2016.6.15
トゥールーズからミュンヘンに来る。通常は機内の右側の窓からアルプス山脈がよく見えるのだが、今回は雲がかかってほとんど見ることができず残念だった。空港には、友達のティナがいつものように迎えに来てくれていた。彼女とは４０数年の付き合いであり、少なくとも女房は、毎年、ミュンヘンに来て、泊めてもらったり、食事をご馳走になったり、オペラや展覧会に行ったり、観光させて貰ったりしている。彼女とは、私と女房がミュンヘンで暮らし始めたころからの付き合いで、安アパートの一つのフロアーを４部屋に分割したところに住み、彼女とは隣同士であった。我々はともに貧乏な学生だったので、お互いに助け合った間柄である。そしてその後も交流が続いているのである。彼女は、今では一流の建築士であり、建築事務所を運営している多忙なキャリアウーマンである。
女房はいなくなったが、今回も、世話になることになった。忙しいのに、彼女は女房のかわりに、昼の１２時までしか食べられない、私の好きな白ソーセージを食べに付き合ってくれたり、女房といつも行っていた、ミハエル・エンデも行っていた、レストランにも付き合ってくれたり、家では料理をつくってくれたり、また、光と陰のスペインの画家「Sorolla」展に連れて行ってくれたりした。
私は、彼女が仕事している間、昔、ティナ達と住んでいたアパート（写真,縦横修正不可）、女房と毎年行っていたオクトーバービール祭り会場、ホーフブロイハウス、英国庭園、市庁舎の仕掛け人形、女房がかって世界的に有名なドイツの児童文学者エーリッヒ・ケストナーと会った大衆飲み屋などがある大通り「レオポルド道り」などを、まだあるのか、変わっていないのかなどと見て歩いた。しかし、東京などと違って、一年ではどこもほとんど変わっていなくてほっとした。
ただ、建物の塗装や修復がやたらに多いのが気になったが、ティナがいうには、ゼロ金利なので、銀行に預けるより、建物に金を掛けて投資した方がいいのだということであった。
今年の１０月には、ティナが前々から希望していた日本旅行をようやく実現することになる。二週間の予定であるが、これから二人で綿密に打ち合わせることになる。女房の分までサービスしなければならないことになるが、これまでのこともあるから、できるだけ楽しんでもらうようにしたいと考えている。
Muenchen
Nach Toulouse flog ich nach Muenchen. Meine Freunde, Tina hat mir im Flughafen abgehohlt. Tina kennen ich und Tazuko ueber 40 Jahren. Wir waren damals Studenten und hatten nicht genug Geld, und hatten in Zimmern nebenan in einer 5. Stock-Wohnungsflaeche gelebt. (im Photo) Sie ist Architektur und Geshaefsfuehrer von Architekturbuero. Jedesmal wenn wir Muenchen kommen, uebernachten wir bei ihr und wurden immer freunlich empfangen. Dafuer danken wir immer. Nun endlichmal kommt Tina im Oktober zu Japan, darauf ich und Tazuko lange erwartet haben.
