小林一茶風日記

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2008-09-29 本日の総摂取カロリー1921kcal

『わかりやすいベトナム戦争 超大国を揺るがせた15年戦争の全貌』

三野正洋 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2582-1

ベトナム戦争の概略が書かれた通史。

多少重複もあるし、戦争の過程を表面的になぞっただけという感もややあるが、概略としては、一応のまとまった概略という本か。概略で良ければ、読んでみても良い本。

戦争当事者であるアメリカ国内の反戦運動等の記述が少ないのが、若い読者にとってはやや難点のような気がするし、特に良い本、という程ではないとは思う。

概略を知るためには、まずまず、というところ。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

1967年の段階では、アメリカ軍は、損害を出しながらも、NLF(南ベトナム民族解放戦線)や北ベトナム正規軍に対して優位に戦っており、68年年頭には、ジョンソン大統領がテレビで情勢は有利に進んでいると演説したが、そのすぐ後の1月31日旧正月=テト)、NLFと北ベトナム軍は南ベトナム全土で大規模な攻勢作戦を行った(テト攻勢)。

(その前の数年間、南ベトナムとNLFの間では旧正月には暗黙の休戦が行われるのが常であった)

・テト攻勢そのものは、軍事作戦的には多大な損失を出した北側の失敗と看做されるが、米大使館や放送局が一時ゲリラの手に落ちる等、アメリカ国民に大きな衝撃を与え、楽観論を述べてきた自国政府に対する不信感と反戦ムードとを高揚させた(ジョンソン大統領も、楽観的な報告をしていた側近に対して不信感を持ったであろう)。3月31日、ジョンソン大統領はベトナムからの順次撤兵と次期大統領選挙への不出馬を発表した。

・アメリカが撤退してから二年間南ベトナムが存在できたのは、北側がアメリカ軍の再投入を警戒して攻撃を控えたからだろう。

2008-09-26 本日の総摂取カロリー1906kcal

メモ

マグロを1kg太らせるのに、サバ等の餌が15、6kg必要なのか。養殖できれば万事オッケーという訳でもないのだな。

売れない芸術作品はクソである。

芸術を提供する機会は、現在では芸術作品の総数よりも常に少ないだろうから、いかなる芸術作品が提供されるべきか、という問題は、実は常に現前にある。

より良い芸術作品が提供されるべきであることに余り異論はないであろうが、問題は、「より良い」の具体的な中身が何であり、それを誰がどのように決めるのか、という点にある。

何が「より良い」芸術作品であるかを、最終消費者が自分で支払う対価によって決定するならば、芸術作品の提供は売れるか売れないかという観点から判断されることになるだろう。

芸術作品の提供に関して、それを売れるか売れないかという観点からのみ判断するべきではない、という批判はいくらでも転がっているが、この批判は、それに替わっていかなる判断基準を取るべきか、ということが語られていない限り、殊更に取り上げる価値はない。

判断基準が示さないならば、それは結局のところ、俺の好むものを提供しろ、と言っているに等しいからである。

テレビは視聴率偏重をやめるべきだ、という批判も、多分これと同じことが当てはまるだろう。

2008-09-25 本日の総摂取カロリー1958kcal

何気に

安部内閣の時から留任している舛添要一氏は、実は余人を以っては替え難い程の凄い大臣なのだろうか。

問題の多い厚生労働大臣で、実際、引責辞任の話は何度かあった訳だし。マスコミ対策が巧くて、叩かれ難い、というのなら、それも政治家として一つの実力ではある。

それとも余りに危な過ぎて、他に引き受け手がいないのか。

年金改革の方向性も出てきてないし、たいした実績があるのではないと思うが、総選挙の時に年金の話を何も出さない訳には行かないだろうから、何か出てくるのかもしれない。

たかだか数ヶ月の命の選挙管理内閣の新任大臣では役人がいうこと聞かないだろうから、選挙に向けて何か出させるために、留任させたということも考えられるが。

2008-09-24 本日の総摂取カロリー1970kcal

『わたしのスターリン体験』

高杉一郎

岩波現代文庫

ISBN978-4-00-603170-1

スターリンに関連した事柄に関する著者の体験を綴った回想録。

基本的に、同時代的な芳香が濃密に立ち込める回想で、そうしたもので良ければ、読んでみても良い本か。スターリン時代に関しての一つの証言ではあるし、同時代的な雰囲気を楽しめる人には楽しめる本だと思う。

ただ逆にいえば、その時代のことを全く知らない人にとっては、厳しいものはあるだろうが。

後は、そうしたものなのでそうしたもので良ければ読んでみても、という本。

興味があるならば読んでみても良い本だろう。

2008-09-22 本日の総摂取カロリー1903kcal

誰が勝つか決まっている

自民党総裁選は、結局たいした盛り上がりはなかったように思う。

総裁選で盛り上げてそのまま総選挙へという絵に描いた餅が事故米入りになってしまった。しかも、麻生では小沢バラマキ路線との違いが霞んでしまうだろうし。

麻生と小沢のバラマキ路線の近さは、より多くの選挙民の意見を取り入れるために中道よりになって共和党と民主党の違いが小さくなっているというアメリカと同じなのだろうか。

2008-09-18 本日の総摂取カロリー2078kcalと推計

『寺社勢力の中世 無縁・有縁・移民

伊藤正敏 著

ちくま新書

ISBN978-4-480-06435-6

中世寺社勢力に関して書かれた本。

全体的に、やや総花っぽい総合概説、といった感じの本で、私は余り好きになれるタイプの本(著者)ではないと思ったが、それでもそれなりに面白かったので、好きになれる人には多分もっと面白いのだろうから、興味があるならば読んでみても良い本だと思う。

中世日本史鬼門とする私の感想なので、どこまで敷衍できるのか定かではないが。

好きになれるタイプの著者ではないというのは、一つは、本書には中世はどうだったのかというその事象は書かれていても、何故そうだったのかという因果関係記述は弱いものしかないから(多分、本書が、というよりは、著者自身がそういう説明方式を好まないのだと思う)。例えば、中世の京は平安京よりも東に片寄っていた、という事象は書かれているが、何故そうなったのかということは考えられていないし、因果関係の記述がある部分でも、本書のメインテーマであるところの中世寺社勢力の基盤である無縁について、それは古代王朝国家の秕政が生んだのだ、とするのでは、私には十全な説得力のある説明だとは思えなかった(そもそも、本書の一番最初の書き出しの議論から行けば、中世人は、古代人のようには王に対する神威は認めなかったが、神仏(寺社)に対する神威は認めていたから、無縁所が力を持てたのだ、という話に行かないのだろうか)。

もう一つは、そうした点も含めて、私には、著者は無縁を理想的に見すぎているように思われ、私と著者とは政治的な立ち位置がどこか違うような気がする。

これらのことから、私としては、本書は余り好きになれる本ではなかった。

ただ、それでもそれなりに面白かったので、悪い本ではないだろうし、好きになれる人にはもっと面白いのだろうから、読んでみても良い本だと思う。

興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・中世の京は平安京のあった位置よりも東に片寄っており、平安京のあった辺りの西半分が「洛中」、それより東は「洛外」等と呼ばれた。洛中は、大きな空き地である二条大路を境に、北を上京、南を下京という。洛外は、北から、白河、祇園社領(延暦寺末寺)、清水寺領(興福寺末寺)、六波羅、法住寺殿、といった地区からなっていた。

・流入した人口増大による疫病の流行が中世祇園社への信仰の基だが、祇園社境内にある鴨河原には多くの流人が住み着いており、そこは疫病の発生源でもあった。

・鎌倉時代、寺社勢力の神威の下にできた境内都市は、やがて自治組織が発達し、室町時代には自治都市へと変化していった。

2008-09-16 本日の総摂取カロリー1900kcal

そういえば、

ここのところニュース等でたまに見かける「反社会的勢力」という表現は、単なる新しいPC語なのだろうか、それとも、旧来型の暴力団総会屋とは異なる、何か別のビジネスモデルが構築されているのだろうか。

と思ってぐぐってみたが、政府や業界団体がこういう風に言っているだけみたいな感じだ。

マスコミまでそんな用語を使わずに、昔ながらの暴力団関係者とかじゃだめなのだろうか。

暴力団と関係のない一般顧客まで、モンスタークレーマーになっているのかもしれないが。

しかしそれを反社会的勢力と呼ぶのはどんなものか。

2008-09-12 本日の総摂取カロリー1849kcal

ジャーナリズム崩壊』

上杉隆

幻冬舎新書

ISBN978-4-344-98088-4

記者クラブ制度を中心に、日本のジャーナリズムの現状を批判した本。

記者クラブに対する批判は、今日ではそれ程珍しいという程でもないと思うから、私の印象としては、ややありがちな日本のマスコミを批判した読み物、といった感じの本で、この著者のファンが読むようなもの、という捉え方の方が、間違いがないかもしれない。

後は、別に悪いということはないので、そうしたものなのでそうしたもので良ければ読んでみても、という本か。

特別でもないが、特に悪いということもない。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

メモ1点。

・事件の発生を追いかける日本の新聞社仕事は、新聞社の仕事ではなく通信社の仕事である。

テレビのバラエティ番組で、

デブタレントにダイエットをさせる企画というのは、数字取れてるのかもしれないけど、なんとかならんものかと思う。

デブタレントの商品価値はデブである点にあるのだから、痩せてしまっては商品価値が下がる。

従ってこの手の企画は、失敗することが前提であるか、デブタレントを使い捨てにするかのどちらかにしかなりようがない訳だ。

失敗させておいて、このようにダイエットは難しいものだから、是非我が社のダイエット食品を、というスポンサー様の御意向なのかもしれないが(陰謀論)。

2008-09-11 本日の総摂取カロリー1979kcal

マスコミは、

自民党の宣伝に過ぎない自民党総裁選を割と大きく取り上げている模様だ。

自民党の策略というよりは、数字が取れる、という判断なのか。取り上げない訳にもいかないだろうし。どうせ麻生で決まりとは言わずに、各候補横一線みたいな煽りは、なんとかならんのかとは思うが。

しかし可能性としては、オバマみたいに、演説が巧くてテレビ映りの良い候補がいたら、日本でも化けるかもしれない、ということだな。

2008-09-10 本日の総摂取カロリー2057kcal

東京土産の草加煎餅

あわ雪ってのは名古屋じゃなくて三河なのか、知らんかった。

名古屋土産としてこれからの時期重宝するのはすやの栗きんとんだが、あれも中津川だしな。

三松の牛肉しぐれ煮は、どうあがいたってまごうことなく松坂だし。

とか思ったら、坂角も東海市なのか。

2008-09-09 本日の総摂取カロリー1931kcalと推計

幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点』

毛利敏彦

中公新書

ISBN978-4-12-101958-5

鍋島直正(閑叟)と江藤新平を軸に、幕末維新期の佐賀藩や佐賀藩主・藩士の歴史を追った本。

基本的に、江藤贔屓の立場から書かれた幕末維新の歴史、といった感じの本で、面倒臭くはあるが、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。

佐賀藩を顕彰するために桂川家の存在も無視されているし、著者の主張は結構割り引いて捉えなければならないだろうから面倒ではあるが、そもそも、全くの初心者向けというよりは、ある程度幕末維新の歴史を知っている人に従来とは別の見方を提供する本、ではあるのだろうから、そう考えれば、これはこれでこんなもの、という本ではあるのだと思う。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・長崎御番を命じられていた佐賀藩は、元々長崎との関係が深く、また、フェートン号事件に巧く対処できなかったために藩主(直正の父斉直)が逼塞になり、対外問題への危機意識が強まった。

・直正は、長崎防衛用の港を確保するために天領天草島を借り受けようと幕府に働きかけていたので、大老井伊直弼とも近く、一橋派とは距離を置いていた。

・佐賀藩が倒幕側に参加したのは実質的に鳥羽・伏見の戦いの後だったが、戊辰戦争においてその砲兵隊が威力を発揮した(ただし、当のアームストロング砲は佐賀藩の自作ではなくイギリスからの輸入品だったらしい)。

2008-09-07 本日の総摂取カロリー1736kcalと推計

http://d.hatena.ne.jp/hoven/20080905#green

グリーンスパンの回顧録に載っているという韓国通貨危機の時の話は、その情報が日銀幹部からグリーンスパンに伝わったということらしく、日本はアメリカ同盟国として有用なのだったと安心した。

というか、韓国もアメリカの同盟国な訳だが、大丈夫なんだろうか、米韓同盟的に。

2008-09-04 本日の総摂取カロリー1983kcal

投降 比島血戦とハワイ収容所

小島清文 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2578-4

著者の投降前後の戦争体験を綴った戦記。

米軍上陸後にルソン島のジャングルをさまよった話と、投降、そして捕虜収容所での経験を記したもので、あとがきだけが異様に重い気がするが、全体としては、普通の戦記、という本か。

結構面白かったので、この手の戦記が好きな人(私のことだが)にはお薦めできるし、それ程ではなくても、興味があるならば、読んでみても良い本だと思う。

あとがきだけが重いというのは、社会や人々に対してそれだけ批判精神があるということだが、これだけの批判精神のある人でないと、本書のようなものは書けない、ということなのだろうか。

今日では殆どの人が体験できないようなことを経験してきた人の体験記なので、興味深くはあるし、割とすっきりとまとめられていて良い本だと思う。

興味があるならば、購読しても良い本だろう。

次の自民党総裁は

選挙の時の顔となることが確実だから、消費税増税を言う人が選ばれる可能性は殆どなく、バラマキ派の麻生氏が有利なのではないだろうか。

同じバラマキ路線の小沢民主党との選挙対決になるから、色を変えたほうが良い、という判断はあるかもしれないが。

麻生さんのここのところの積極財政発言は、すべてこの日が来るのを見越してのものだったのだろうか。だとすると、それは確かな政治的実力というべきなのか、このくらいは気付かない私がアホなのだろうか。

2008-09-03

市場原理主義

というのは、人間は怠けるものだ、という人間観を持っているような気がする。

市場にはリソースの最適配分という機能もあるし、以下のことは論理的には正しくないが、自由競争においてこそイノベーションが起こる割合が高まるという市場原理主義の発想は、裏を返せば、競争のないところではイノベーションが起こらない、つまり、人間はぬるいところでは真剣に努力をしないものだ、と考えているからこそ出てくる発想ではないだろうか。

人間がいついかなる場合でも怠ることが全くないのなら、共産主義だって巧く動いたような気がする。

市場原理主義者による共産主義・社会主義に対する批判の眼目は、怠らずに努力するインセンティブを与えなければ人は努力をしない、という点にあるのではないだろうか。

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