小林一茶風日記

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2009-06-29 本日の総摂取カロリー1997kcal

山口組若頭暗殺事件 利権をめぐるウラ社会の暗闘劇

木村勝美 著

イースト・プレス 文庫ぎんが堂

ISBN978-4-7816-7003-4

山口組の若頭であった宅見勝暗殺事件に関して書かれた本。

事件の経過や、その背後等を探ったノンフィクション、ではあるのだが、事件の背景に何があったのかは、結局のところ必ずしもよく分からなかった。裏社会のことであるからはっきりしないのは仕方がないだろうが、もう少し、書きようはあったのではないだろうか。なんというか、誰それが裏社会と繋がりがありましたよ、というだけの話になっているような感じがする。

それなりには面白いと思うし、表に出てこない裏社会の話だからこんなものといえばこんなものなのかもしれないが、特別、という程でもないと思う。

それでも良ければ、というところだろう。

2009-06-23 本日の総摂取カロリー1986kcal

奇想天外な戦争の話 信じられない戦場の出来事40話』

広田厚司 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2607-1

スパイや謀略等、第二次世界大戦の別側面を示すいくつかのエピソードを集めた本。

別に良い本だとは思わないが、そうしたものだといえばそうしたもの、という本か。読みたければ読んでみても、というところ。

様々なエピソードを引っ張ってきただけだし、まとまりがあるのでもないし、特別面白いという程ではないと思う。ネイルス・ボール博士とか書いてあるのは、多分、参考文献からそのまま訳しただけなのではないだろうか。他の部分も、推して知るべし、というような気がする。

別に薦めるほどの本ではなかった。それでも良ければ、というところだろう。

2009-06-16 本日の総摂取カロリー1893kcalと推計

分子進化のほぼ中立説 偶然と淘汰の進化モデル

太田朋子 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257637-6

分子進化のほぼ中立説に関して書かれた本。

基本的にはかなり分かり難い本で、「ほぼ中立説」を紹介・解説したもの、というようには考えない方が良い。書いていることが分からない、というのでは必ずしもない(だからといって簡単でもない)が、書いてあることが何故そういえるのか、ということが、余りにもよく分からない。

一般向けというのではなく、分子生物学の学徒向け、という本か。既によく分かっているはずの同僚や研究生自分の説を披露して、関連の話題を叙述したもの、という感じの本なのだろうと思う。

いろいろと面白いことが書いてあるのだろうし、それこそ著者の同僚や研究生といった、楽しめる人には楽しめるのだろう。

教科書で良ければ、というところか。

一般向けの本では、全然ない。

以下メモ

・ある遺伝子座における対立遺伝子の頻度は、自然淘汰の影響を受けるにしても、個体数は無限ではないので、実際には、偶然によって左右される(ドリフト)。どんなに生存に有利な突然変異が現れたとしても、その親が一人の子供しか残さなければ、有利な遺伝子はその時点で二分の一の確率で消えてしまう。

・ドリフトの効果によって、突然変異はある確率で淘汰とは関係なく集団に固定する。

・分子レベルでの進化の多くは、淘汰に有利でも不利でもない中立の突然変異がドリフトによって偶然広まったのだ、というのが、分子進化中立説である。中立説は、生物種間における分子の相違がその生物種が分岐してからの時間の経過によく比例するという、分子時計概念をよく説明する。

・中立説には、分子時計が世代の長さに余り関係せず時間に比例するのは何故か、などの問題があった。ドリフトの効果は世代ごとに現れるから、中立の突然変異によって分子時計が成立するなら、分子時計は世代の数に比例しなければならない。

・そこで著者は、自然淘汰に対して弱有害の効果を持つ突然変異が多く存在する、というほぼ中立説を提唱した。弱有害効果を持つ突然変異は、集団が小さければドリフトによって固定できるが、集団が大きければ大きいほど、自然淘汰の影響によって排除されるため、集団サイズと進化速度には、負の相関が想定される。世代の長い動物は、一般に体が大きく集団が小さいから、分子時計のスピードにおいて世代数の少なさを相殺するだろう。

・小さな島に隔離されたような小集団では、ドリフトの効果が大きくなり、急速な進化が起こりやすいだろう。このような小集団は、小集団なので化石も残りにくい。

・生物の発生過程においてなどでは、遺伝子型が違っても表現型は変わらないことが多い(ロバスト)。またある種のタンパク質においては、そのタンパク質が決まった立体構造を取るのを助けるタンパク質(分子シャペロン)が存在することがあり、形態異常が出にくくなっている。このような場合、ほぼ中立な突然変異は淘汰を受けずに蓄積できる。

2009-06-09 本日の総摂取カロリー1975kcal

人類進化99の謎

河合信和 著

文春新書

ISBN978-4-16-660700-6

人類進化に関して書かれた読み物。

人類進化に関する様々なトピックスに軽く触れた程度の読み物で、読み物としては別にそれなりのものだろうから、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。

ただし、様々なトピックスに軽く触れた程度で、入門用としては余り向いていないと思うし、では中級用にどうかといえば、あくまで軽く触れた程度なので限界もあり、幅広い、まとまった読者に薦められる本ではないような気がする。

例えば、ホモ・フロレシエンシスなんかは、読者が既知のものとして扱われていると思うが、普通の読者にそれを期待して良いのだろうか(知らなければ理解できない、という程でもないが)。

人類進化に多少の知識はあり、その上で、軽い読み物で良いという人向け。あるいは、昔勉強した人のブラッシュアップ用とか。悪いとはいわないが、そんなに、幅広い読者に無条件で薦められる本でもないと思う。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・人類が直立二足歩行を行った理由についての決定的な仮説はない。初期の人類は森の中で進化したので、サバンナに進出して二足歩行したという説は成り立たない。

ハーレムを作る動物ではオスメスの体格差が大きいが、人類では、年代が下って現在に近づくほど、雌雄差が小さくなってくる傾向がある。

・華奢型のアウストラロピテクスの中から、肉食に傾斜したのがホモ属、木の実や根茎等の硬い食べ物に特化したものが、頑丈型のパラントロプスに進化したのだろう。

・脳を大きくするには安定したエネルギー源として肉食が必要だったが、肉食のためには動物を解体するための石器が必要だった。

2009-06-04 本日の総摂取カロリー1985kcalと推計

金融資本主義を超えて 僕のハーバードMBA留学記』

岩瀬大輔

文春文庫

ISBN978-4-16-775380-1

ハーバードMBAに留学した人が書いたエッセイ

ブログを基にした本、ということで、そういった類の、日々の雑感を綴った読み物。

そうしたものなので、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。余り具体的な、ハーバードMBAの実情とか金融資本主義に対する批判とかいった内容は、期待しない方が良い。

ブログ同等の読み物で良ければ、という本。

エッセイなので、後は、合うと思えば、というところか。個人的には特別とも思わなかったが、ビジネスに対する心構え、みたいな話が多いので、MBAへの留学を考えているような若い人には向くのかもしれない。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本だろう。

以下メモ

起業家といっても、実際には、リスクを取りに行くのではなく、事業計画を詳細に考え抜いてリスクをいかに分散させるかがポイントになる。

自分のやりたいことを、などと考えていても、そんなものはないかもしれない。

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