小林一茶風日記

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2007-05-08

官僚メディア

魚住昭

角川oneテーマ21

ISBN978-4-04-710089-3

いくつかの事件について書かれた本。

一応、メディアと国家権力との癒着構造にかかわる事件を集めたもの、といえば集めたものだが、割と雑多な読み物で、全体的なテーマはない。「月刊現代」や「AERA」に書いた文章を元にした、ということなので、要するに、雑誌掲載を一冊にまとめたものであり、この著者のファンが買うような本、というところだろうか。

テーマ的には甚だ中途半端だが、別にそういう本ではなく、好きな人にはこれで良いのだろうから、読みたければ読んでみても、というもの。

分類すれば、朝日新聞型の進歩派ジャーナリスト、にはなるだろうから、そういうのが良い人には、という感じだと思うが、昔は良かった、という話が多いような気がするので、昔が良かったのなら進歩主義ではない訳だから、違うかもしれない。昔は北朝鮮の批判は書けなかったので良かった、かもしれないが。

以下メモ

木村建設平成設計が地元九州で使っていた中山構造研究所構造計算と、姉歯元一級建築士の構造計算とでは、使用する鉄筋量に殆ど変わりはなく(元々、九州で使っていたものを示して、この程度で、と姉歯に発注した)、中山構造研究所の構造計算は、法令が定める耐震強度クリアしている。

・メディアは情報が欲しいから検察を叩くことをしないが、逆に、検察はメディアに餌を与え続けるためには、事件を摘発し続けなければならなくなった。

ちなみに、NHK番組改編問題に関して

載っている中川昭一氏への取材メモは、NHK幹部と中川氏が29日に会ったことを記者が誘導的に聞き出したものだが、会合が、番組放送前の29日ではなくて番組放送後にもたれたのであろうことは、朝日新聞の報道後に分かったこととして、著者もそう認めているのだから、本来なら、この取材メモそのものに対するクレディビリティに疑問符が付けられるべきではないだろうか。

少なくとも第三者的にはそうであり、著者はこの取材メモの出所を知っているのだから、違う、と言い切れるかどうかは、やや危うい。

この取材メモに基づいて、29日に会ったのでなくても中川氏がNHKに圧力をかけたと判断するしかない、と誘導的に論じるのは、この取材メモが本物で中川氏がこの通りに言った可能性は高いのだろうものの、少し言い過ぎのように、私には思われる。

しかし取材メモの通りであったとすると、29日の会合にこだわってすべてを台無しにした朝日新聞が、NHK担当者からの必死の内部告発を叩き潰し、自民党を助けた訳だ。安部総理は朝日新聞に恩義を感じているかもしれない。中川氏に恩義を感じているとしても、褒美のポストが政調会長では、少ししょぼいような気もするが。

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