小林一茶風日記

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2011-01-25

『はじめての政治哲学 「正しさ」をめぐる23の問い』

小川仁志

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288084-8

政治哲学に関する簡略な教科書

あまりにも簡略すぎてほとんどよく分からないと思うが、こんなような議論がある、ということを知る程度でよければ、こんなもの、とはいいうるのだろうか。

初心者相手とはいえ、それでいいのだろうか、と私は思うが。

後、教科書とはいいながら、結局著者の意見押し付けているだけ、というきらいはある。冒頭は何故か功利主義に対するけなしからはじまっているし。著者の意見から完全に自由であるような本は存在しないだろうが、中立的な立場を取ろうとする姿勢さえ見えないのは、初心者向けの網羅的な紹介を行う教科書として、どうなんだろうか。

それでよければ一冊の本ではあるだろうが、特にというものではないだろう。

別に薦めるような本ではないと思う。

2011-01-19

『伊達政宗の密使 慶長遣欧使節団の隠された使命』

大泉光一

洋泉社・歴史新書

ISBN978-4-86248-671-4

伊達政宗が派遣した支倉常長ら遣欧使節団に関して書かれた本。

基本的に、日本語が下手、もしくは論理的思考ができていない、私の受けた印象では多分その両方のために、あまり読める本にはなっていないと思う。

例えば、著者は政宗が遣欧使節団を派遣した目的キリスト教徒スペインの力を借りて倒幕を行うためであったと説くのだが、イエスズ会士ジェロニモ・デ・アンジェリスの書簡がそれを証するものであると著者が考えているのか否か、私にはよく読み取れなかった。

あと、天正少年使節団について書かれている部分のすぐ後に慶長遣欧使節団のことが書かれていて、主語が分かりにくい部分がある、とか。

ヨーロッパやメキシコに残されている史料がメインであるのはいいが、著者は日本の事情にはあまり詳しくないようにも見受けられた。伊達政宗の書状が詳しいことは使節から聞けという内容になっていることを、著者は倒幕という真の目的を隠蔽するためのもの、と解釈しているが、戦国時代の書状によくある一般的形式なのではないかと思う。

殉教者が火刑されたというのは、異端者を火刑に処すヨーロッパ的なバイアスがかかっているような気がするが、日本側の史料に基づいているのだろうか。

全体的に、どうもとらえどころのない本で、読める本になっていると私には思えなかった。

あまり薦めるような本ではない。

2011-01-12

『江戸の女子力 大奥猛女列伝』

氏家幹人

新潮文庫

ISBN978-4-10-134091-3

将軍大名の奥女中に関して書かれた江戸読み物。

内容的には、彼女たちがいかにしたたかに生きていたか、ということを描いたもので、おおよそこの著者らしい江戸読み物だろう。

特別ではないが悪くはない本。ありがちで想定しやすい本だと思う。

興味があるならば読んでみても、という本だろう。

2011-01-05

人生に失敗する18の錯覚 行動経済学から学ぶ想像力の正しい使い方』

加藤英明・岡田克彦 著

講談社+α新書

ISBN978-4-06-272688-7

行動経済学に関して書かれたエッセイ

普通によくあるタイプありがちなエッセイなので、中身は想定しやすいだろう。

こういうのが好きな人、あるいは行動経済学に関するエッセイをまだ読んだことがない人向きの本。興味があるならば読んでみても、というところ。

良い点としては、+α新書らしく、読みやすい軽い読み物ではある。

悪くいえば、同工異曲

興味があるならば読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・人は、最初は危ないと分かっていても、何度か成功するうちにそのリスクを過少評価するようになる。実際のリスクに変わりはないので、何度も繰り返すうちに失敗してしまう。

・「ただ」というのは特別の価値を持つ。

 子どもキスチョコを三つ与え、キスチョコ一つならチョコバー、キスチョコ二つなら特大チョコバーに交換すると持ちかけると、多くの子どもは特大チョコバーとの交換を選んだ。

 チョコバーと特大チョコバーの差は、キスチョコ一つより大きいと判断される。

 今度は、子どもにキスチョコを三つ与え、チョコバー一つなら「ただ」で、キスチョコを一つ出せば特大チョコバーをあげると持ちかけると、キスチョコ一つで特大チョコバーになるにもかかわらず、多くの子どもはただでチョコバーをもらう方を選んだ。

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