小林一茶風日記

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2010-03-25

『平安朝の父と子 貴族と庶民の家と養育』

服部早苗

中公新書

ISBN978-4-12-102044-4

物語や平安中期の貴族の日記等から、その時代の父と子の関係を探った本。

特別に良い本ではないと思うが、一つの研究としてはそれなりの一冊、という本か。それで良ければ、というところ。

欠点としては、フェミ臭さがあること、風俗以外のものもひっくるめて、まず中央の貴族で成立しその後庶民に広がった、という史観になっているのが、個人的に好きになれないこと、本書の大体のテーマとしては、平安期に妻と夫が同居する慣習が広がって、父が子に家業を伝達するようになり、イエや父権が成立した、という流れになっているのに、平安期に同居の慣習が広がったということの考察が丸々抜けていること(三部作の最後の一冊ということなので、他でやっているのかもしれないが)。天皇の娘に対し借り腹云々はどうなんだろうなあという気がする。

後は、一つの研究としては、それなりの本、というところか。

特別良くもないが、それなりといえばそれなり。

興味があるならば読んでみても、という本だろう。

2010-03-18

『ニューギニア大密林に死す 前人未踏熱帯雨林六百キロの撤退路』

植松仁作 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2636-1

敗色濃厚な中、ジャングル奥地へ転進した時の状況を綴った戦記。

戦記といっても、戦闘はほとんどなく、その他のエピソードもあまり豊富ではなくて、どこそこへ向かって歩いた、という話がメイン。食料がほとんどない中での餓死寸前の極限状態という凄惨な状況が描かれてはいるが、全体としては、歩いているだけでやや単調ではあるか。

そうしたもので良ければ、読んでみても、という本。

面白い点は極限状態が描かれていること、悪い点はやや単調であることで、相殺してプラスマイナスゼロという感じか。特に優れている訳でもないが、悪い訳でもない。

後は、そうしたもので良ければ、というところ。

読んでみたければ読んでみても、という本だろう。

2010-03-12

中世を道から読む』

齋藤慎一 著

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288040-4

中世(主に室町から戦国時代にかけて)の関東の街道に関していくつかのことが書かれた本。

基本的には、歴史の細かいことをぐだぐだとやった本で、これといったテーマはない。歴史の面白さとはこういう細かいところにはある訳で、面白いことは面白く、歴史の好きな人なら、楽しめると思う。

興味があるならば、読んでみても良い本。

ただし、好きな人にはこれで良いとして、一般向けには、あまり派手さはない。

どうしても、とか、読んでみた方が良い、とまではいえないだろう。好きな人ならば、というところ。

歴史の好きな人ならば楽しめると思うので、興味があるならば、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・中世の大きな河川では橋げたをかけることは少なく、橋は、あっても舟橋が中心だった。橋がない場合にどこの瀬を渡れるかは、重要情報だった。

・中世における峠の関には、異境へ渡る宗教的な加護を願う側面があり、直接的な行政機関という訳ではない。

2010-03-05

リスクリテラシーが身につく統計的思考法 初歩からベイズ推定まで』

ゲルト・ギーゲレンツァー 著/吉田利子 訳

ハヤカワ文庫NF

ISBN978-4-15-050363-5

リスクの伝え方に関して書かれた本。

基本的には、確率ではなくて自然頻度(何回やったら何回そうなる、というような)を使え、ということが主張された本で、文庫本で400ページ近くあるのでいろいろ書かれていて楽しいが、いろいろ書かれていても基本的な主張はこの簡単なものしかないから、ややもすればだらだらとまわりくどい本ではある。

いろいろ書かれてはいるので、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。

実際問題として、私としてはこの半分のページ数で十分だろうとは思った。あれこれと書かれているし、それがいらないというほどつまらない話ではないのだが、ちょっとだらける。

こういうのを、いろいろ書かれていて楽しいと思える人向き。

そうしたもので良ければ、読んでみても良い本だろう。

以下メモ

・売上が100万ドルから50万ドルに減ってその後80万ドルまで持ち直したなら、この数字を正直に言うのではなく、売上は50%減った後60%上昇した、と言えば良い。

ピルを服用していると、血栓ができるリスクが、一万四千人あたり一人から一万四千人あたり二人に上昇する。つまりピルによって血栓のリスクが二倍になる。

(著者は、夫がタバコを吸う非喫煙者の妻は夫がタバコを吸わない非喫煙者の妻よりも二倍も肺がんが多い、という研究結果を紹介しているが、これはわざと自然頻度を使っていないのだろうか?)

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