小林一茶風日記

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2008-05-30 本日の総摂取カロリー1527kcalの日

中世の東海道をゆく 京から鎌倉へ、旅路の風景』

榎原雅治 著

中公新書

ISBN978-4-12-101944-8

中世の東海道(京−鎌倉間の旅路)に関していくつかのことが書かれた本。

基本的には、割と細かいことをぐだぐだと考証した私の好きなタイプの歴史本で、私としては十二分に面白かったので、中世の東海道に関する雑学的なもので良ければ、読んでみても良い本だと思う。

欠点としては、中世の東海道の風景を言葉で表現するのは、やはり少々難しくはある。東海道の土地勘が全くない人にも、厳しいものはあるかもしれない。

私としては面白い本だったので強くお薦めしたいが、人に薦めるには、少し割り引いておいた方が良いのか。

ただ、別に悪いということはないので、楽しめる人にはこれで十分に楽しめると思う。

興味があるならば、購読しても良い本だろう。

以下メモ

・熱田と鳴海の間には大きな干潟があり、干潮時に干潟を渡ることが行われた。両宿は、潮待ちの場でもあっただろう。

・中世、東海道を行くには、近江から不破関を越えて美濃に抜けるのが普通だった。美濃と尾張の中間にある墨俣は、墨俣川(長良川)と交差する重要地点であり、頼朝が、朝廷から官位をもらったものは墨俣からこっちに帰ってくんな、といったのも肯ける。

・かつて、大井川の河口付近は幾筋もの流れに分流した扇状地になっており、中世の旅人は分流した小さな流れを徒歩で渡ったので、大井川は必ずしも東海道の難所ではなかった(富士川等もそうだった)。

河口付近の開拓が行われ、堤防が築かれるにつれ、中心河道が固定されていった。

・宿は、元々東国で軍営を指す言葉として使われており、鎌倉幕府によって、京都−鎌倉間や京都−博多間の重要交通拠点として、整備されたのだろう。

・中世の宿には、寺院が立ち並び、宿泊機能を提供していた(網野善彦の考えに倣うなら、なんらかの禁忌があったのだろうか)。

2008-05-29 本日の総摂取カロリー1378kcalの日

摂取カロリーに関するメモ

摂取カロリーを計算してから一ヶ月になるので、今のところのまとめ。

・私の場合、特に高カロリーのもの(揚げ物とか揚げ物とか揚げ物とか)を食べなければ、大体1日2000kcal以内で満腹になれるようだ。

体重1kgあたり1日最低でも30kcal必要らしいので、1日2000kcalならば体重60kg台をキープできる計算になる。

・つまり、この計算が正しければ、特別に運動もせず、空腹にさいなまれることもなく、ダイエットを行うことは、完全に可能である。

・では何故、この計算が正しいのならば私がメタボ対策のためにカロリー計算などをする仕儀に相成っているのかということになるが、1日2400kcalで体重80kg、2700kcalで体重90kgになるのだから、実際には、余分に採っているカロリーは1日に数百kcalにすぎず、ロールケーキなら一切れ、菓子パンなら一個か二個で、こうなってしまう訳だ。

・つまり結論としては、菓子パンはやめませう、ということである。

・安くて旨くて低カロリー、という食べ物は余り存在しないようだ。

・個人的には、ちくわ&カニカマが神。一袋150kcalとか、ありえない。カロリーと塩分はカニカマの方が少ないが、カニカマの方が若干高めだし、ちくわの方が少し食べでがある感じ。食事の後でも満腹感が得られない時は、菓子パン(350kcalくらい)やスナック菓子(450kcalくらい)を食べるなら、ちくわ一袋。ちくわは味が薄いという人には、お薦めしない。マヨネーズ(15g100kcal)をつけると低カロリーの意味がないし、ちくわ自体が結構塩分多いので、しょうゆをつけるのは酷いことになりそうだ。

・ただ、マヨネーズのカロリーとしょうゆの塩分を考えたら、ケチャップの実力はもっと評価されても良いのではないだろうか。

コンビニで売っているグラタンも、計算間違ってんじゃないかと思うくらい、カロリー少ない。300kcalを切るとか。ただし、脂質が多く、栄養バランス悪め。つまりちくわでグラタン作って。

・基本的に、野菜と果物はカロリーが少ないようだ。

・甘党の味方はゼリー。250g180kcalとか。デザートのローテーションは、ゼリー→バナナ→ゼリー→ちくわ、くらいの勢いで。

・25g25kcalのこんにゃくゼリーは、ダイエット的には実は余りたいしたことない気がする(小分けにしてあるので、1個か2個ですぐやめられる人には良いのかもしれない)。

・ケーキが食べたくなった時は、朝シリアル食品(150kcal)昼グラタン(300kcal)で、夕食を軽めに550kcalで抑えれば、まだ1000kcalいける計算だ。

・それを考えたら、1個250kcalくらいのシュークリームや、1個200kcalくらいのプリンは、全く恐るるに足らず。

・100g100kcal以下の食品(野菜と果物はここに入る)は、ばりばり食って大いによし。

・100g150kcal程度の食品(米飯や、実はプリンがここに入る)も、積極的に食べて問題はないと思う。ダイエットの指南書等にはよく、ご飯を3/4にして、などと書いてあるが、ご飯の量は寧ろ倍にすべきなのではないだろうか。

・カロリー計算を始めてから、カロリー表示のない商品は避けて買わないようになった。100gあたりの成分表示はあっても、内容量の表示が(何gではなく)一個とか、ふざけてるのだろうか。コンビニ弁当でたれが別パックになっている場合、カロリーはたれを含むのか含まないのか、とかも悩むが、カロリー表示なんてそこまで正確でもないか。

2008-05-27 本日の総摂取カロリー2008kcalとしてみる

『がん治療常識非常識 患者にとっての最良の選択とは?』

田中秀一 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257597-3

ガン治療の現状が批判的にまとめられた概説。

一応それなりのまとめなので、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。

抗ガン剤も駄目、手術も駄目、ということで、近藤誠に近い感じはあるのか。余命半年とか一年とか宣告されたガン患者にとって、数ヶ月の延命効果がある抗ガン剤は、著者が嘆くよりはバラ色のものだと私は思うが。

まとめとしては、それなりに手堅くまとまっていて、悪くない本だと思う。

興味があれば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・小児ガンには抗ガン剤が効きやすいが、ガン細胞の増殖を抑える働きをする抗ガン剤にとって増殖の速い小児ガンは比較的有利であることが、その理由として考えられる。

エックス線ではなく粒子線が特に必要なガンは、骨肉腫など、必ずしも多くない。

放射線治療は、合併症を防ぐ等の利点があるとはいえ、ガンそのものを治す力として、手術以上のパワーがある訳ではない。

2008-05-26 本日の総摂取カロリー1340kcalと推察

「私、この度こちらの地区の担当になりまして」

と、新入社員が飛び込み営業に回ってくるのはこの時期の常だが、考えてみたら、この挨拶はないんじゃないだろうか。

お前のところは新入社員を担当に付けるのか、しかも一年でローテーションか、ということになる訳だから。

一年目が地域担当で、二年目から顧客担当になるのだろうか。

2008-05-25 本日の総摂取カロリー1374kcalの日

『数論入門 証明を理解しながら学べる』

芹沢正三 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257595-9

初等整数論教科書

教科書なので、本当にやる気があってゆっくりと勉強したい人向けの本。

数学の教科書なんか殆ど読んだことがないので比較はできないが、多分、教科書としてなら、こんなもの、という本なのだろう。

時間に10ページくらいしか進まないし、それだけ遅いと、第5章を読んでいる時に第2章の話題をぶり返されても、すっかり忘れていて、再度読むはめになったり、しかも、それでもあんまり理解できなかったりするのだが。

教科書で良ければ、という本だろう。

2008-05-24 本日の総摂取カロリー1804kcalの日

http://anond.hatelabo.jp/20080523203413

釣書では、少なくない場合において、「家庭的」とは「地味」をプラスイメージで言い換えただけのものではないだろうか。

「家庭的」が、「家事が好き・家事が得意・あるいは、結婚したら専業主婦になりたい」ということを意味していたのかどうかは、疑問の余地があると思われる。

そうであるならば、「家庭的でない」は、まさに「スイーツ(笑)」を意味していた、ということも、ない訳ではない。

「地味」で且つ「家庭的でない」は、ちょっと、どんだけ〜、という感じだが、「地味」は本人評価に過ぎないだろうから、その男性から見て地味には見えなかったのだとしたら、「本人が地味だといっても」「家庭的でなくても」全然問題はなかったのかもしれない。

もっとありそうなのは、地味でも家庭的でなくてもそんなの俺は気にしないから大丈夫だ、セックスするまでは、という意味だったということだが。

ちなみに、私なら、そもそも何が流行の服か分からないのだから、これが今流行ってんのよ、といわれればそれで終わりな訳で、流行りの服を着ろ、などという要求は出しようがない、という点において、(多分自分で地味だと言ってるだけじゃないかという疑念を含めて)モテ非モテを騙っているようにも見えなくはない(別に非モテだとは書いてないか)。

2008-05-20 本日の総摂取カロリーは2260kcalと推計

http://d.hatena.ne.jp/sarasate/20080517

この一万円のシャツよりもこっちの五千円のシャツの方がデザインが良いから、これを買おう、という場合、市場価値のみではかったのではない、といえるだろうか。

デザインが良いものは市場価値が高い、と一応は考えられるから、必ずしもそうはいえないだろうか。

電子手形決済というのは、

そんなことができるのなら現金で決済した方が多分社会全体としては合理的な気がするので、進化なのか退化なのか、よく分からない。

2008-05-19 本日の総摂取カロリー1869kcalの日

国民年金を

保険料方式から税方式に変えて全額消費税で賄うようにすると企業の負担はゼロになるというが、企業もものを買うときには消費税を払っているのだから、交際費のように経費で落ちない分は、企業の負担になるのでは、と思ったものの、2006年の交際費損金不算入額は推計1兆8929億円ということで、あんましたいした負担ではないか。

2008-05-17 本日の総摂取カロリー1496kcalの日

人間市場価値のみではかるべきではない、

という言説は、よく分からない。

人間を価値ではかるべきではない、というのなら、ある場合にはあてはまるだろうが、市場価値だけを特別視する理由が分からないし、人間を市場価値以外の価値ではかるべきである、というのなら、具体的に市場価値以外のどんな価値ではかるべきなのか、人間にとって有用なものには市場価値が付くだろうから、市場価値以外の価値ではかれ、という主張は、人間にとって無用の価値で人間をはかるべきだ、という主張であり、それは結局、人間を価値ではかるべきではない、という主張と同値なのではないだろうか。

愛はお金では買えないかもしれないが、もしお金で買えるならば、お金を出したい人はいくらでもいるだろうから、愛に市場価値がない訳ではない。

市場価値という一元化された価値だけを使うな、という主張ならありそうだが、それは目的や手段をはっきりさせて、適切に使っていないことが問題なのであって、市場価値ではかることに問題がある訳ではない。栓抜きが必要な時に、50円の栓抜きでなく5000円の包丁を持ってこられても仕方がないが、だからといって栓抜きを市場価値のみではかるな、などと主張する人はいないだろう。

人間は目的を持って作られた栓抜きとは違うのだ、ということも考えられるが、病気で困っている人にとって必要なのは、高収入の弁護士でなく、腕の悪い(=市場価値の低い)医師でもなくて、腕の良い(=市場価値の高い)医師である、ということを鑑みるならば、市場価値のみではかるな、という言説が正当化されることはないように思われる。

(むしろ、人間が(市場価値以外の)何らかの価値を充足する目的で生まれてきたのだと主張するならば、人間をどれだけその価値を充足したかという基準ではかることが正当化されるだろう)

要するに、人間を市場価値のみではかるべきではない、ということに、ナンセンス以上の意味があるのかどうか、よく分からない。

2008-05-16 本日の総摂取カロリー1921kcalの日

キャラクターメーカー 6つの理論ワークショップで学ぶ「つくり方」』

大塚英志

アスキー新書

ISBN978-4-04-870004-7

ジュブナイルにおけるキャラクターのあり方、作り方について書かれた本。

基本的には、中途半端で、丁寧な作りではなく、余り良い本だとはいえないと思う。

キャラクター作りのマニュアルとしては、他に類書がなければ、というところか。

全体に、どこかから文芸論や物語論を引っ張ってきて、コピペしただけの代物で、咀嚼して自分の言葉として語っているのではないように見える。大学講義を元にしている、ということで、権威付けのためにやっている面もあるのだろうが、マニュアルとしては、無駄に難しくなっているだけではないだろうか。第5講なんかも、キャラクターには助手とか贈与者とかの物語上で果たす機能がある、というテーマは分からなくはないものの、実際には単一神話論等についてのぐだぐだとした紹介が続くだけになっているし。

一冊の本としては、余り出来の良くない本だと思う。

キャラクター作りのマニュアルとして、他に類書がなければ、というところだろう。

以下メモ

・キャラクターには、ぬいぐるみ等のような、幼児母親から分離していく段階で母親や乳房の代わりとなる移行対象という面がある。

主人公に何らかの過剰や欠如があれば、物語を動きやすくする。

2008-05-15 本日の総摂取カロリー1953kcalの日

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20080515/1210805694

生産量=生産性×労働時間なのだから、単に生産量だけを問題とするなら、労働時間を増やせ、という主張も、生産性を上げろ、という主張も、同時に成り立ち得る。

一方で、サービスが過剰である、ということは、そこに付け加えられる単位サービス量あたりの効用は低下している、と考えられるから、どんなに頑張ってサービスを付加していっても、生産性は低下していくだけだろう。日本の労働生産性が低いのは、サービスが過剰だから、かもしれない。

もっと働け、という主張は、単に労働時間を増やせ、という主張であるとも、頑張ってサービスを付加せよ、という主張であるとも解釈できるが、その帰結は異なる場合があると思われる。

2008-05-14 総摂取カロリー2076kcalの日

目的税

にされると権限が及ばなくなるから、財務省としては消費税の福祉目的税化には反対なのではないだろうか、という気がするが、どうなのだろう。

それよりも、財政健全化の方が、プライオリティが高いのだろうか。

つまり、景気が悪くなって、財政収支が悪化すると、消費税の福祉目的税化の話が出てくる、のだろうか。

2008-05-13 本日の総摂取カロリーは2040kcalと計算

『イランの核問題』

テレーズ・デルペシュ 著/早良哲夫

集英社新書

ISBN978-4-08-720441-4

イランの核開発問題について、関係各国の利害や立ち位置等がまとめられたレポート

イランの核開発を強く懸念する立場からのまとめで、その立場からのまとめとしては、多分内容的には一応のまとめではあるのだろうが、余りすっきりとはまとまっておらず、良い本だとは評価できない。

(親イスラエル的な立場から、イランに反対しているようにも感じたが、訳者あとがきによれば、ヨーロッパでは本書程度のイスラエル擁護は当然のものであるらしい)

それぞれの国別のスタンスが数字を付けたいくつかの項目にまとめられているのだが、その項目の割り振り方や項目間の関係が、論理的にきっちり説明付けられていない感じがした。

例えば、核開発によってイランは政治的に何を得られるか、ということが書かれているはずの項目は、挙げられている四つの狙いの内、核の平和利用の権利を訴えることで第三世界の支持を獲得する、という以外の三つは、イランが政治的に何を得られるか、という内容にはなっていないと思われる。

翻訳上の問題や慣習の違いがあるのかもしれないが、全体的に、まとまりが悪く、読みにくい本なのではないだろうか。

類書は少ないのかもしれないが、イランの核開発そのものについての突っ込んだ議論は余りなく、関係各国のスタンスが主な内容になっているので、必ずしも、本書でなければ、というものがあるのでもないように思う。

特にどうしても、という本ではないだろう。

2008-05-12 総摂取カロリー1732kcalの日

中国では

経済発展によって都市と農村との経済格差が広がっている、というのは、確かにその通りなのだろうけれども、考えてみると、こういう現象は面白い。

経済発展といっても要は都市部における商工業の発達であることは、別に中国に限らず日本においてもそうだった訳だが、農村部における農業生産性は、何故商工業の生産性程には上がらないのだろうか。

工業において先進国のやり方を導入して生産性を上げられるのならば、農業においても先進国のやり方を導入することによって生産性を上げられるのではないのだろうか。

今まで車やコンピュータを作ったことがない人に、車やコンピュータを作れといえば、全く新しいやり方でもマスターできるが、今まで農業をしていた人に新しいやり方を指導しても、従来の方法をなかなか変えようとはしない、ということなのだろうか。

あるいは、アメリカやフランス等の農業先進国における農業生産性は、その国の商工業従事者の所得によって引き上げられているだけなのだろうか。

2008-05-10 総摂取カロリー1852kcalの日

捏造世界史 人はなぜ騙されるのか』

奥菜秀次

祥伝社黄金文庫

ISBN978-4-396-31455-2

英米現代史における、事件の「真相」の捏造事件がいくつか書かれた本。

大体の傾向として、前半は、捏造に対する批判本、後半は、捏造事件に関する雑学読み物、といった本か。

ケネディ暗殺事件を扱ったテレビ番組に対する記述は、UFO番組に対する批判と同じようなものがあるし、特に前半は、似非科学に対する批判本、みたいなものを想定すると良い本だと思うが、似非科学批判本としては、罵倒芸等の練り込みが足りないような気がした。

捏造事件に関する雑学読み物としては、とりわけ後半はそれなりで、英米現代史の捏造事件を扱ったものはそうはないだろうから、読んでみても良い、かもしれないが、それを期待して読むには、前半は余りそういう本でもない。

合わせて一本という考えもできるだろうし、読み捨てのコンビニ文庫と思えば、こんなものかもしれないが、私としては取り立てて薦められる要素はなかった。

特に酷くはないが、別に良くもなく。

読み捨てるくらいのつもりならば、というところだろう。

メモ1点。

・日本のテレビ局のケネディ暗殺番組には、アメリカ普通に売られている本やDVD情報を、新発見スクープだと流すものもある。

2008-05-09 総摂取カロリー1890kcalの日

本当に

浮世絵美人みたいな女の人を見かけた。笠森おせんというか、しもぶくれの川上麻衣子みたいな感じ。

浮世絵の美人図があんな感じなのは、前近代の非写実主義的な絵だからだと思っていたが、現代にもああいう感じの人がいるのだとすると、本当に江戸時代はああいう人が美人だったのだろうか。

2008-05-08 総摂取カロリー1737kcalの日

カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男』

エレナ・ジョリー 聞き書き山本知子 訳

朝日新書

ISBN978-4-02-273206-4

カラシニコフが自らの人生について語った本。

内容的に、特に優れた、ということはないように思うものの、それなりの伝記といえば伝記で、著名な自動小銃開発者であることと、旧ソ連時代を生きた人の伝記というのは珍しくはあるだろうことから、興味があるならば、読んでみても良い本か。

聞き書きによる自伝なので、自己弁護や自己装飾は多分かなりあるだろうこと、俗流のありがちな保守反動であること、小著なので余り面白いエピソードが豊富に書かれているのでもないこと、から、内容としては、特別という程のものはないと思う。

子供時代に苦労したことは羽虫にたかられながら農作業したことで、その後のシベリア追放時代に苦労したことは、やっぱり羽虫にたかられながら農作業したことだったりするのは、よく分からない)

現在のロシアにおける保守反動ということは、ソ連への郷愁にあふれている訳で、朝日新書としては確かに相応しい本なのか。

スターリンを評価し、フルシチョフ以降の指導者を評価しないカラシニコフがプーチンをどう評価しているのか、興味深くはあるが、言論の自由がそんなに保証されいている国でもないので、書かれていないということが、その答えなのかもしれない)

そうしたもので良ければ、後はそれなりの読み物。

興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

2008-05-07 本日の総摂取カロリーは2280kcalくらいの予感

オバマとクリントンの戦いは、

長引くと大統領選挙に不利になる、といわれているが、かつて自民党が派閥争いで議員の名前を売ったように、民主党の指名競争が注目を集めることで、民主党候補の名前だけが浸透し、マケインが霞んでしまう、ということはないのだろうか。

アメリカの民主主義の方がそこまで成熟している、ということなのだろうか。

2008-05-05 総摂取カロリー1150kcalの日

青いマフラー

をまいている人を先日見かけた。

マフラーというのは、ピンクや赤やベージュといった暖色系のイメージがあったので、きれいな青色のマフラーは、私には新鮮に映った。

冬には青いマフラーをしている人も普通にいて、単に、この季節にマフラーをしていたから、新鮮に思えただけかもしれないが。

2008-05-03 本日の総摂取カロリーは974kcalくらいの予感

医者患者をだますとき』

ロバート・メンデルソン 著/弓場隆 訳

HP文庫

ISBN978-4-569-67016-4

医療を批判した本。

書かれていることはかなりの極論で、それをわきまえていればそれなりの批判ではあると思うものの、原著の出版が1979年ということで、現在ではやや古くなってしまっているのではないかと、個人的には心配する。

(例えば私の分かった範囲だと、ピルマンモグラフィーについての記述は、今では必ずしも当てはまらないのではないだろうか)

批判そのものは、保守的な立場からの批判で、保守的に過ぎる面もあるが、(アメリカ保守主義の当然の基盤である)キリスト教信仰が基盤にあるのかどうかは、よく分からなかった。極論であることを割り引けば、当時としてはそれなりの批判だったのだろう。

EBMは本書のような批判に応えるものだろうし、精神科の予約時間に遅れれば敵意が隠されているといわれ、早く行けば不安が渦巻いているといわれ、時間ぴったりに行けば、強迫観念が潜んでいる、と診断される、とか、医者には、服を脱ぎなさいといえば相手がその通りにする凄い力がある、とか、結構面白い記述もあったので、古いもので良ければ悪くない本だとしておきたいが、本書のようなもので古いというのは、古いということが分からない人にとっては特に、致命的といって良いのではないかと思う。

私はこういう本は好きだが、今日では古くなっていると思うので、薦める程ではない。

それでも良ければ、というところだろう。

以下メモ

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、適応症が不安・疲労・抑うつ等々であり、副作用が不安・疲労・抑うつ等々である。

医学世界に妥協という概念はなく、権力闘争も熾烈である。

・医者にとって患者は、医学部時代に刷り込まれた失敗を招くテストのような問題を突きつけてくる厄介な存在である。

2008-05-01 総摂取カロリー1938kcalの日

ニッポン柔道は一本を取って勝つのが理想だ、

とはいうけれど、そのことは、日本からの理事がいなくなった国際柔道連盟がより一本を重視するようなルール改正に動き始めたことと矛盾する訳で、日本が、口では一本勝ちの理想を説いていながら実際は判定勝ちのこすっからい柔道を目指してきたのではないならば、ルールは改正できるものだ、という発想がそもそもない日本人の理事が、国際柔道連盟の桎梏に成り下がっていたのではないだろうか。

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