小林一茶風日記

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2013-09-25

エピゲノム生命 DNAだけでない「遺伝」のしくみ』

太田邦史 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257829-5

同じDNAでも細胞によって遺伝子の使われ方が異なることに関してあれこれと書かれた本。

基本的に多くのことが雑多に放り込まれた本で、雑学本として見られるなら面白いが、現実にはそこまでいかずに、なんだかよく分からない、という感じの本になるのではないかと思う。

分かりやすくはないし、まとまりはよくないし、まだよく分かっていないことも多いようだし、無理に読むほどでもないのではなかろうか。

雑学本として読めて、たくさんの事例があって面白いと思える人向き。

それでもよければ、という本だろう。

以下メモ

・DNAやヒストンのメチル化、アセチル化にかかわる酵素は、栄養経路や代謝経路の中間代謝産物を使うことが多く、これらのエピゲノム修飾が栄養状態に対する適応から進化してきたことをうかがわせる。

哺乳類では母親由来の遺伝子や父親由来の遺伝子だけを利用するゲノム刷り込みという利用パターンがあるが、胎盤を使うために生じてきたのではないかと考えられる。

2013-09-13

『大栗先生超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論

大栗博司 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257827-1

超弦理論についての一般向け解説書。

特に可もなく不可もない普通の解説書だと思う。興味があるならば読んでみても、という本か。

私には面白かったが、それは多分、本書が私にとって超弦理論の何冊目かの本だからではないかと思う。

本書一冊で、ということはあまり考えない方がいい。

超弦理論や物理学について何冊か読むつもりがあるなら、そのうちの一冊としてはあり。

現実問題、一冊で何から何まで分かる、というのは無理だし、こんなものなんだろう。

興味があるならば読んでみても、という本だろう。

以下メモ

二乗するとゼロになるグラスマン数を座標に使うと、一つの状態に複数の粒子が入ることのできないフェルミオンを扱うことができる。

グラスマン数を座標に使う空間が超空間で、普通の数の座標軸とグラスマン数の座標軸との回転対称性超対称性である

光子質量はゼロでなければならないが、光子を弦の振動と考えた場合量子力学的なゆらぎのためにエネルギーが生じてしまう。

弦の振動は節の数が1から無限大まであり、光子は光速度一定のため進行方向には振動しないので、光子の存在する空間の次元マイナス1の方向に振動する。

1から無限大までをすべて足し合わせるとゼータ関数から-1/12になることが知られているので、超弦理論では、光子が九次元空間に存在するとき光子の質量がゼロになる。

・超対称性が成り立つ最大の次元は十次元だが、十次元の重力理論と九次元の超弦理論の間に矛盾はなく、(結合定数の大きさによって)別の現れ方をしたものである。

各種の九次元の超弦理論の間にも、同様の双対性がある。

・重力を含む九次元のIIB型超弦理論は、重力を含まない三次元の場の量子論対応し、それによって説明できる。

2013-09-05

『日本中枢の崩壊

古賀茂明 著

講談社文庫

ISBN978-4-06-277611-0

官僚の人が自分経験を元に書いた官僚批判エッセイ

よくいえば、ありがちな官僚批判。霞ヶ関の官僚は極めて優秀で無謬だ、くらいに思っているなら、読んでみても、という本か。

ありがちといえばありがち。特に、というほどのものはあまりなかった。

悪くいえば、画餅。

民間は厳しいとか官民の人事交流をとか国民は分かっているとか、どうなんだろうね、という気はする。

そうすると、若手を登用すればうまくいく、というのも、絵に描いた餅ということなんだろうか。

今時の官僚批判としては、弱い。

ありがちといえばありがちなので、それでよければという本だろう。

以下メモ

・官民一体での売り込みは、官僚の方はうまくいけば天下り先ができ失敗しても自分が移動したころに他人の金(税金)がなくなるだけで痛みはなく、民間の方は成功すれば儲かってうまくいかなくてもリスクは国に押し付けられるので、長期的にうまくいくようなものは集まりにくい。

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