小林一茶風日記

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2010-04-30

『刑事魂』

生田勝 著

ちくま新書

ISBN978-4-480-06543-8

元刑事が書いたエッセイ

特にどうということもないエッセイで、良くいえば、こんなものだといえばこんなものだが、別にそれほど面白い訳でもないような気がした。

エッセイなので、合う人には合うのかもしれないが。

自ら経験してきたこと、ではなくて、刑事の心構え、みたいなのが中心になっているのが、駄目なのかもしれない。

後は、それなりのエッセイで、良くも悪くもなく。

特には薦めないが、読みたければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ

休みが少なく、不規則で、死体を見ることの多い刑事は、最近では希望者が少ない。

・ほとんどのホシは、調べられている事件については白状しても、余罪を自供することはない。

・警視庁では、主に警部補が取り調べを担当する。

2010-04-23

競争と公平感 市場経済の本当のメリット

大竹文雄

中公新書

ISBN978-4-12-102045-1

経済学者が書いたコラム

経済学の研究成果がいろいろと書かれていて面白い部分もあるが、全体的に、テーマもまとまりもない漫然としたコラム、のように個人的には感じた。

雑誌等に書いたコラムを集めたものではなく、書き下ろしみたいではあるのだが、話があちこちに飛んで全体の流れがないので、コラム集みたいな感じになっている。コラム集ではない分、個々のコラムが完結していないので、すっきりしないのかもしれない。

後は、経済学者が書いたコラムで良ければ、というところだが、似たようなものは他にいくらでもあるだろうし、特にというほどのものはないと思う。

それでも良ければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・高校や大学を出てすぐのころに不況経験すると、その世代の人は歳を取っても人生の成功は努力よりも運によると考えるようになる。

アメリカでは、所得学歴や才能で決まるべき、と考える人が多い。

有給休暇を取得する時期を労働者が自由に決められると、労働者は不測の事態に備えて有給を残しておくために、取得率が低くなる。

・イギリスにおける研究によると、イギリスでは看護婦賃金が全国一律に決められているために、相対的により高い賃金の仕事がある地域では、(おそらく看護婦の質が低下して)患者の死亡率が高くなっている。

外国人労働者を受け入れて単純労働者の賃金が下がっても、低賃金労働を増やせば生産量が増えるので資本所得が増加し、その効果が上回って国全体で見れば所得が増える。

2010-04-16

『量子重力理論とはなにか 二重相対論からかいま見る究極の時空理論』

竹内薫

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257675-8

量子重力理論において必要となる時空の量子化について数学的に説明した本。

内容は私にはほとんど理解できなかったが、多分そういう本だろう。

基本的に、行列の対角化くらいはできる人向け。それ以上どのくらいの数学知識が必要なのかは、私には未知の領域なので分からないが。「最小限の数式」とか「行列は「掛け算」の規則」が分かっていれば、とかいうのを真に受けると、軽く死ねる。

対象は、理系大学生以上、というところか。

そう明記していない時点で、どうかと思う。

後は、そういう人向けの本なので、それ以外の人が読んで何とかなるという本ではないだろう。

メモ1点。

・不確定性は、数学的には交換関係と同等である。例えば、位置xと運動量pについては、

xp-px=ih/2π

2010-04-09

マインドマップ デザイン思考の仕事術』

木全賢/松岡克政 著

HP新書

ISBN978-4-569-77111-3

マインドマップやデザイン思考について書かれた本。

個々の部分では興味深いことも書かれているが、全体的に、ごちゃごちゃとしていて分かりにくいと思った。『誰に』対して『何を』伝えるのか、が巧く整理されていないと思う。

マインドマップを書いたことのある人/ない人/工業デザイナー/一般の人、マインドマップの書き方/きれいなマインドマップの書き方/デザイン思考、etc.

テーマが拡散的で、これらの事柄が漫然となっており、指向性が捉えにくい。

結局のところ、最大公約数を取ると、マインドマップを書いたことのある工業デザイナーで、デザイン思考やきれいなマインドマップの書き方に関心のある人、が対象ということになるのだろうか。

あまり広く一般の人に薦められる本ではないと思う。

マインドマップやデザイン思考を知ったり使ったりしたところで、何かが劇的に変わるということはないだろうし(そもそもそんなものは存在しない)、マインドマップのかき方だけでは一冊の本にするほどの内容にはならないだろうから、両方にそこそこ足を浸すことができるという点では、使い道はあるかもしれない。

そういうもので良ければ、あるいはそれでも良ければ、という本。

広く薦める本ではないだろう。

以下メモ

・デザイナーの仕事で重要なのは、たくさんの試作品を作ること。

・デザインに正解はないが最適解はある。最適解とは、決められた期限、限られた資源で達成できるものだからである。

・マインドマップをかくときには、事実→思い→反省、とか、ゴール→現状→課題、とか、目的関係者→状況→自分→方針、とかの順でかくのが良い。

・方針を決める場合、方向性と具体的な行動とをかく。

2010-04-05

昭和出版残侠伝』

嵐山光三郎

ちくま文庫

ISBN978-4-480-42686-4

著者が平凡社を退社してから新雑誌『DoLiVeドリブ』を立ち上げた頃までを描いたエッセイ

エッセイというか、フィクションノンフィクションというか。内容云々というよりは、軽快な文章を楽しむ本だと思う。

軽い文体でサクサク読めるので、そういうもので良ければ、という本。

内容に関しては、一つの時代といえば一つの時代を伝えているのだろうが、特別の、というほどでもないと思う。

それよりは、軽い文章をサクサクと楽しむ本。

そうしたもので良ければ、読んでみても良い本だろう。

2010-04-01

『使える武術

長野峻也 著

ちくま新書

ISBN978-4-480-06537-7

武術に関して書かれたエッセイ

入門書というよりは、エッセイと考えておいた方が良いと思う。興味があってエッセイで良ければ、という本か。

オカルト的な面はあるが、一応、合理的に考えようという姿勢は認められるので、こんなものなのだろう。気で人が飛ばされたりするやつに、合理的な理由をつけようとしたような本ではある。他の武術をカルト的だと批判したりしているのが、良い味を出していて、マルチ商法とマルチレベルマーケティングくらい違う、のだろう。

後は、そうしたもので良ければ、というところ。

エッセイなので軽く読めるし、よく分からないがこんなものだろう。

興味があるならば読んでみても、という本だと思う。

以下メモ

・通常、人間は息をはく時に攻撃するので、相手の呼吸を読むことに意味が出てくる。

空手の突きがひねりながらなのは、相手の突きや蹴りを弾きながら突く攻防一体の技だからだ。

自分の重心を移動することでパワーを出し、相手の重心を移動させることで崩す。

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