小林一茶風日記

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2016-07-25

『国家はなぜ衰退するのか 権力繁栄・貧困の起源 上』

ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン 著/鬼澤忍

ハヤカワ文庫

ISBN978-4-15-050464-9

持続的な経済成長にはそれを阻害する要素を排除するための多元的な政治的自由必要である、と主張した本。

要するにもっと簡略にいえば、自由は正しい、自由を標榜するアメリカはすばらしい、というアメリカンファンタジーのイデオローグの書。

アメリカンファンタジーでよければ、それを知るためには一冊の本ではあるのかもしれない。多分アメリカ人の多数が信じるくらいの説得力はあるだろう。

個人的には、幻想は幻想だと思うので、下巻までは読む気にならなかった。

それでよければ、という本だろう。

2016-07-14

殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件

清水潔

新潮文庫

ISBN978-4-10-149222-3

足利事件を始め、足利と太田で発生した幼女誘拐殺人事件に関して書かれた本。

基本的にはミステリー系のノンフィクションで、そういうものとしては結構面白いと思う。日本推理作家協会賞受賞というのは分かる。そうしたものでよければ読んでみてもという本か。

欠点としては、一つは、事件そのものは解決していないので、一冊の本としてみたときカタルシスにはやや欠ける。

もう一つは、真犯人を野放しにするのか、みたいな新潮タカ派正義感がうざくはある。裁判では真相究明をとか。

から私としてはあまり諸手を挙げて推奨するような本でもないが、面白いことは面白かったので、ミステリー系ノンフィクションが好きな人ならば、という本だと思う。

そうしたものでよければ読んでみても、という本だろう。

2016-07-06

『「ひと粒五万円!」世界一のイチゴの秘密

白石拓 著

祥伝社新書

ISBN978-4-396-11470-1

高級果物農業について書いたルポ

大きなものは一粒五万円になるというイチゴの品種「美人姫」を中心に、同じく高級路線を取っているブドウ「ルビーロマン」の開発や販売戦略を記したもので、コンビニに置いてあるような読み捨ての雑学本以上のものではないが、その範囲でよければそれなりのルポという本か。

個人的にこの手の話は好きなので、私には面白かった。

ただ、読み捨てる以上のものではない。

それでよければ、という本だろう。

2016-07-01

『脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす』

甘利俊一 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-257968-1

脳の数理に関して著者の研究や考えを書いた本。

個人的にやや食い足りない気がしたが、詳細を書いても難解になるだけだろうから、これはこれでというところか。興味があるなら読んでみても、という本。

脳や人工知能について深く知りたい人は、もう少し専門的なもの最初から選んでもいいと思う。

また、自己顕示欲が強く少々エキセントリックでもある。

エキセントリックな人がみな優れた科学者だとはいえないが優れた科学者はたいていエキセントリックなので、これが絶対悪だとは必ずしもいえないのが面倒ではあるが。

脳の数理的な研究がここまで進んでいるとは知らなかったので、私としては面白かった。

興味があるならば読んでみてもよい本だろう。

以下メモ

・個々のニューロン状態ベクトルシナプス結合の重みを行列で表すと、入力によってニューロンがどのように時間的に変移していくかを示す数式が得られる。

・これを基にニューロンのマクロ活動度を示す数式を作ると、分散で補整したシナプス結合の平均値がある程度大きくなれば、活動度の安定する状態が二つ現れ、どちらかの状態でマクロなニューロンの活動が安定する。

・いくつかのシナプス結合の重みを平均値として覚えると、入ってくるベクトルに応じた安定平衡状態を取り出すことができる。

・ベクトル成分のほとんどが0であるようなベクトルをスパースベクトルという。

スパークなベクトルsと行列Aがあるとして、x=Asとすると、結果xの数の少ない測定からsを求めることができる。

脳内における信号もこのようなスパースなものになっていると思われる。

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