小林一茶風日記

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2017-09-27

新装版 九九双軽空戦記 ある軽爆戦隊長の手記』

土井勤 著

光人社NF文庫

ISBN978-4-7698-3025-2

太平洋戦争で軽爆撃機隊の戦隊長を務めた著者による戦記。

ポイントは、爆撃機隊というよりは、部下から特攻隊員を送り出した戦隊長というところにあり、特攻隊に志願されられた側の話はあっても志願させた側の手記というのは珍しいので、それなりの戦記ではあると評価できるだろう。興味があるならば、読んでみてもいい本。

実際には、プロレスじゃあるまいし本書に書かれているほどは、部下思いの著者がベビーフェイスで富永中将ヒール、という簡単ものではなかっただろうが。

出撃のたびに未帰還機が出て誰かが戦死していくような状況では特攻隊を命ずることへの心理的抵抗は少なかった、というのは、著者も富永中将も似たようなものだっただろうし。

戦記としては、簡潔な分、詳細ではなく、それなりの戦記ではあっても特別とまではいえないと思う。

後は、特攻隊を送り出した側の手記にどれだけの価値を見出すか、というところ。

そうしたものでよければ、読んでみてもよい本だろう。

2017-09-22

重力波で見える宇宙のはじまり 「時空のゆがみ」から宇宙進化を探る』

ピエール・ビネトリュイ 著/安東正樹 監訳 岡田好惠 訳

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502027-2

宇宙物理学について書かれた本。

一応は重力波の説明を目指したものだが、重力波に関して書かれたというよりは、そこにいたるまでの宇宙物理学の流れをまとめたもの、と捉えた方がいい。そうしたものでよければ、という本か。

ざっくりとしたまとめだし結構詰め込まれているしであまり分かりやすくはないが、あれこれ書かれていて眺めるだけで楽しい、とは、よくいえばいえる。

理解したい人向けではなく、宇宙物理学のあれこれが書かれていれば楽しめる、という人向き。そう難しくはないが、難しいことは書かれていない、ということでもある。

特別にいい本だとは思わないが、宇宙物理学のまとめでよければ、というところ。

そうしたものでよければ、という本だろう。

2017-09-15

睡眠科学改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』

櫻井武 著

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502026-5

睡眠の脳科学について書かれた本。

一通りのさらっとしたまとめで、悪くはないという本か。読みたければ読んでみても、というところ。

オレキシン作動ニューロンは、覚醒中枢であるモノアミン/コリン作動性ニューロンを活性化させ、睡眠中枢であるGABA作動性ニューロンによって抑制される、というようなことがあれこれ書かれていて、脳科学のとっかかり本としてもよいのではないだろうか。

全体的には、可もなく不可もなく。

特別でもないが、興味があれば、という本だろう。

以下メモ

・ノンレム睡眠時にグリア細胞脳内の老廃物を洗い流している。

体内時計の調節には、同じ時間食事を採ることが有用だ。

・起きているときに酷使した脳の部位がより深く眠る。

2017-09-12

『曲がった空間の幾何学 現代科学を支える非ユークリッド幾何とは』

宮岡礼子

講談社ブルーバックス

ISBN978-4-06-502023-4

非ユークリッド幾何学について書かれた本。

ちょうどほかに読むものがなかったので、一応最後まで見た。読むのでも目を通すのでもなく、見た、という感じ。

内容は、私にはほとんど理解できなかった。

高校生くらいの知識を前提にして、と書かれているが、高校生の知識があったら東大入試問題は全部解ける、くらいの意味なんだろう。

から、全部解ける人向け。

無理でしょ、という人には無理でしょう。

2017-09-01

ユダヤ人起源 歴史はどのように創作されたのか』

シュロモー・サンド 著/高橋武智 監訳/佐々木康之木村高子 訳

ちくま学芸文庫

ISBN978-4-480-09799-6

現在ユダヤ人とされる人々が、モーセに率いられたりダビデ王国住民であったりした古代ユダヤ人の直系の子である、という神話に反駁し、その神話に基づくイスラエルのナショナリズム批判した本。

原著はイスラエルの読者を対象ヘブライ語で書かれているので(本書はフランス語からの重訳)、本書には分かりにくいところや読みにくいところがテンコ盛りであり、現代日本の読者がどうしてもという本ではほぼないと思うが、いろいろと興味深くはあるので、そうしたものでよければ、という本か。

現イスラエルの多分リベラル知識人の少なくとも一人がこういう見方をしている、というだけでも。(ソ連を批判したアーサー・ケストラーに同情的なので、著者は左翼というほどではないのだろうと思う)

興味があるならば読んでみる価値はあると思う。

日本の読者に合っていないというような欠点は、しょうがないといえばしょうがない。著者はおそらく、聖書を開いたこともないなどという読者は想像もしていないだろうし。

ただし、ユダヤ人に改宗者がいっぱいいた、という話は、初期キリスト教の本なんかには出てくるので、それを知らない人は本書も読みにくいだろうというのは、難点ではある。

そうしたものでよければ、という本だろう。

以下メモ

・古代ローマユダヤ教やキリスト教が広まったのは、一夫一婦制の厳格な家族倫理が好まれたからだろう。

・ローマに対するいくつかの反乱の後も、アラブ人による征服の後も、多くのユダヤ人が住む土地から追放された、というようなことはない。

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