小林一茶風日記

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2011-07-28

教科書の中の宗教 この奇妙な実態』

藤原聖子

岩波新書

ISBN978-4-00-431313-7

倫理教科書における宗教の扱い方の偏向を指摘し、諸外国の例と比べた本。

私の受けた印象では、それなりには面白く、それなりには意義深い、という本か。そうしたもので良ければ、という本。

それなりを超えるものは、あまりないと思う。

それなり以上のものではないそれなり。

なんというか、震災前の原発批判本、を考えると近いかもしれない。著者のいうことはそのとおりなんだろうけど、けどまあ難しいやね、っていう感じが。

そうしたもので良ければ、という本だろう。

以下メモ

ヒンドゥー教というとガンジス川での沐浴がよく題材になったりするが、アメリカでは、ヒンドゥー系の団体がこれはインドの後進性を強調するものだと非難している。

民族宗教から世界宗教へ、というような捉え方は、世界宗教側の一方的な見方だとの考えが現在は欧米でも強い。

・ヒンドゥー至上主義のインド人民党の政権下では、アーリヤ人のインド侵入は否定されていた。

・日本では教科書に「正解」が載っているはずという期待がある。生徒に考えさせ、丸投げするような教育は行いにくい。

2011-07-21

『下級武士の米日記 桑名・柏崎の仕事暮らし

加藤淳子 著

平凡社新書

ISBN978-4-582-85591-3

江戸後期の下級武士の日記を紹介した本。

ありがちといえばありがちな特にどうということはない史料紹介本。好事家向けなので、それで良ければ、というところだろう。

読める人にはいろいろと発見もあって面白いのだろうけど、読めというほどでは、という感じ。

ニッチではあっても商売として成り立つと判断したのだろうから、これはこれでいいのだろう。

好事家でこうしたものが読みたければ読んでみても、という本だと思う。

2011-07-13

東電帝国 その失敗の本質

志村嘉一郎 著

文春新書

ISBN978-4-16-660810-2

東京電力に関して書かれた本。

水に落ちた犬は叩け、の原発便乗本で、特に良くもないが悪くもなく。それでも良ければ、という本か。

便乗でなければ読みもしないだろうという本だが、それほど叩いてはいないので便乗本としては微妙か。あるいは、この程度でも叩きになるところに、広告費の威力が示唆されているのかもしれないが。便乗本でも、どこそこにホットスポットが、みたいのだと擁護になりかねないので、穏便にいこうとすれば本書くらいになるのかもしれない。

内容的には、東電に関してあれこれ書いた、という程度のもの。これで悪いとはいわないが、便乗で一冊書きました、という以上のものはないと思う。

後は、それでよければ、というところか。

せっかくだし便乗本の一冊も読み捨てておくか、くらいの気持ちで読むのなら、こんなものではないだろうか。

そうしたものでよければ、という本だろう。

2011-07-06

ランド 世界を支配した研究所

アレックス・アベラ 著/牧野洋 訳

文春文庫

ISBN978-4-16-765174-9

シンクタンクランドと、そこにかかわった人たちの歴史について書かれた本。

無駄にだらだらと長いよくある海外ノンフィクションで、テーマ的にはあまりすっきりとしないが、アメリカ現代史に興味があって何冊も読むうちの一冊なら、興味深く読めると思う。そうしたものでよければ、という本か。

別に迎合的ではないが、ランドの承認の元に書かれているせいか批判的でもなく、全体に生ぬるい感じはある。ランドの合理主義を批判の題目にすえるというのは、ランドが合理主義の牙城である限りにおいて最も根本的な批判にはなりうるのかもしれないが(本書の英題は「理性の戦士たち」である)、現実には、ランド知識人たちのソ連に対する狂信的な認識をほとんど揶揄しかしていないなど、他の言及すべき項目をおろそかにする言い訳になっているように感じる。

ランド知識人の何人かがユダヤ人であることはおそらくなんらかの歪みをもたらしていると思うが、奥歯にもののはさまったような記述しかなされていないのは、アメリカにおいては微妙な問題だからだろうか。

あまり初心者向けとか広く一般向けとかではなくて、こういうのを楽しめるという人向きの本。

そうしたものでよければ、という本だろう。

以下メモ

・ランド知識人や保守主義者たちは、アイゼンハワーの対ソ政策を生ぬるいと感じており、おりに触れて批判し、また一部はケネディの応援に回った。

 アイゼンハワーが最後の演説で軍産複合体槍玉に挙げたのは、そのためである。

・イラク戦争に至る過程において、ランド知識人たちは亡命イラク人のアハマド・チャラビをアタチュルクのように近代化を押し進める人物として期待し、彼らがもたらした嘘の情報に踊らされた。

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