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2015-04-19

「響け!ユーフォニアム」2話を観た。

演出やらなんやらは他のアニメ批評・感想ブログを見ていただくとして。どうしても言及しておきたいところがあったので。

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全国100万人の三つ編みファンの皆様!葵の三つ編みに注目!

三つ編みの表と裏を完璧に描き分けていますよ!

アニメに出てくる三つ編みって、前から見ても後ろから見ても、毛先に向かって外から内側に編まれていることが殆どで。描き分けをきちんとしていることって珍しいのです。葵の三つ編みはゆるく編んでいるので、ちゃんとしとかないと動かしたときに矛盾がバレやすいのかもしれません。

3話以降で編み方が変わっていたら、それはそれで「誰かに編んでもらった」ということになるので、妄想が捗りますね!

というわけで、葵の三つ編みに注目なユーフォニアムでした。

2014-08-12

「アニバタ Vol.9 [特集]けいおん! & たまこラブストーリー」寄稿しました

アニメ・マンガ評論刊行会様の「アニバタ Vol.9 [特集]けいおん! & たまこラブストーリー」に寄稿させていただきました。誘ってくださった id:tatsuzawa さん、ありがとうございました。8月15日〜17日のコミックマーケット(1日目と3日目)に頒布するそうです。詳細はこちらをご確認ください

私は「音が語る『けいおん!』」と題して、放課後ティータイムの音楽描写からみた『けいおん!』の魅力について書かせてもらいました。特に梓を中心にした話題なので、梓ファンの方にはぜひ読んでもらいたいです。

ひと足さきに読ませていただきましたが、188ページにわたって各人の熱量が込められた本だと思いました。自分のがいちばん薄いくらいですよ。編集とDTPのていねいさもぜひ感じ取っていただければ。どうぞよろしくお願いします。

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2014-03-21

「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」を観た。

久しぶりに感想を書いてみる。

  • まず可奈(と春香)をあそこまで追いつめる必要がほんとにあったのかなーと、ちょっと疑問。成長のために壁が必要という考え方はあまり好きじゃないのだ。でも、ラストのライブシーンでそんな疑問はわりとどうでもよくなかった。結論としては満足して劇場を出た。
  • ライブシーンでいちばん嬉しかったこと。アニマス初だと思うのだけれど、集団ダンスシーンでマイクを持って歌ってた。個人的にはかぶせだろうが口パクだろうがマイクだけは持ってて欲しい(ヘッドセット可)派なので。アニマスOP2の子ども時代の千早を見ればわかるとおり、マイクはアイドルの象徴だから。
  • マイクなしのライブシーンだと「本人出演の再現イメージ」にしかみえず、作品全体も「本人出演のドキュメンタリー風フィクション」というメタ的な観かたを強いられるというか。おれだけかもしんないけど。
  • 千早の写真もよかったな。写真というのは今を切り取るものであっても撮った瞬間にはもう過去になる。過去を肯定できるようになったんだなあ。
  • ミリオンライブでの可奈は千早スキーだと思ってたので、はじめ少し混乱した。ミリオンライブ以前の物語と気がついて納得した。
  • HARAPEKO奈緒がメシくえないくらいハードなのね。
  • 可奈が袋からお菓子をこぼすところ、ロトスコープの中抜きみたいなおもしろい動きだったけど誰の仕事だろ?
  • ライブシーンの美希のマイクの持ち方が、口元から常にずらす感じで独特だったのは彼女の癖かしら?
  • Stylipsのみなさんの名前が出てましたが、あそこの事務所は春香的というか赤羽根P的な思想だと思うので(少なくとも表に見えるところは、ね)、ちょっと感慨深かった。

こんな感じかな。アニマスのマイク演出は20話が神だったな。

2013-04-26

「話の飛躍についていけません ―志村貴子『青い花』評論集―」を読んだ。その1

アニメ・マンガ評論刊行会のたつざわさんからお誘い頂いて、ちょっとした文章を書かせてもらった「話の飛躍についていけません ―志村貴子『青い花』評論集―」が届いた。ごく簡単ではあるけれども感想を書いておこうと思う。B5版で約100ページにびっしり中身の詰まった本なのに、ひとことずつで申し訳ない。今日は「第1部 マンガ論」のぶん。

『青い花』から見るマンガ表現論 ――空白の多用や漫符の使用の少なさから見える景色…むったん (@munetakaoi)さん

「空白そのものがメッセージとして、コマの中に描かれている」という指摘が腑に落ちた。空間の形からものをとらえる観かたもある。

理想としての精神、現実としての肉体 ――志村貴子『青い花』論…籠原スナヲ (@suna_kago)さん

恭己と京子でふみを読む!まさに「この発想はなかった」という感じ。バッドエンドに向かっちゃうんでしょうかね。

風に吹かれた種の行方を ――逃走と選択から読む『青い花』…すぱんくtheはにー (@SpANK888)さん

すごくきちんとした論だと思うのだけれど、なぜか「京子」「康ちゃん」「杉本先輩」「あーちゃん」と呼び方が違っていて、そのへんから書いている「人」が滲み出ているところもよかった。自分の心の中の呼び方は「井汲さん」「杉本」だ。

どうにもならない子供が一人 ――井汲京子と演劇『鹿鳴館』…水星 (@mercury_c)さん

部分的なセリフ等からある程度わかるものの、『嵐が丘』や『鹿鳴館』読んどいたほうがやっぱいいのかなあという気になってしまった。むむむ。

溶ける劇場・ユリトピア ――演劇祭から見る『青い花』…小倉浩平 (@tamacko)さん

正直「百合」って何だかよくわからないというかそれほど強い思い入れを持っていないので、興味深く読んだ。百合論以外のところは面白かったし、特に山科先生についての部分は全力で同意。

『青い花』のファンタジー ――「百合マンガ」的規範を越えた先に…きめかわ (@kikimekawa)さん

奥平兄妹について突っ込んで考えたことが今までなかった、と気づかされた感じ。たしかにあれは変だ。志村貴子が変なものを意味もなくフェードアウトさせるはずもないんだ。

『五輪書』から読み解く恋愛漫画の関係性の構造と未来への展望 ――『青い花』に寄せて…我乱堂 (@SagamiNoriaki)さん

なにをどうやったら青い花と宮本武蔵を結びつけると言う発想が出てくるんだろう…。しかし、うん、ふみちゃんはたしかに闘っている。

「良い子」という群の特性と、その発展をあーちゃんに見る…S治 (@esuji)さん

紹介されている作品をことごとく観て/読んでなくてぴんとこなかったですごめんなさい(ゆゆ式は1話よかったので続けて観るつもりです)。でもこういう括りかたはおもしろいと思った。

四姉妹のタイポロジー試論…波野淵 紺 (@nocitponap)さん

自分が男四人兄弟なので、杉本四姉妹の似てない⇔似てる関係はすごくおもしろい。うちは次男と四男が顔も性格も近くて長男と三男はそれぞれ違っているんだが、よその人から見ると共通点がないこともないらしい。そういう意味でも身近でおもしろい視点だった。

「志村フェティシズム」に見る、心の深度。…四条紅羽 (@kureha4)さん

基本的に「手」の話だけでB5版4ページですよ。印象的に「手」が描かれる作品は少なくないと思うのだけれど、『青い花』の「手」は情報量が多い上に頻度も高いということかなあ。

批評でも感想でもない何か(読み飛ばし推奨) ――私と『青い花』…時雨 (@sigure33)さん

こんなパーソナルな話を読ませてくれてありがとうございます、という気持ちです。『センティフォリア』が出てくるのも嬉しい。

鎌倉・江の島訪問記…たつざわ (@tatsuzawa)さん

たつざわさんご本人の記事に限らず、いろんなところに掲載されている江の島周辺の写真が、ほどよい誌面のクッションになっていると思う。ローキー気味でモノクロでも雰囲気がある。

無教養な僕が志村貴子さんの『青い花』を本気で読み返してみた…杉小路武弘 (@suginokouji)さん

なんか読んでてすげえ楽しかった。杉小路さんとふみちゃんを対戦させてみたい。意気投合するかもしれないし。

今日はここまで。「第2部 アニメ論」と表紙、イラストについてはまた今度。4月28日(日)の「超文学フリマ」inニコニコ超会議2で頒布されるそうなので、参加される方、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

2013-02-05

「僕らは今のなかで」を聴いた。

というか最近はずっと聴いている。「ラブライブ!」OP、μ’sの「僕らは今のなかで」が素晴らしい。

疾走感あふれる縦ノリの楽曲に、徹底的に「今」と「未来」だけを向いた歌詞(歌詞タイムのリンク)。それだけでも素晴らしいのだけれど、畑亜貴らしいなあと思った仕掛けがFullバージョンでもTVサイズでも最後に一度だけ出てくるフレーズ。

僕らは今のなかで

輝きを待ってた

μ's・作詞:畑 亜貴『僕らは今のなかで』ランティス 2013年

「待ってた」。曲中で唯一の過去形。つまり歌の中での「今」も「未来」も、歌の最後ではもう過去になってしまった。彼女達の瞬間を見事に切り取ったといえるんじゃないだろうか。

ラブライブ!の圧倒的なスピード感は、京極監督だけでなく花田十輝だけでなく、関わる作り手すべてによって生み出されているのだと思う。

<おまけ>

「僕らは今の中で」ではなく「僕らは今のなかで」なのはどうしてか、考えると楽しい。