人生いろいろ、Tシャツもいろいろ

恒例の夕方6時の安倍晋三による電波ジャックが発生した。
内容はいつものように空疎である。この人、何回「革命」
と言ったのだろう。共産党か?あ、共産党委は謝る。こんな
阿呆と一緒にしてごめんなさい。

どんな言い訳しても「我が逃走」解散でしょう。もりかけ問題、
終わっていませんから。国民への丁寧な説明はいつしてくれる
んだ?

一方で先般から噂されていた小池新党。やっぱり百合子ちゃんが
党首なんだね。党名は「希望の党」だって。どこに「希望」がある
んだろう。北朝鮮による拉致被害者を踏み台にしてのし上がった
おばはんが合流するんだろう?

なんの大義もない解散に600億円使ってんじゃないよ。ったく。

『捨てられないTシャツ』(都築響一:編 筑摩書房)読了。

社会人になってから2回の転職をして、3か所の編集事務所に勤め
た。事務所勤めのころはそれなりの服装で通勤していたが、フリー
になってからはどこへ行くにもジーンズにTシャツ。

外出着として着倒したら部屋着やパジャマ替わりに着る。そうし
て遂にボロボロになったら雑巾に。

そうやって、何十枚ものTシャツを捨てて来たのだが、どんなに
ボロになっても捨てられないものや、買ったまま袖を通すことも
出来ずに取ってあるTシャツがいくつかある。

襟ぐりが伸び切って穴もあいているのに捨てられないのは一時期
はまった「BOY LONDON」というブランドのTシャツ。ライブ
ハウス通いをしていた20代の頃、よく着ていたので思い出深い
のもあるんだよね。

このブランドの時計やバッグ、財布も愛用していたが、残っている
のは着れなくなったTシャツと財布だけ。財布は傷だらけになった
今でも愛用している。

袖を通すことが出来ずに箪笥の肥やしになっているはロシアの
プーチン大統領の写真がプリントされたTシャツだ。

プーチンTシャツは何枚か持ってはいるのだが、写真プリントだけに
恐れ多くて着用出来ない。しかもその写真が「プーチンさんの夏休み」
で上半身裸で釣りをしているのだもの。お土産でもらった品ではある
のだが、時々箪笥から取り出して眺めているだけ。

本書は有料メールマガジンに連載された記事をまとめたもの。様々な
業界の人の「捨てられないTシャツ」70枚が、Tシャツの思い出以外
にも持ち主の人生がダイジェストで語られている。

虐待の過去を語る人、一家離散の家族歴を語る人、引きこもり時代の
思い出をTシャツに見る人。70枚のTシャツには70人それぞれの生き
て来た道がある。

それにしても一様にサブカル色が濃い人たちばっかりだなぁ。サブ
カルに少々距離を置いている私としては食傷気味だった。

本書が取り上げているのはTシャツだけれど、他にも愛着があって
捨てられないモノってあると思うんだ。私の実家には20年以上使い
続けている扇風機がまだ現役で活躍している。

これは愛着ではなくて母曰く「最近の扇風機より涼しい」という
実用的な理由なんだけどね。