『刑事魂』

萩生田勝 著
ちくま新書
ISBN978-4-480-06543-8
元刑事が書いたエッセイ。
特にどうということもないエッセイで、良くいえば、こんなものだといえばこんなものだが、別にそれほど面白い訳でもないような気がした。
エッセイなので、合う人には合うのかもしれないが。
自ら経験してきたこと、ではなくて、刑事の心構え、みたいなのが中心になっているのが、駄目なのかもしれない。
後は、それなりのエッセイで、良くも悪くもなく。
特には薦めないが、読みたければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ。
・休みが少なく、不規則で、死体を見ることの多い刑事は、最近では希望者が少ない。
・ほとんどのホシは、調べられている事件については白状しても、余罪を自供することはない。
・警視庁では、主に警部補が取り調べを担当する。