小林一茶風日記

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2012-08-30

『残留日本兵 アジアに生きた一万人の戦後

林英一 著

中公新書

ISBN978-4-12-102175-5

第二次世界大戦後のアジア各地に残った残留日本兵について書かれた本。

いろいろな事例をかき集めた断片的、総花的な本で、そういうものでよければ、という本か。

特にというものはないと思う。

序章のタイトルが、その検証をしているのでもないのに、「恥ずかしながら」と言わせた戦後日本、となっていて、全体的にそういう左翼的批判スタンスの本ではある。

そういうのが好きならば、というところだろう。

2012-08-24

植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫』

田中修 著

中公新書

ISBN978-4-12-102174-8

植物雑学本。

植物が生き残るためにどんな機能や仕組みを持っているか、を中心に書かれたものだが、一言でいえば、雑学本としかいいようがない。雑学本でよければ、という本か。

特にということはないが、悪くもなく。

雑学本でよければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ

ヒガンバナの球根には毒があるので、モグラやミミズの被害から守るために墓地や田んぼの畦に植えられた。水にさらせば毒が抜けるので、飢饉時の救荒植物でもあった。ヒガンバナは秋から春にかけて成長するので、稲が被害を受ける冷夏でも関係がない。

・糖分が増すと凝固点降下で凍りにくくなるので、野菜や果物の中には寒さにさらすと甘みが増すものがある。

落花生の原産地は南アメリカの河原で、花が咲いた後は食べられないように柔らかい砂の中に種を作る。川が増水したときに軽いさやごと水に浮くことで、生息域を広げた。

2012-08-20

重機関銃分隊長のルソン戦記 戦場を駆けた一兵士の青春

川崎恵一郎 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2746-7

著者による従軍記。

特別ではないが悪くはない従軍記で、従軍記としては可もなく不可もなくといったところか。そうしたものでよければ、読んでみても、という本。

四年近い軍隊生活を一冊にまとめているので、ある程度あっさり味ではある。捕虜を殺したことも飄々と書いてあるのは、相当に時間が経ったからだろうか。

第二次世界大戦の従軍記がいっぱいある中、特に本書を、というほどのものはないが、こうしたものが好きなら、悪くはない本だと思う。

そうしたものでよければ、読んでみても、という本だろう。

2012-08-16

化石分子生物学 生命進化の謎を解く』

更科功 著

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288166-1

生物の分子生物学に関していくつかのことが書かれた本。

読み物といえば一つの読み物だが、成功事例はあまり多くなく、個人的にはそれほど面白いとは思わなかった。

常温核融合について書かれた本なんかもあるだろうから成功事例でないから駄目だということはないと思うが、実際の内容は、古生物学者たちは化石からDNAを採ることを夢見たが現実には何千万年も昔のDNAは残っていなかった、という話でしかないのに、挫折を正面切って描いていないのが駄目なのではないだろうか。

読み物としては一つの読み物だろうから、失敗事例でよければ、というところ。

それでもよければ、という本だろう。

2012-08-10

ツタンカーメン 少年王の謎』

河合望 著

集英社新書

ISBN978-4-08-720649-4

ツタンカーメンについて書かれた本。

ハワードカーターによる王墓発掘から現在この王について分かっていることまで一通りまとめたもので、あまり分かりやすくはないと思うが新書らしいまとめではあり、そうしたものでよければ読んでみても、という本か。

特にこれといった内容や、初心者向けに特別分かりやすい、といったようなことはないと思う。

まとめといえば無難なまとめ。

そうしたものでよければ読んでみても、という本だろう。

以下メモ

・アテン神は古代エジプトで人間動物の姿を唯一取らない神である

オシリスイシスの兄妹の間に生まれたホルス神が王になったという神話が、同じ親を持つ両親から生まれた男子がファラオとなることに正統性を与えた。

2012-08-03

功利主義入門 はじめての倫理学

児玉聡 著

ちくま新書

ISBN978-4-480-06671-8

功利主義を紹介した本。

入門書というよりは紹介した本だが、いろいろ考えられていて思弁的なので面白くはあった。こういうものを読もうという人は思弁的なものが好きだろうし、興味があれば読んでみてもよい本か。

ただし、いろいろ考えられているとはいっても、ショウペンハウエルがいうところの他人の思考にすぎないような気はする。

例えば、最大多数の最大幸福を目指す功利主義は特別な一人の価値というものを認めないが、現代の功利主義者はたいてい家族重要性を認めている、と著者が書くとき、その論拠は何か、どのような場合にどのような基準でどの程度認めるのか、ということは何も書かれていない。

本書では、それ以外にも功利主義に対する様々な修正についてほとんど基準が示されることはないが、それでは入門ではなく紹介であり、本書に基づいて何かを判断することはできないのではないだろうか。

それこそ、どんぶり勘定でいいならどんな不公正も許されることになるだろう。

あくまで紹介でよければというところ。

そうしたものでよければ読んでみても、という本だろう。

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