『戦国大名の正体 家中粛清と権威志向』

鍛代敏雄 著
中公新書
ISBN978-4-12-102350-6
戦国大名の行動規範を探った本。
探った、といえば聞こえはいいが、要はテーマも結論もなくごった煮にされているだけなので、かなりの好事家向けではある。
広く一般向けにいい本だとはいえないと思う。
好事家ならばこれでもいいのかもしれない。
そうしたものでよければ、という本だろう。

以下メモ。
戦国大名は、家中に自らを権威付けるため格式や礼にこだわり、朝廷や寺社の権威を否定するようなバサラ大名にはまずならなかった。