新銀行東京のwin-winなビジネスモデル発覚

新銀行東京元行員ら7人逮捕 融資金5000円詐取(産経) 調べでは、青木容疑者らは共謀の上、リフレックスに営業実態がなく融資の返済能力がないのに、過去の売り上げを4倍に水増しした虚偽の決算書などを新銀行東京池袋出張所に提出し、融資を申請。平成18年9月中旬、リフレックス名義の口座に融資金約5000万円を送金させて詐取した疑い。融資金の大半は返済されず、アシスト社に流れたとされる。青木容疑者は融資の際に自ら手数料を要求し、100万円を受け取っていたという。
これ、はからずも、半年以上前に書いた「半年つぶれない会社と半年でつぶす会社」の絵に描いたような実証例になってしまった。要するに、
「そりゃ、融資する側だってノルマ達成があるから、お互い様だろうし、それに・・・」ということに本当になっていた。文字通りwin- winなビジネスモデルが確立されていたわけだ。ブローカーも本当にいたんだな。
だけど、これ氷山の一角だろう。私のような者にも噂で耳にしたくらいだから知っている人は知っていて、盛大に行われていたと思う。それに逮捕されたのは契約社員の元行員というけれど、出身は大手銀行。こういうノウハウも大手銀行は持っているということだろうからさすが奥が深い。
で、この契約社員だけじゃなく、新銀行東京の幹部だって・・・知らなかったワケないよな。
それから、この逮捕、多分、新銀行東京への追加出資を可決、400億円投入(日経)とか資本注入、新銀行東京も対象と石原氏=菅氏は問題視(時事)という一連の新銀行東京延命策への牽制球とも思える。ということは、まだまだこの類のネタは捜査当局の中で用意されているとも取れる。
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