日経平均はドル・ベースでは先進国で一番回復している

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 9/2号は「沈みゆく日本」だそうだが、株式市場をドルベースという共通の尺度で見ると、そうでもない。
リーマン・ショック直前の2008年9月12日の日経平均終値は1万2215円だった。当時の円ドル・レートだと1ドル107円76銭ぐらいだったので、ドル換算の日経平均は113.35ドル。
今はといえば今日の28日の終値日経平均1万534円、為替は1ドル=93円83銭なので112.27ドル。 ドルベースでは99%なので日本株はもう戻ったのと同然だ。
同じ日のリーマンショック前のニューヨークダウは10917ドル、今は27日の終値でまだ9581ドル。ダウはまだ88%弱しか回復していない。
一方のJapan's economy A hollow recoveryと書いたエコノミスト誌のお膝元イギリスのFTSE100の指数は5,416.70で今は4,890.60。ドル換算すると7700ポイントだったのが、今ではで7018で、回復度91%。
要は共通尺度で見れば、日経平均が一番回復度が高い。
少なくとも英米からfading Japanとかhollow recoveryなどと言われる筋合いはない。東証は取引の6割程度は外国人投資家によるもので、外国人投資家は基本的にドルベースで損得を考えるから、実は日本の株式市場が先進国で一番評価されていることになる。「沈むゆく日本」を買っている外国人投資家はバカなのか、雑誌の編集者たちがバカなのか。
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