読み物的でないと入り難いだろうから、一つの欠点といって良いだろうが、太陽の後、内側の惑星から説明していって、最後に、何故冥王星が惑星から外されたのかという話になるのは、モチーフ的に巧くまとまっているので、構成としては相殺でプラスマイナスゼロ

後は、特に述べておくことはない大体標準的な概説本だと考えて良いと思う。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・月は、地球から受ける引力よりも太陽から受ける引力の方が大きい。

金星が地球に接近する時は地球に同じ面を向けており、金星の自転が他の惑星と逆向きなのは、地球重力の影響がある。

・金星の太陽面通過を観測することは、かつては、地球と金星や太陽との距離を測るのに最も良い方法だと考えられていた。

・太陽光で暖められた小惑星赤外線を放射するが、その反作用で軌道がずれていくため(ヤーコフスキー効果)、小惑星の動向を完全に予測することは難しい。

ガニメデカリストにある直線状にならんだクレーターの列は、木星の潮汐力によって分裂した彗星等の破片群が衝突した跡だと考えられる。

土星等の環は、すぐに惑星に落ちてしまい寿命は数千万年くらいとされるので、土星の環は(天文学的に)最近できたとする説が有力である。

2007-12-18

欧米では

政権の発足当初はマスコミとは蜜月になるそうだが、福田政権とマスコミとの蜜月は2ヶ月ちょっと、というところだったのだろうか。

2007-12-15

プロ交渉人 世界は「交渉」で動く』

諸星裕

集英社新書

ISBN978-4-08-720419-3

諸星裕のエッセイ

一応、スポーツロビイスト等、様々な交渉事を行ってきた著者が、交渉に関して書いたエッセイだが、余り内容云々を期待するよりは、この人のエッセイ、という風に考えた方が良い本だと思う。

そう特別なものではないが、エッセイとして悪いというものでもないし、他の人ができないような経験も色々としてきているのだろうから、興味があれば読んでみても、という本か。

軽く読むエッセイとしては、こんなもの、というところ。

エッセイで良ければ、読んでみても、という本だろう。

メモ1点。

国際大会において審判の笛がこちらに不利だったというようなことは枝葉末節の問題にすぎず、ことの本質は、連盟の理事や技術委員のポストをいかに押さえていくか、という点にある。

2007-12-13

マックスヴェーバーの哀しみ 一生を母親に貪り喰われた男』

羽入辰郎 著

HP新書

ISBN978-4-569-65999-2

マックス・ウェーバーに対する精神分析的な記述。

いや、必ずしも精神分析ではないのかもしれないが、大体そういった類の、ウェーバー精神構造のあり様を忖度した本、と考えておけば間違いない。

私は、精神分析とかは大好きだから、割と面白く読めたので、興味があるならば読んでみても良い本だと思う。

こういうのが好きな人なら、悪くはない本。

どこまで行っても解釈には過ぎないから、ある種のいかがわしさのようなものから自由ではないが。

例えば、本書に書かれているようなウェーバーと母親との関係は、著者とその母親との関係の投影に過ぎないのではないか、という印象は強く受けた。私は著者も著者の母親も知らないので、本当のところは分からないし、投影であったとしても、必ずしも、だから間違っている、とはいえないが。しかし、ウェーバーがどういう人だったかは論じられていても、その母が本当にサブタイトルのような人物だったのか、直接には全く検証されていないのは、史料の制約があるのだろうとはいっても、構成が弱いのではないだろうか。ウェーバーが妻と性生活を営むことができなかった理由を、母親からの禁止に求めているのは、一見自然なようにも見えるが、では何故浮気相手とならセックスできたのかということの説明は、余り巧く行っていないように思える。

このように多少批判できる点もあるが、解釈はいくつも成り立つのだろうから、その中の一つ、ということで良ければ、悪くはない本だと思う。

興味があれば、読んでみても良い本だろう。

2007-12-11

『最後の遣唐使

佐伯有清 著

講談社学術文庫

ISBN978-4-06-159847-8

実際に唐に赴いた最後の遣唐使となった第十七次遣唐使について書かれた本。

基本的には、使節団の動向を追ったもので、その他、最後の遣唐使のあり様から遣唐使廃止の歴史的意義等が考察されている。一般向けに書かれているので物語っぽいところはあり、そのくせ一般向けというにはやや難しいような気がするので少々中途半端な本ではあるが、歴史が好きな人ならば面白く読める本ではないだろうか。

円仁の帰国の子細が書かれていないので関連した部分が捉え難くなっているとか、少し分かり難い部分もあるが、余り大部の本でもないし、大体はすんなり読めるのではないかとしておきたい。

興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・遣唐使は後の時期ほど遭難が増えているが、使節の人員の増加に伴って船が大型化したことが大きな理由になっているだろう。9世紀から来航が盛んになった新羅船は、中型船であり、構造が簡単で、風波に翻弄されても船体の損傷が小さかったと考えられる。

・第十七次遣唐使の派遣を強く後押ししたのは、天台、真言の平安仏教勢力だった。彼らは、学僧を送り込むことで勢力の拡大を狙い、朝廷の側にも、行き詰まりつつあった律令体制に代わって、彼らが掲げた鎮護国家をたのむ必要があった。

2007-12-09

OECDが行ったPISA

(生徒の学習到達度調査)2006年調査によると、日本の15歳生徒の23%が、科学関係する仕事に就きたいと回答し(OECD平均は37%)、30歳の時点で自分が科学に関係する仕事に就いていると予測する日本の生徒は8%だったらしい(OECD平均は25%)。

つまり、単純に計算すると、将来科学に関係する仕事に就きたいと回答した生徒の内の少なくとも2/3近くが、その希望はかなえられないだろう、と考えていることになる。

この数字が多いのか少ないのかは分からないが、日本の生徒はPISAのテストでは成績が良かったにもかかわらず、自らの科学的能力に対する自信はOECDの中で一番低かった、ということだから、それが一つ問題ではあるのだろう。

ちなみに、報告書には、2003年と2006年の両方の調査で使われた科学の設問を検討すると日本の生徒の成績に変化はなかった、と書かれているのに、新聞見出しだと、6位に転落、となってしまう訳だ。

科学の力をつけさせるよりも前にメディア・リテラシーを身に付けさせるべき、という結論なんだろうか。

(報告書の前に内容が一部漏れたせいかもしれないが)

cf:http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/education/20071204pubilc_release.pdf(PDFファイル

2007-12-08

外資常識 伝説ディーラー奮戦記』

藤巻健史

日経ビジネス人文庫

ISBN978-4-532-19420-8

藤巻健史のエッセイ集。

大体のところ、いつもの藤巻節なので、ファンが読むようなエッセイ集、と考えておくのが最も間違いがないだろうか。

後は、特に述べておくようなことはない本。そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・大統領だけでなく、米銀でも、トップが替われば大規模な組織改革がある。日本の首相交替に外国人が過大な期待を抱きがちなのは、そうした文化の現れである。

・かつて、邦銀間で預金量が争われていた頃、期末になると、預金扱いになるロンドンの銀行間取引で大量の資金を借りていた。

2007-12-05

コラーゲンの話 健康と美をまもる高分子

大崎茂芳 著

中公新書

ISBN978-4-12-101917-2

コラーゲンや著者の研究に関して書かれたコラム集。

割ととりとめのない雑多な本で、且つ何も知らない一般素人に何かを分かってもらおうという姿勢は殆どないので、著者が好き勝手に書いたコラム集、と考えておくのが、最も無難なところだろうか。ウェブ上のテキストとかにありそうな感じ。

そういうもので良ければ、読んでみても、という本。

嫌なら戻るを押して帰ってくれば良いネット上のテキストなら、面白いと思う人はいるだろうから、いくらでも推奨できるが、お金と手間隙がかかる本の場合、人に薦めるのはちょっと苦しい、という感じだろうか。

リックス構造とかデスモシン架橋とかジスルフィド結合とか、特に別段の説明もなく使われているが、そういうので良いという人で、且つ、著者が好き勝手に書いたコラムが読みたいという人向け。

広くお薦めできるような本ではないと思う。

以下メモ

・コラーゲンは、合成された後、構成するアミノ酸プロリンとリシンのかなりの部分がビタミンC還元剤にして水酸化され、ヒドロキシプロリンとヒドロキシリシンになる。コラーゲンを摂取しても、ヒドロキシプロリンとヒドロキシリシンをプロリンとリシンにする反応は知られていないので、食べたコラーゲンが体内でコラーゲンになる訳ではないだろう。

・壊血病は、ビタミンCの欠乏で血管のコラーゲン組織が弱くなって、おこる。

必須アミノ酸のリシンは、コムギにおける含有量が少なく、ヨーロッパでは畜産農業によってリシン不足を補った。

ヒアルロン酸は、陰イオン基をたくさん持っていて、それらが互いに反発するために、溶液中では広がった状態となって、衝撃を吸収したり、潤滑油のような働きをする。ガン細胞転移も促進する。

・牛の腹部表面のコラーゲンは、体長方向に偏って並んでいる。分子方向は伸び難いが、分子と分子の間は結合が弱く伸びやすいので、牛が太ると胴回りが太る。

2007-12-03

ヴィクトリア女王 大英帝国の"戦う女王"』

君塚直隆 著

中公新書

ISBN978-4-12-101916-5

ヴィクトリア女王の伝記。

世界に冠たる大英帝国絶頂期の君主としての外交史的な側面や政党政治家とのかかわりが、主として描かれたもので、史料批判とか考証とかいうことは殆ど記されていない物語的な伝記ではあるが、そういうもので良ければ、読んでみても良い本か。

私としては、十分に面白かったし、物事が早めに展開して割とスピード感があるので、物語的な伝記としては悪くない本だと思う。

帝国主義路線の推進者としての女王を批判的にではなく描いているので、帝国主義そのものに賛美的で、その点で若干の違和感はあるのだが。後、王室関係人間が誰が誰だか少し分かり難いとか、記述が完全には年代順でないのでややこしくなっている部分もあるが、伝記としてはこんなものだろう。

ヴィクトリア朝時代のイギリスは有名でもヴィクトリア女王その人についてはそれ程は知られていないだろうから、基本的には、興味深く読めるのではないだろうか。

物語的な伝記で良ければ、興味があるのなら読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・ヴィクトリアという名は、ドイツ貴族の母の名前ヴィクトワールを英語読みにしたもので、当時としては珍しく、これは、ヴィクトリアの父に対する名付け親(父の長兄)からの意地悪だった。

・ドイツからイギリスに来たヴィクトワールやアルバート公(ヴィクトリアの母と夫)はイギリスで不信の目で見られ、ドイツに行ったヴィクトリアの娘はビスマルク等から不信の目で見られた。

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