メモ

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20071209/1197232409#seemore

ましてや、オープンソースだのネットコミュニティのリーダーとなって、

そこに「人生を埋める」生き方など、たとえ出来たとしても、まっぴらごめんだ。

そりゃ、ほとんど「人柱」でしょ。すこしもうらやましいとは思えない。


だから、ボクは梅田氏に、本来、広がり伸びていく人間の自由な精神を、

堅苦しい枠に閉じこめて殺してしまう、古めかしくかび臭い近代の

呪いを破壊し尽くしたポストモダンを、さらに乗り越えて、

その向こうに新たな理想の生き方を示してくれることを期待した。



しかし彼は、あの、すっかり欠陥商品であることが

バレバレになってしまっている、古めかしい「近代」に、WebとかITとかいう

ペンキを塗り直して持ち出しただけだった。



たとえば、Webは、それまで企業しか持ち得なかった「販売チャネル」を

全ての「個人」に解放したという、ただそれだけの側面を捉えただけでも、

社会的、文化的、経済的に、とてつもなく巨大な革命であり、

その販売チャネルを使って「自分という商品」を売り込まない手はないし、

そうすることで、企業と個人の関係は劇的に変わっていくはずだし、

とうぜん、社会の構造も、文化も、個々人の生き方も、

いままでとはドラスティックに違ったものになっていくだろう。

ほー、と思いつつも。。
確かに人柱にはなりたくない人は多いかもしれないけど、世界がWebとグローバリゼーションによって、つながってしまった結果、世界規模の企業と、人柱になってもいいWebの人たちと勝負しなければならない今、自由に生きられる人は、限られたごく一部の優秀な人にのみ許されていると思う。。