小林一茶風日記

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2017-05-26

生物ウイルス進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像』

武村政春

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502010-4

巨大ウイルスの紹介と、その存在が語ることになった生命像について記述した本。

特別ではないが悪いということはなく、それなりの生物学読み物といえるのではないだろうか。興味があるならば読んでみても、という本。

ただし、進化といっても何十億年も前の話であり、仮説というか、想像の粋は出ない。

前半は巨大ウイルスの紹介で、いろいろとごっちゃになっているという評価もあるかもしれないが、読み物としてはこんなものだと思う。

そうしたものでよければ、という本だろう。

以下メモ

・ある種のウイルスのDNA複製にかかわる遺伝子バクテリアアーキア系統的に異なる可能性があり、そうであればウイルスの起源は生命誕生以前にさかのぼる。

ミトコンドリアでは今でも原始的なスプライシングが行われており、真核生物がスプライシングを行うようになったのはミトコンドリアと共生を始めたときであるだろう。

スプライシングが行われるようになると、スプライシングをする前のRNAからタンパク質が作られてはまずいことになるので、DNAからの転写は別の場所で行われるようになり、細胞核ができた、という説がある。

細胞核の起源は、ウイルスが自分のDNAの複製のために宿主細胞内に作るウイルス工場であったかもしれない。

・ウイルスの本体をウイルス粒子と見る限り、それは不活性で自分では増殖できない、生命の名に値しないものだが、ウイルスの本体を「ウイルス粒子が感染した細胞」(ヴァイロセル)とみなすならば、それは自ら増殖し、ウイルス粒子はそのための生殖細胞のようなものとなる。

・遺伝子はDNAの前にRNAが担っていたと考えられているが、ウイルスと宿主との競合のなかで、より安定的で壊されにくいDNAへの進化が起こったのかもしれない。

2017-05-22

『ミクロ経済学入門の入門』

坂井豊貴 著

岩波新書

ISBN978-4-00-431657-2

ミクロ経済学の入門書

本当に入門の入門なので個人的には物足りなかったが、まったく知らないという人向けにはこういうのもありかもしれないから、入門でよければ、という本か。

後は、それでよければとしかいいようがない。

入門の入門でよければ、という本だろう。

2017-05-15

仮想通貨銀行が消える日』

真壁昭夫 著

祥伝社新書

ISBN978-4-396-11503-6

仮想通貨について書かれた本。

てえへんだてえへんだの、週刊誌記事に毛が生えた程度雑学本だが、雑学本でよければこんなものか。読んでみたければ、という本。

週刊誌記事程度というか、読み捨てのコンビニ文庫的だが、コンビニ新書なのでたいした問題ではなかった。

仮想通貨やブロックチェーンについて何も知らない人が雑学程度として読むには、こんなものではないだろうか。

少しでも知っている人がその先を知りたいというには、不向き。

雑学本でよければ、という本だろう。

2017-05-09

天下人の父・織田信秀 信長は何を学び、受け継いだのか』

谷口克広 著

祥伝社新書

ISBN978-4-396-11501-2

織田信秀の事績検討して、息子の織田信長に与えた影響について考察した本。

全体にイメージしやすいストレート歴史読本で、戦国読み物が好きならば読んでみても、という本か。

タイトルやサブタイトルにピンとこない人が読むような本ではないし、読みたいと思う人なら読んでみてもいい本だと思う。

後は、それなりの戦国歴史読本。

読みたいのなら読んでみてもという本だろう。

以下メモ

・信秀は、美濃や三河にも進出したが、晩年には斉藤、今川、清洲と敵に囲まれることになった。

・信秀は勝幡、那古野、古渡、末森と居城を移しており、信長はそれを受け継いだ。

2017-05-02

地球はなぜ「水の惑星」なのか 水の「起源分布・循環」から読み解く地球史

唐戸俊一郎 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502008-1

水に関連して書かれた地球惑星科学の本。

要するに地球における水の起源や循環が描かれたもので、存外結構高度な書だが、地球の水に関してひととおりまとめられてはおり、そうしたものでよければ悪くはない本か。

ただし、惑星形成論やプレートテクトニクスに関して何も知らない人が読む入門書というのではなく、既にそれを知っている人がそれらと水との関わりを知ろうとするような本ではある。

別にそう難しいということはないと思うが、高度な本だと考えておいたほうがいい。

単純に入門書と考えると多分間違う。

それでよければ、という本だろう。

以下メモ

・原始太陽系星雲が冷えたとき太陽に近いところでは水が凝縮しないと考えられ、その境界であるスノーラインは約2.7AUである。

・実際、スノーラインの外側にある天王星海王星彗星などには水が多い。

・地球はスノーラインの内側にあり、地球の水は、惑星形成期の後期になって木星などによって周期を乱されたスノーラインの外側にあった物質が付加されたものか(後期ベニア説)、スノーラインの内側でも地球にある水程度のものは凝縮できたのか、あるいは凝縮するとき太陽放射の影響で物質がアモルファス状になり中に水などの揮発性物質を閉じ込めたかしたのだろう。

・月が作られたのは地球の重力影響下であったと考えられ、そのために高温の気体が固体に直接凝縮せず、液体になったことで、大量の水を取り込んだと考えられる。

・地球型の惑星ではマントル対流普通にあるが、一番外側のプレートまで巻き込むプレートテクトニクスは条件が難しく、火星金星ではプレートテクトニクスは作動していないらしい。

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