satolog このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-10-04

容疑者Xの献身

suspectX公式サイト東野圭吾原作、西谷弘監督、福山雅治柴咲コウ北村一輝堤真一品川祐、真矢みき、松雪泰子、ダンカン、長塚圭史金澤美穂益岡徹林泰文渡辺いっけい。理数天才同士の知的死闘というのはストーリーの表層的テーマで、むしろオーバードクター問題など、この国における知的エリートの社会的不遇とかに連なりそうな社会派推理サスペンス。

不遇の数学天才、堤真一は、「悲しみが乾くまで」のベニチオ・デルトロを彷彿させ、挫折した知的エリートという役回りも似ている。テレビドラマシリーズのホスト役で一応の主演の物理天才福山雅治を押しのけて実質主演。

殺人隠蔽のカラクリ自体は、かなり天才らしからぬツッコミどころあり。殺した相手が簡易宿泊所の客なら、ややこしいことしなくても単純に川に沈めればいいだろうに。鍵もバーナーで指紋を焼いたついでに溶かすなりして跡形もなくすればよい。世の中、行方不明者ってざらにいるんだから。警察はそんなに熱心に捜してくれないと思うぞ。

なのに、なんでまた・・・。大体、宿泊所のおかみさんに気付かれたらどうするんだよ。これ、よく見ると、ホームレス通りに不自然に荷物だけポツンと置かれているシーンがある。

そもそも年齢が違いすぎるし、顔潰しても骨相学を駆使すれば、砕けた骨まで修復してCGで大体の顔付きは再現できる。顔違い過ぎてこりゃまずいだろう。それから血液型どうやって同じと判断したんだろう。毛髪だって簡易宿泊所だから色々な髪落ちているはずだし、一致したからといって即断できない。警察の鑑定そんなに甘くないと思うぞ。

結局残った見所は不遇で絶望した孤独な数学天才をめぐるほのかな生きる希望の悲しき一人相撲の物語。やってはならないことした。慕ってくれていたお嬢さんが事実を知ったら悲しむよ。その点で物理天才福山雅治も過ちを犯した。数学天才堤真一も論理的じゃなかった。予告編通り福山が「愛」を理解できなかったためだろうか。

Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログへ

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/satohhide/20081004/1223122985