小林一茶風日記

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2011-06-27

『なぜ日本人世界の中で死刑を是とするのか 変わりゆく死刑基準と国民感情

森炎 著

幻冬舎新書

ISBN978-4-344-98218-5

死刑に関して書かれた本。

前半は死刑判決が出た様々な事件や死刑判断の基準を簡略に紹介したもので、後半は死刑制度反対という本。主題的には、これから裁判員となる人は、無期懲役に仮釈放なしの注釈をつけると実務上終身刑と変わらなくなるので、死刑判決を出すのはやめましょう、ということが最終的にいいたかったことか。

そうしたものでよければ、という本。

強殺とは強盗殺人の略だと思うがなんで使い分けられもせずに両方使われているのか分からないとか、径庭とかさなきだにとかを使っている現代の本はほとんど見たことがない、とか、変なところもあるが、いろいろな事件の紹介としては、それなりだと思う。

ただし、死刑制度の是非については長い間あれこれ議論されているくらいだから、新書五十ページくらいの論であっさり死刑反対と決まるものではないだろう、というのは素人にも分かるわけで、全体的にそういうバイアスがかかってはいるのだろう。

死刑について考えてみたいというよりかは、元々反対だという人向きか。

それでもよければ、というところだろう。

2011-06-20

水雷兵器入門 水面下に潜む恐るべき爆発力』

大内健二 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2689-7

水雷兵器について書かれた本。

全体的には特にどうということのない入門読み物か。

であるが多用されて文体がうっとうしいし、個人的には特別に面白いとは感じなかった。

悪いというほどでもないので、読んでみたければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・高圧空気を使う魚雷窒素の航跡が残るが、酸素が燃焼してできた二酸化炭素は水に溶けるので、酸素魚雷は航跡が残らない。

爆雷の有効爆圧範囲が50メートルであった場合、爆雷投射器で両舷に75メートル爆雷を飛ばすと、艦尾から投下される爆雷と併せて、両側250メートルの範囲の敵潜水艦にダメージを与えることができる。

2011-06-14

将軍側近 柳沢吉保 いかにして悪名は作られたか

福留真紀 著

新潮新書

ISBN978-4-10-610419-0

柳沢吉保に関して書かれた読み物。

テーマ的には、吉保は自分が新興の成り上がり者だと分かっていたから身を慎むように心がけていた、という話がメインだが、あまり深く論じられているわけでもないし、きっちりした評伝でもないし、読み物的なエッセイ、という感じの本か。

そうしたものでよければ、という本。

読み捨てのコンビニ文庫みたいな感じで、新潮新書はある程度そういうものを目指しているようだし、それでよければそうしたものではある。

ただし、今の時代この程度の読み物ならネット上に転がっていそうではあるが。専門家がきっちり書いたものはないかもしれないが、専門家が書いたからどうだというほどのものでもないだろうし。

悪い本ではないが、お金を出してまで買う価値があるかというと、少し疑問に思う。

それでもよければ、という本だろう。

以下メモ

綱吉就任後失脚した酒井忠清嫡男忠挙や忠清の婿であった高松平家の頼常は、柳沢吉保に頼って将軍綱吉へつないでもらった。吉保邸への将軍御成のときに迎え役をしたりしている。

柳沢家は武田氏支流を称し、吉保は家臣に竹田は許しても武田と名乗ることは許さなかった。

・綱吉は自分で決められない政策判断を籤引きでしていたらしい。

2011-06-08

戦国誕生 中世日本が終焉するとき

渡邊大門

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288106-7

十五世紀後半の室町幕府を中心とした政治状況を描いた本。

そうしたもの、といえばそうしたものだが、テーマ的にあまりすっきりせず、特によい本だとは思えなかった。

である、を多用する文体は、読み取れないとまではいわないものの捉えにくく、論旨が分かりにくい。論理的に考えられていないから文章が悪いのか、文章が拙いから論旨が捉えにくいのか、著者の主張したいことが私にはあまりよく分からなかった。

最近新書ライターがかかわっていて日本語的には読みやすいものが多いのに、本書はかかわっていないのか。一昔前には多かった文章の下手な著者が書いた新書を読んでいる感じ。

例えば本書では基本的に足利義政を無能とこき下ろしているのだが、無能であることを示す描写がないなど、論理的に巧くできていないと思う。義政が当時の政治状況を巧みにコントロールできなかったことは事実だろうが、義政が無能であったというには、論理的には、有能であればコントロールできたことを示さなければならないだろう。むしろ、本書の記述からは、必死になってなんとかしようとがんばっている義政の姿が浮かび上がる。

当時の政治状況を雑多に描いたもの、といえばそうだが、それ以外に何かあるわけでもない。

あまりよい本ではないと思う。

特に、という本ではないだろう。

以下メモ

・十五世紀後半には、多くの公家が在京せず、領地のある地方に下向した。そのため、朝廷では朝儀が開けず、儀礼などの伝統継承が難しくなった。

 また、即位の儀などお金のかかる儀礼もできなかった。

・十五世紀後半には、尼子氏や浦上氏などの有力守護代も、まだ名目上は京極氏、赤松氏などの守護の血筋を必要としていた。朝倉孝景は越前国守護職を目指したようだが、どこまで成功したのかははっきりしない。

2011-06-01

『九七重爆隊空戦記 サリーの防御はゼロだった』

久保義明 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2159-5

陸軍の飛行将校だった著者が、太平洋戦争中の自らの体験と所属した飛行第十四戦隊のことを書いた戦記。

全体的には普通の戦記で、戦闘機ではなく重爆撃機に乗っていたというのは珍しいから、読んでみたければ読んでみても、という本か。

戦争中に自分が感じたこと、というよりは、どこに行ってどこを爆撃して、という行動の記述がメインで、他の人の記述で飛行第十四戦隊の行動を結構補っており、自分の従軍記なのか飛行第十四戦隊の戦記なのか、やや焦点がぼやけてしまっている印象は受ける。

後は、そうしたものでよければ、普通の戦記か。

特別でもないが、悪くもない。

読んでみたければ読んでみても、という本だろう。

メモ一点。

・対レーダー用に銀紙を撒いたが、効果はなかったようだった。

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