『幽☆遊☆白書』〜仙水と樹の亜空間〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いいたします。

2017年01月13日 (Fri)

古今東西 22:27 古今東西を含むブックマーク

 クラーナハ展の次に絵画展で楽しみなのは、「ティツィアーノとヴェツィア展」「ブリューゲル展」「ミュシャ展」です!

 「ブリューゲル展」はあの『バベルの塔』もやってくるそうで、行列必至(笑)。

 専用の展示コーナーが設けられるかもしれません。

 「バベルの塔」は、紀元前6世紀のバビロンマルドゥク神殿にあった塔「ジッグラト」がモデルになって創作されたと言われます*1

 マルドゥクの「天命の書版」は、聖書に出てくる「十戒」が記された石板のルーツかもしれません。

 アジア由来といえば、昨年の『黄金のアフガニスタン展』に青銅の水盤が出展されていました。

 「第4章 ベグラム」、べグラム(クシャーン朝の夏の都)から出土した「魚装飾付円形盤」です。

 1世紀ごろの作品で、青銅に金の鍍金がされていたらしい水盤です。

 水盤の中央にギリシャ神話の魔女ゴルゴン(メデューサ)がいて周りに魚たちが泳いでいました。魚のヒレや尾は別の素材で作られていて、水の動きに合わせてゆらゆらと動く仕掛けが施してありました。

 「海のない内陸の人々は、このような円盤を見て海を想像していたのだろうか。」とキャプションがついていました。

 この水盤を見て『列王記』に登場する、ソロモンの神殿の入り口にあったとされる「鋳物の海」「青銅の海」と呼ばれている水盤を思い出しました。

また海を鋳て造った。縁から縁まで十キュビトであって、周囲は円形をなし、高さ五キュビトで、その周囲は綱をもって測ると三十キュビトであった。

その縁の下には三十キュビトの周囲をめぐるひさごがあって、海の周囲を囲んでいた。そのひさごは二並びで、海を鋳る時に鋳たものである。

その海は十二の牛の上に置かれ、その三つは北に向かい、三つは西に向かい、三つは南に向かい、三つは東に向かっていた。海はその上に置かれ、牛のうしろは皆内に向かっていた。

海の厚さは手の幅で、その縁は杯の縁のように、ゆりの花に似せて造られた。海には水が二千バテはいった。

(『列王記』(上)第7章23〜26節)

 大きさはだいぶ異なりますが、青銅製で、海や女性をイメージしたモチーフがちりばめられているところが共有しています。アフガニスタンの水盤は墳墓から出土したので、ソロモンの水盤同様に祭祀に関わるものである可能性が高いです。

 この出土品も東西交流の産物なのかもしれません。

 ところで、ソロモンの水盤のすぐそばに神殿があり、その入り口に青銅の柱が建っていました。

 左側の柱がボアズ、右側の柱がヤキンと言いました。

この柱を神殿の廊に立てた。すなわち南に柱を立てて、その名をヤキンと名づけ、北に柱を立てて、その名をボアズと名づけた。

(『列王記』(上)第7章20節)

 それぞれ意味するところはボアズが「熱意、力」、ヤキンは「神は彼を堅固にする」です

 アニメ『機動戦士ガンダムSEED』での最終決戦場になった宇宙要塞「ヤキン・ドゥーエ」は、ヤキンの再来である堅固な要塞という意味合いがあるのでしょう。「ドゥーエ(due)」はイタリア語で「2」ですから。

 ヤキンもボアズも、ソロモンの神殿においては、やはり女性のシンボル(ユリ、ザクロ)に飾られており、豊饒を願うものとして建立されたようです。

 それがアニメとはいえ要塞の名前に使われるとは…聖書の記述者も予想していなかったでしょうね…。

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星矢ND』物語はついに核心へ…! 22:01 『星矢ND』物語はついに核心へ…!を含むブックマーク

 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』、やっぱり紫龍はやってくれました!

 次はいよいよ…蛇遣座、人馬宮の黄金聖闘士という新キャラクターのいずれかが登場するはずです。

 今まで出てきた前聖戦の聖闘士たちは全員、蛇遣座のオデッセウスを信頼しきっています。

 そこで人馬宮の聖闘士はアイオロスがそうだったように蛇遣い座に疑問や不安を持っているのかもしれませんね。

人馬宮のルーツになったケンタウロスは、多くの英雄を育てた高い知性と人物鑑定眼の持ち主で、そして、あえて不死を棄てたという逸話もあります。

 人馬宮の聖闘士は沙織さん・天馬一行に味方してくれるかもと期待しております。

 1月12日の日記でヘルメスアテナは関連が深いと書きましたが、神々も一枚岩ではなく、味方してくれそうな神もいますね。

 クロノスは…ゼウスから支配権を取り戻すために沙織さん達を利用しているようですが(笑)ヘルメスは冥界への案内人、へファイトスは聖衣の修復役を務めてくれそうです。

 そして、アルテミス。人間の若者との悲恋で有名な彼女は、沙織さんと星矢の姿に過去の自分(もしかすると今は斗馬に想いを寄せていたり?)と恋人を重ねて、影ながら力を貸してくれそうです。今でもそうしてくれているとも解釈できます。

 壮大な物語に心が躍ります!

*1:実際の形状はピラミッドに近く、ブリューゲルの丸みを帯びた螺旋階段つきの塔はイスラム教の寺院に付属する塔(ミナレット)からヒントを得たのだと言われています。

2017年01月12日 (Thu)

エルメスララァ 23:59 エルメスのララァを含むブックマーク

 「玉磨かざれば…」とは言いますが、ダイヤモンドが本格的の研磨できるようになったのは15世紀以降のことです。ダイヤに限らず、宝石の研磨はかなり大変なことだったでしょう。

 ふと思ったのですが、鍛冶の神で鎧兜やアクセサリーを作っているへファイトスが重要な神だとされるのは、自然物から美しいものを引き出す、奇跡というか魔術の力を持っていると思われていたのかもしれません。

 同じくギリシャ神話の神であるヘルメスも似た役割を重ねられ、中世錬金術師に崇拝されていました。漫画『ゼロ THE MAN OF THE CREATION』シリーズにも主人公を導く存在として「ヘルメス・トリスメギストス(3倍も偉大なるものヘルメス)」が登場します。

ゼロ 1 (ジャンプコミックスデラックス)

ゼロ 1 (ジャンプコミックスデラックス)

 そういえば、ヘルメスもへファイトス同様に、アテナアフロディーテと縁が深いですね(羨ましい存在です・笑)。

 ヘルメスは物質だけでなく霊魂を導く者(https://en.wikipedia.org/wiki/Psychopomp)の面があり、オルフェウスが妻エウリュディケーを冥界から連れ出そうとした際に同行したりしています。

 『機動戦士ガンダム』のララァ・スンモビルアーマーは「エルメス」ですが、エルメスはヘルメス(Hermes )のフランス語読みです。綴りこそ「ELMETH」とされますが、ファッションブランドの「エルメス」と差別化するためにそうしたのだと思います。

 そのネーミングには、人々の魂を導く存在としての彼女の役割が込められているのかもしれません。

2017年01月11日 (Wed)

ダイヤモンド 23:36 ダイヤモンドを含むブックマーク

 1月10日の日記の続きですが…

 自然物に神性が現われるという考え自体はキリスト教も踏襲しており、「栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 」(『マタイによる福音書』6:29)と言っています。

その美しいものを、キリスト教の神は、他の神々よりも独占したがった…という面はありそうです(笑)。

 『ヨハネによる黙示録』に登場する「新しいエルサレム」は「その都の輝きは、高価な宝石のようであり、透明な碧玉のようであった」(21:11)とし、大量の宝石で飾られているという詳細な描写が続きます。

 ところが、宝石の中でも特にメジャーな「ダイヤモンド」は意外なくらい聖書に登場していません。

 ダイヤモンドの発見は紀元前4〜5世紀といわれています。

語源がウィキペディアなどではギリシャ語の「征服されない」(否定接頭辞 α- + δαμαω)を意味するギリシア語のアダマス (αδαμας) だとされていますが、ダイヤモンドが天然で最も硬い物質で加工しづらく、本当の輝きがあまり知られていなかったためでしょうか。

 それでもこの宝石も古代の人々は特別に信仰していたのだと思います。

 ダイヤモンドは「dia」+「mond」で「神」+「世界」の意味とも解釈できますし。

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2017年01月10日 (Tue)

女神のアクセサリー 23:58 女神のアクセサリーを含むブックマーク

 クラーナハ展に行ってきました!!

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 ドイツルネサンスを代表する芸術家、ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は大規模な工房を開設して絵画の大量生産を行ったり、マルティン・ルターと親友づきあいをし宗教改革にも関与する一方で対立する陣営ともつながりを持つなどビジネスとバランスに優れたセンスを有していました。

 ですが、今回の展示会でのハイライトは展覧会のメインビジュアルのユディトほか、オンパレ、デリラ、バテシバ、サロメ、ヴィーナスやルクレティアといった時を越えて強烈な輝きを放ち誘惑する女性たちのコーナー、「クラーナハと<女のちから> 」です。

 世界10ヶ国以上から結集したクラーナハの美女たちに見惚れました。

 さて、クラーナハの美女たちは容姿もさることながら、衣装やアクセサリーも技術を凝らして描かれ、「女のちから」を持っています。

 特徴的なドレスの「袖」、赤い布地、真珠の縫い取り…これらはすべて古くから「女のちから」の象徴でした。

 色とりどりの宝石がついていたり、黄金の円環が連なっていたりするネックレスも同じように「女のちから」かもしれません。

 英語の「accessory」は、ネックレスやイヤリングなどのいわゆる「アクセサリー」のほか、「共犯者」という意味があります。共に「主に対する副」だからだそうですが、日本人の感覚からすると意外な結びつきに思えます。

 これと関連して『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』における女神アルテミスを守護する女性たちは「月衛士(サテライト)」と名乗っています。日本語で「サテライト」という言葉は「衛星」「衛星放送」のイメージが強いですが、本来の意味は「従者」なのですね。彼女たちはまさにアルテミスの「従者」なのです。

 つくづく言葉は面白いです。

 そもそも「アクセサリー」は古くはもっと大きな意味を持っていたようです。

 古代のギリシャでは「アクセサリー」のことを「κόσμος(Kosmos)」つまり「コスモス」とも呼んでいました。凄いですよね。今では「コスモス」といえば「宇宙」を連想する方が多いでしょう。決して「副」ではありませんよね。

 ホメロスの『イーリアス』では、数々の豪華絢爛なアクセサリーを身に付けた神や女神が登場します。圧巻は、鍛冶の神へファイトスが決闘を控えたアキレウスのために心を込めて鍛えた鎧兜と盾で、これを賛美する長大な描写があります。

 古代のギリシャ人は、こうした美しい装身具に大いなる神性や秩序=コスモスを見出していたようです。鎧兜だけでなくアクセサリーもよく制作したへファイトスが、どちらかといえば地味な神なのに、アフロディーテや優雅の女神カリス(「チャリティ」の語源でもあります)、一説にはアテナなどの重要な女神の夫とされるのには深い意味があるのかもしれません。はるか昔から、男性から女性へのアクササリーのプレゼントがひときわ重要な意味を持っていたのでしょうか(笑)。

 これと対象的なのがキリスト教です。

 聖書ではこんな箇所があります。

あなたがたは、髪を編み、金の飾りをつけ、服装をととのえるような外面の飾りではなく、かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。

(『ペテロ第一の手紙』第3章第3節〜4節)

 物質的な飾りではなく精神的な飾りを重んぜよと女性に説いています。

 これは、キリスト教の独自性の確立と同時に、商売敵(?)である異教の女神、最強の「女のちから」を持つ存在への決別宣言だったのかもしれません。

2017年01月09日 (Mon)

[]蛍さんコメント有難うございます! 23:40 蛍さんコメント有難うございます!を含むブックマーク

(蛍さんコメント)

藤村さんは黒もよくお似合いで、独特のシャープなお美しさが引き立ちますね!

この間のクンドリー役も黒のお衣装でした(⌒∇⌒)

蛍さん、コメント有難うございます!

藤村さんは黒もお似合いですよね♪前のバイロイト音楽祭のクンドリは、黒・赤・白と状況や心のあり方によって衣装の色を変化させてました。

先日のニューイヤーオペラ(1月14日午後3〜5時にEテレで再放送!)のドレスは黒と思いきや…藤村さんの歌を引き立てる見事な演出が入っていました!

2017年01月08日 (Sun)

めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展 22:50 めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展 を含むブックマーク

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誕生から、あの日の直前まで…横田滋さんが大切に撮りためた写真の数々。

どの写真のめぐみさんも明るく元気で、幸せそのものです。

40年という長い長い歳月を経てもなお、めぐみさんを取り戻せないご家族を思うと、一枚拝見するごとに涙が出ます。

これからも拉致被害者とそのご家族にほんの少しでも支援を続けます。

2017年01月07日 (Sat)

藤村実穂子さんのインタビュー動画が発表されています! 16:25 藤村実穂子さんのインタビュー動画が発表されています!を含むブックマーク

Mihoko Fujimura - Suntory Hall 30th Anniversary Video Messages from International Artists

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 時々、「何か藤村さんの新しい動画がないかな〜」と探すのですが、久しぶりに大当たりです!

 インタビューで「サントリーホールという素晴らしいホールがあることの幸せ」を語っておいてです。藤村さんという素晴らしい歌手がおいでなのもとても幸せなことだと思います。

蛍 2017/01/10 23:21 藤村さんは黒もよくお似合いで、独特のシャープなお美しさが引き立ちますね!
この間のクンドリー役も黒のお衣装でした(⌒∇⌒)