日々の研究

2005-10-27 木曜日

リハビリの続き。脳みそに少したまったごみをあえて言葉で整理しようとする。当然、なにか意味のあることにはならないが、少し案らしきものがボツボツ生まれてきた。この段階で議論をしてもらう。ごみがわいてきた。この感じでいくと、明日には、復活できそうな気配である。

問題設定がちゃんとできていないプレ問題たちを膨大にもち、それらがつねに脳みその中で消えたりうまれたり融合したり分裂したりしている。その状態から、自分が考えたい問題が自然と設定されてくるのだろう。今、僕がしたいことは、新しい課題をゼロからたちあげるのでなく、今まで自分がやってきたことを自然にのばすことなので、比較的みやすいはずである。

ある種の計算を長いことやっていないと、勘がにぶって最初なかなかスムーズにできない。こういう経験は、長いこと研究者やっていればしょっちゅうである。ダイアグラム計算にしろ、特異摂動にしろ、なじんでいるときは暗算でやっていたことが、時間がたつと鉛筆で丁寧に書いてもなかなかすすまない。数値計算も同様なことがある。この手のリハビリは簡単で、その計算をとことんすればいい。

今回の頭真っ白事件は、もっとわかりにくいものだった。最近の僕の日記をよんで、キキを思い出した人がいるらしいけれど、「(自分とは違う他人のふるまいを通じて)自分自身をはじめて意識して、考えたいことがわからなくなった」という話ではなく、むしろ、現象としては単純な老化に近いと思う。脳の実質的容量が小さくなって、こなさないといけないことがあふれかえってきたとき、余分なものを格納する領域を削ってしまったのだろう。理論家としての僕にとっては、その余分なものこそが生命線だと思っているのに。

ともかく、明日だ、明日。復活するぜぇ。