小林一茶風日記

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2015-11-30

『成長なき時代ナショナリズム

萱野稔人

角川新書

ISBN978-4-04-082047-7

著者による政治コラム集。

テーマ的な統一感はあるが、いろいろなものの寄せ集めで、ぶつ切り感はひどいし、寄せ集めただけであまり踏み込んだ論にもなっていないので、著者のファンが買うような本、というのを出てはいないと思う。それでもよければ、という本か。

大体の趣としては、中道右派からの極右批判、といったところ。

従軍慰安婦について騒ぎ立てるのは国益に反するだけだからやめろ、で納得するのは中道右派どまりではないかという気はするが。

批判以上のもの、例えば、成長なき時代のナショナリズムはこうでなければ、というような話はほとんどない。

それでよければ、という本だろう。

2015-11-26

ゲッベルスナチ宣伝戦 一般市民扇動する恐るべき野望』

広田厚司 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-2910-2

ゲッベルスについて書かれた本。

特にどうということもない通俗的な紹介本で、それでよければ、というものだろうか。

個人的には、通俗紹介本であることは分かっていたものの本当にどうということもなかった、というところだが、1940年ならともかく現代となっては宣伝戦といっても特に目新しいものはない、ということかもしれない。

それでもよければ、という本だろう。

以下メモ

・ゲッベルスは、ヒトラーや自分がベルリンで死ぬことで、その神話的な終焉演出しようともくろんだ。

2015-11-19

『米軍が恐れた「卑怯日本軍」 帝国陸軍戦法マニュアルのすべて』

一ノ瀬俊也 著

文春文庫

ISBN978-4-16-790474-6

戦闘マニュアルから帝国陸軍の戦い方を探った本。

夜襲、囮、狙撃地雷や仕掛け爆弾使用など、帝国陸軍における対米軍戦闘は弱者の戦い方であり、日中戦争において中国軍が日本軍に対して行った戦闘から拝借したような、同じような戦い方がとられた、米軍に比べて火力に劣る日本軍にはそういう戦い方しかなかった、ということが書かれている。

それなりに面白かったので、そうしたものでよければ、という本か。

あんまりそれ以上のものではないような気はする。

帝国陸軍の戦い方を探った本でよければ、という本だろう。

以下メモ

・帝国陸軍も、火力があるならば銃剣突撃よりも火力を使った方が有効なことは分かっており、狂気というよりはそれでも敵に勝たなければならないという現実的妥協から、無謀な作戦が編み出された。

・そうして、こうやればアメリカにも勝てるという自己欺瞞が完成すれば、早期降伏などという発想は受け入れづらくなった。

2015-11-13

スクールカーストの正体 キレイゴト抜きのいじめ対応

堀裕嗣 著

小学館新書

ISBN978-4-09-825250-3

スクールカーストという観点から、いじめへの対応を考えた本。

主題的には、あくまでいじめ対応を考えることがメインなので、いじめ対応が書かれたものでよければ、という本か。

やや図式ではあるが。

図式的というか、ある種のカリカチュアになっているのは多分間違いないだろう。

著者は中学校の教師なので、現場報告がカリカチュアなのはどうなんだ、という気はしないでもないが、そんなものなのかもしれない。

それでよければ、という本だろう。

以下メモ

デート場所が限られるような地方都市では、性に奔放なヤンキーのスクールカーストが高い。

・生徒の目から見て、教師にもカーストの高い教師と低い教師がある。

・いじめは、スクールカーストの高い者から低い者へだけでなく、同じスクールカーストの者同士の間でも起こる。

学級とか学校とか、より大きな全体への帰属の契機がなく、小さな集団の中で決定的な決裂を避けようとすれば、いじめはそのためのテクニックとして現れる。

2015-11-09

介護ビジネスの罠』

長岡美代 著

講談社現代新書

ISBN978-4-06-288334-4

いくつかの悪徳介護ビジネスを紹介した本。

網羅的でも定量的でもないので、おおよそただの紹介本と考えるべき書だが、悪徳介護のありようを紹介したものではあるだろうから、それでよければ、という本か。

上に政策あれば下に対策ありというたくましい悪徳介護業者のありようを知ることができる。

そのハザマで泣きを見るのが、嫌ならほかに移ってくれと言われても預かりどころのない要介護者や不満を訴えることのできない認知者だったりするわけだが。

悪徳介護ビジネスの紹介としては面白かった。

それでよければ、という本だろう。

以下メモ

・サ高住では、介護保険を目いっぱいまで使わせれば結構な金額になるので、要介護者を抱え込んで、自分のところのサービスを受けさせる。

・さらには医者を巻き込み、医療費として保険請求できる分は請求する。

・国は高額になった高齢者の医療費を抑え込もうと在宅介護への切り替えを進めたが、悪徳介護業者が甘い蜜に群がるので、かえって出費がかさみかねない。

2015-11-04

『「P≠NP」問題 現代数学の超難問』

野恕W昭弘 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257933-9

P≠NPについて書かれた本。

よく分からないが、個人的には全体としてちぐはぐな印象を受けた。こんなものなのかもしれないが、薦めるには二の足を踏む。

大雑把にいうと、前半は計算量の話、後半がP≠NP予想についての話だが、それがうまくつながっていない印象。P≠NPについて説明するのに計算量の理解必要だというのは、分かるけども。

ほかにすることはないのですか、と諸葛亮に言わせてみたい感じ。

こんなものかもしれないので、それでよければ、というところか。

それでもよければ、という本だろう。

以下メモ

・非決定性アルゴリズムとは、いくつかの選択肢の中から自由に選択でき、その選択はもっとも運のよい(つまりは正解かもしくはそれに近い)ものであり、かつ正解が存在しない場合には選択がうまくいかないが、答えが否だった場合は無視できるようなアルゴリズムであり、そのような非決定性アルゴリズムを使えば多項式時間で解ける決定問題のクラスがNPである

・Pは多項式時間で解ける問題のクラスであり、現在のところNPでありながらPに属していないと証明された決定問題は存在せず、P=NPであるならば、非決定性アルゴリズムを使えば多項式時間で解ける問題はすべて多項式時間で解けることになる。

・クラスNPに属していて、クラスNPに属している他のどんな問題のどんな具体例も一般的な手順で多項式時間内でその問題の具体例に翻訳でき、しかも二つの具体例の成否が必ず一致するような問題を、NP完全という。

・あるNP完全な問題がクラスPに属していることは、P=NPであるための必要十分条件である。

また、NP完全であればその問題はある意味クラスNPの中でもっとも難しい問題であるといえる。

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