小林一茶風日記

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2015-04-30

『AIの衝撃 人工知能人類の敵か』

小林雅一 著

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288307-8

最近のAIの進展について書かれた本。

一文でいえば、船に乗り遅れるな、という本だが、最新事情のまとめといえばまとめなので、それでよければ、という本か。

AIについての本はいくらでもありそうだしこれからも出てくるだろうが、その中のベストでは多分ないと思う。

特別ではないが、ひとまずのまとめでよければ、というところ。

それでよければ、という本だろう。

以下メモ

・AIが意識を持つとしたら、それは研究開発者がそのように工夫して開発したときになるかもしれない。

2015-04-21

素数が奏でる物語 2つの等差数列で語る数論の世界

西来路文朗・清水健一 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257906-3

整数論に関して書かれた数学本。

面白いことは面白く、数学書の好きな人はこういうのを楽しめるのだろうなあというのは分かる本だが、かなり難しいので数学本の好きな人向け。それでよければ、という本。

個人的には、難しいというだけで理解できないほどではなかったので、なんとかなった。一つの証明について十分くらいボーっと考えているとようやくうっすらと分かる感じか。

a=bだから、などと書かれていても何故a=bなのかを最初から考えなければいけないのは、全部やってはいられないのだろうとはしても、もう少しなんとかならないものだろうか。

数学本の好きな人なら、これでよいのかもしれないが。

それでよければ、という本だろう。

以下メモ

・pを素数とするとき、pが2または4n+1の素数であることと、x^2+y^2=pを満たす整数x、yが存在することは同値である。(フェルマーの平方和定理

・x^2-y^2=(x+y)(x-y)と因数分解できるので、複素数範囲まで広げれば、x^2+y^2=(x+yi)(x-yi)であり、4n+1の素数はガウス素数 x±yi に分解できる。

(2の場合、1-i=-i(1+i)なので、ガウス素数に素因数分解すると2=-i(1+i)^2)

・pを4n+3の素数であるとする。仮にpがあるガウス素数a+biで割り切れるとすると、単数でないガウス整数(c+di)に対してp=(a+bi)(c+di)となるが、共役複素数をかけて、

p^2=(a+bi)(a-bi)(c+di)(c-di)

  =(a^2+b^2)(c^2+d^2)

となるから、素数pの二乗が2つの整数の積となるのは、(a^2+b^2,c^2+d^2)=(1,p^2)(p,p)(p^2,1)。

a^2+b^2=1のとき、(a+bi)(a-bi)=1となり、a+biは、単数となるので、ガウス素数ではない。

a^2+b^2=p^2とすると、c^2+d^2=1でc+diが単数になるので矛盾する。

よって、a^2+b^2=pだが、フェルマーの平方和定理により、a^2+b^2=pとなる素数pは2または4n+1の素数であり、4n+3の素数ではない。

したがって、4n+3の素数を割り切るガウス素数a+biは存在せず、4n+3の素数pはそのままガウス素数となる。

2015-04-10

『入門 犯罪心理学

原田隆之 著

ちくま新書

ISBN978-4-80-06824-8

犯罪心理学に関する入門書

まり深くも細かくもないが、入門書としてはこんなもの、といった感じの本か。それでよければ、という本。

ただ、妙に攻撃的なので、初心者向きではないかもしれない。ロールシャッハテストなんかだめだめだ、みたいな。

内容的には、犯罪リスクファクターとしては、反社会的人間関係や、利己的だったり冷酷だったりする反社会的なパーソナリティ、「馬鹿にされたら殴ってでも反論しないと相手がつけあがる」「痴漢をして相手が黙っているのは嫌がっていないからだ」というような犯罪を誘発しかねない反社会的認知などがあるので、それらを改めるように導いていければ再犯防止に役立つ、というところだろうか。

入門書としてなら、という本だろう。

2015-04-03

袁世凱 現代中国の出発』

岡本隆司

岩波新書

ISBN978-4-00-431531-5

袁世凱の伝記。

時代に乗り、時代に翻弄された袁世凱の生涯を描いたもので、新書レベルではそれなりによくできた本だと思う。興味があれば読んでみてもよい本か。

私は、袁世凱について、世界史教科書レベルの知識で、突然現れて美味しいところだけ持っていこうとして失敗した、みたいなイメージしかなかったので、面白かった。

新書なので細かくも深くもないが、悪くはない。

興味があるならば読んでみてもよい本だろう。

以下メモ

・袁世凱は、日清戦争直前の朝鮮における清側代表であった。

・山東に派遣された彼が義和団弾圧し、逃れた義和団が北上した。

・李鴻章の後の地方軍閥の、同時に清における漢人官僚第一人者となった。

辛亥革命当初のころは公職から追放されていたが暴動鎮圧のために起用され、袁世凱と革命側が対峙したが、激突すれば列強の介入を招きかねず、袁世凱を新しい政権トップとする妥協が成立した。

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