小林一茶風日記

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2012-06-26

魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国

渡邉義浩 著

中公新書

ISBN978-4-12-102164-9

三国志全体の成り立ちや陳寿の政治的立ち位置から、倭人伝を解釈した本。

内容的には要するに、司馬懿が公孫淵を滅ぼすことで倭が朝貢してきたので、司馬一族を顕彰するために倭は好意的に、強大に描かれている、陳寿は西晋の中で討呉推進派の面々に近かったこともあり、倭を孫呉の後背地、会稽東冶の東に置いている、魏志倭人伝に見える南方的要素はその理念的な存在位置から要請されたものであり、邪馬台国大和説の弱点とはならない、というところ。

そうしたものでよければ、読んでみても、という本か。

まり特別なものとも思わなかったが、こうした史料批判はそれはそれとして必要なものではあるから、悪い本だとはいえないだろう。

後は興味があればというところ。

そうしたものでよければ、読んでみてもという本だろう。

以下メモ

・伊都国に置かれた(一)大卒は刺史のようだと書かれているが、刺史は地方の長官であり洛陽や長安のある地域は司隷校尉に属したので、伊都国は女王国とは離れた位置にあっただろう。

・邪馬台国がこのように好意的に扱われている裏には、帯方郡の存在や、その意図を正しく解釈して適宜に使者を派遣した者たちの努力があったに違いない。

2012-06-21

鉄道会社はややこしい』

所澤秀樹 著

光文社新書

ISBN978-4-334-03687-4

直通運転や相互乗り入れなど、鉄道会社同士の関係について書かれた本。

基本的には、外側から見て分かることを書いたデータ集で、好きな人にはそれなりの雑学本というところだと思う。興味があるならば読んでみても、という本か。

データ集なので、あまり内幕というほどのものはないし、いろいろ載ってるだけで一本調子で終わってしまう感はある。

特にというほどではないが、雑学本としてはこんなものか。

興味があるならば読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・直通運転で他社の車両が自社線路を走る場合財務的には車両を借り入れていることになるので、相殺して現金取引をなくすためには、両方の会社が同じだけの総営業キロ数を乗り入れた方がいい。

そのため、片方の会社の車両が他社路線をずっと行ったり来たりするという運用例も割と見られる。

・阪神なんば線は、近鉄の折り返し線に接続したため、大阪難波止まりの近鉄車両が回送列車として桜川駅まで入ってくる。

乗務員の交代は桜川駅で行われ、大阪難波―桜川間は、近鉄が指令業務を担当し使われている信号機等も近鉄仕様のものである

・JR飯田線と名鉄名古屋本線は、飯田線が前身の豊川鉄道だったころにそれぞれの単線を併せることで複線になったので、豊橋から途中まで、上り線(豊橋行)が名鉄の所有、下り線がJR東海の所有である。

2012-06-15

ハーバード白熱日本史教室

北川智子

新潮新書

ISBN978-4-10-610469-5

ハーバード大学先生が書いたエッセイ

内容的には授業の進め方とかあれこれ書かれた雑多な読み物だが、ハーバード大学の先生が書いた、という以上のものはないと思う。それでよければという本か。

私は特に面白いともすごいとも思わなかったが、ハーバード大学で教えることはもちろん誰にでも簡単にできることではないから、分かる人には面白いのだろう。

それでよければ、という本だと思う。

2012-06-11

『連分数のふしぎ 無理数発見から超越数まで』

木村俊一 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257770-0

連分数に関連して書かれた数学読み物。

割と初歩から理詰めで書かれているので、個人的には面白かった。興味があるならば、よい本だと思う。

ぱっと見て分かりやすくはないこと、後半部分は証明も省略されて理詰めではなくなることが、残念といえば残念か。多分しょうがなくはあるのだろうが。

理詰めで少しずつ埋めていくので、じっくり読めば分かるだろうし、面白い本だと思う。

興味があるならば、お薦めしたい。

以下メモ

・数を連分数で表示したときに、次の分母の数が大きくなるような連分数は、精度のよい近似である

πを連分数にすると、3+1/(7+1/(15+1/(1+1/(292+……))))となるので、分母に出てくる15や292の前である22/7や355/113は円周率のよい近似となる。

・中心から一定の距離のところに丸い葉をつけ、ある角度だけ回転させて距離を延ばし、同じ様に丸い葉をつけていって全体を埋めていくことを考える。

90度では1/4回転なので、四本の腕ができ、全体を埋めることができない。

一般に有理数回転では、その分母の数の腕が現れ、隙間ができる。無理数回転でも、よい有理数近似があれば、その数の腕が現れる。

したがって、全部を効率よく埋めるには、よい有理数近似を持たない無理数回転を使うのがいい。

連分数にしたときの分母の数が大きい方がよい近似なので、よい近似を持たない無理数は、1+1/(1+1(1+……))、すなわち黄金数である。

植物が葉などできれいに全体を埋めようとすると、そこに黄金数、及びその近似としてのフィボナッチ数が出てくる。

2012-06-04

武士マニュアル

氏家幹人

メディアファクトリー新書

ISBN978-4-8401-4567-1

武士がどのような言動を行うべきか指南されたマニュアル本を紐解いて描かれた江戸読み物。

大体のところ、この著者らしい江戸読み物で、興味があるならば読んでみても、という本か。

この著者のいつもの、という安定感のあるアレで、そういう人向けに書かれてそういう人が買う本なんだろう。私のことだが。それで商売が成り立つのだとしたら、幸せなことではある。

細かくいえば多少の出来不出来はあるのだろうが、ざっくりといえばそういう本。

興味があるなら読んでみても、という本だろう。

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