広島キノコ雲は火災が原因?

 有名なこの(←)キノコ雲。「ピカドンの直後発生した」と原爆記念館にも表示されてるし、今迄それにクレームが付いたことはなかった。でもこの写真は、「直後では有り得ない」、と原爆を開発した米ロスアラモス国立研究所が今年5月に明らかにした。「写真の規模の雲が直後にできたとすると、広島の原爆とは比較にならない威力が必要」で、だから、この写真は、原爆数時間後の「火災による煙の柱」なのだと言う。僕は「実際そこに居なかった人がそんな事言うのは幾ら何でも失礼だろう。オバマ大統領が来る前に、原爆被害を過少にみせる為に言ったに違いない」とも思ったが、でも、過去の過ちは率直に反省するお国柄のアメリカが、そんな事はしそうにない。「日本の原爆の語り部たちが当時の状況を間違いなく再現している」と考えるほうが間違っていたに違いない。犯罪捜査だって、当事者の記憶に頼りすぎると間違えるし、精神病にも「虚偽記憶症候群」てのがある。僕も、「自分が子供の頃、一人で電車に取り残されて怖かった」のを鮮明に覚えていたのだが、ある時その記憶と全く重なる写真を見つけてビックリした。父と一緒に動物園に行った時に撮ったのらしく、どうも取り残されて云々は、後日この写真を見た僕が自分で自分のおとぎ話を作ってしまい、それを本当の事、と勝手に信じていたようなのでありました。だから、多分、語り部達も、記念館で見つけたこの写真が、知らぬ間に、自分の話の中に入ってしまったのでしょうと理解される。そろそろ、あの戦争で本当にあった事は何なのか、学問的に追及する時期に来ているのだと思う。原爆だけでなく、韓国の慰安婦とか中国の南京虐殺とかも含めて。当事者の記憶に頼らない、本物の歴史を残して行かなければいけないのだろうと思うけど、日本人にそれが出来るかどうか、、、ね。
P.S.こっちが本物らしい→(追記:2017.1.24)