小林一茶風日記

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2017-07-21

『すごい進化 「一見すると不合理」の謎を解く』

鈴木紀之 著

中公新書

ISBN978-4-12-102433-6

一見すると不合理な生き物の状況を適応進化から読み解いた昆虫動物行動学の読み物。

有性生殖には二倍の速度で増加できる無性生殖に勝るほどのメリットはないが、オスが無性生殖のメスとの子孫を残せるようになれば、そのオスは自らの遺伝子を圧倒的に残すことができるようになるため、オスとメスとの比は結局一対一に落ち込み、有性生殖が幅を利かすことになる、とか、クリサキテントウが特定アブラムシだけを狙って捕食するのは不合理だが、クリサキテントウはナミテントウと一緒にいると違う種の異性と交尾することがナミテントウよりも多いので、混在を避けるためにナミテントウがあまり好まない種類のアブラムシを専用に狩っている、とか、天敵から身を守る防衛機構にもコストがかかるから防衛機構は必要最小限であることが望ましいが、下回れば天敵に食べられてしまうため、実際にはより過剰なものとなり、自己免疫疾患もそのより過剰なところで起こっているのではないか、とかいうことが書かれている。

基本的に、かなり面白い本

最先端のことを扱っているので、こうだ、というのではなく、こうじゃないだろうか、ということが書かれていて、現場の興奮がある。

結構お薦めできる。

こういう最先端のことを一般向けに新書で書いてくれる本は貴重なので、価値がある。

お薦めしたい。

2017-07-10

『人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理

永田和宏

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502017-3

主に、ヨーロッパと日本でどのように製鉄が行われてきたか、について書かれた本。

全体的に味気なく、分かりやすい説明でもないので読み物としては微妙だが、資料としてはひとつの資料という本か。資料でよければ、というもの

縦何メートル横何メートル高さ何メートルのなんとかの下何センチに直径何センチのなんとかが、みたいな記述がメインだし、説明も分かりやすくはない。ベッセマーの転炉の何が画期だったのか、あるいはそういう問題意識を持ってじっくり読めば書いてはあるのだろうが、軽く読んだ程度では私には読み取れなかった。

製鉄の原理とサブタイトルには入っているが、多分製鉄の原理をすでに知っている人向き、くらいの本なのだろうと思う。

読み物として期待すべきではない。

それでよければ、という本だろう。

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